ウォークスルークローゼットのある間取りで生活を快適に。マンションの図面も紹介

ウォークスルークローゼットのある間取りで生活を快適に。マンションの図面も紹介

海外の映画やドラマなどでウォークスルークローゼットを見たことがある人も多いと思います。見た目がおしゃれで収納しやすいウォークスルークローゼットは、多くの人にとって憧れの存在です。

今回は、ウォークスルークローゼットを導入する方法を紹介するとともに、ウォークインクローゼットとの違いについて解説します。

ウォークスルークローゼットとは

ウォークスルークローゼットとは、通路の機能を併せ持った収納スペースのことです。出入り口がふたつあるのが特徴で、それぞれ別の部屋に通じています。

生活動線を重視しているため、出入り口には扉を設置しないケースも多く、扉の代わりに、のれんやロールスクリーンなどを設置することもあります。

ウォークインクローゼットとの違い

ウォークインクローゼットとの違い

ウォークインクローゼットにも人が入ることはできますが、室内は行き止まりになっており、通り抜けることはできません。このふたつの違いの定義は、ウォークインクローゼットの出入り口はひとつですが、ウォークスルークローゼットにはふたつあるということです。

ウォークスルークローゼットのある間取りにリノベーションしたマンションの事例

ここでは、普通の間取りだった中古マンションを、ウォークスルークローゼットを取り入れたレイアウトにリノベーションした事例を間取り図を参考に紹介します。

ふたつの部屋からダブルアクセスできるウォークスルークローゼット

ふたつの部屋からダブルアクセスできるウォークスルークローゼット

寝室とリビングのふたつの部屋からアクセスできるウォークスルークローゼットは利便性抜群。行き止まりのない回遊性のある動線のおかげで、家事や仕事の効率もよくなります。玄関にはシューズインクローゼットもあり、収納にこだわった間取りです。

玄関から寝室に通り抜けできるウォークスルークローゼット

玄関から寝室に通り抜けできるウォークスルークローゼット

1LDKのこの部屋は、玄関のすぐ隣に大容量のウォークスルークローゼットを設置。玄関から寝室まで通り抜けできるレイアウトのおかげで、帰宅後の動線もスムーズです。クローゼット内にはハンガーパイプだけでなく可動棚スペースも配置。

さまざまなものを1箇所にまとめて収納できるため、室内はシンプルにすっきりと過ごせます。また窓が付いているため、採光もバッチリです。寝室とウォークスルークローゼットの間にはドアもなく、回遊性にもこだわっています。

玄関からリビングまでの廊下がウォークスルークローゼット

この家には玄関と裏口のふたつの出入り口があり、裏口側から入ると、リビングまでの廊下がウォークスルークローゼットになっています。シューズインクローゼットも裏口に設置してあるから、玄関から入るお客さんの目には入りません。

このように、広めにつきにくい廊下部分をウォークスルークローゼットにすれば、スペースに無駄がなくなるためおすすめです。

ウォークスルークローゼットのメリット

ウォークスルークローゼットの魅力は何といっても高い機能性にあります。ふたつの出入り口を設けることで、余計な動きが減り、家事や生活をしやすくする動線をつくれます。狭い住宅に住んでいる人にウォークスルークローゼットはおすすめです。

また、移動スペースと収納スペースを同時に確保できるので、限られた面積を賢く利用できます。自分の生活スタイルに合った動線内に配置すれば無駄をなくすことができ、利便性もアップ。整理整頓の習慣も自ずとも身につきます。

扉を設けないことが多いので、換気しやすく、湿気がこもりづらいです。大切な衣類がカビてしまうといった事態を防ぎやすくなります。おしゃれな雰囲気を出せることもメリットのひとつです。お店のディスプレイのようにインテリアとして魅せる収納を楽しめます。

ウォークスルークローゼットのデメリット

ウォークスルークローゼットは人が通り抜けるスペースが必要になるため、ウォークインクローゼットと比べると収納量は少なめです。移動スペースが充分でないと動きが取りにくくなり、魅力が半減してしまいます。

設置する場所にも注意が必要です。家事動線を検討したうえで設置しないと、かえって無駄な動きが増えることになり、効率が悪くなってしまいます。

また、浴室や洗面所の近くに設置すると湿気による影響を受けやすくなるため、十分な換気が欠かせません。衣服にカビが生えないように、充分な湿気対策を取る必要があります。

これらのデメリットを解消するには、自分の生活スタイルを把握することが大切。自分にとって効率のいい動線や収納の量を考えて、設置する場所やスペースを慎重に検討しましょう。

ウォークスルークローゼットを作るときのポイント

ウォークスルークローゼットを設置するにあたっては注意しなくてはならないことがあります。設置場所や広さによって使い勝手が大きく異なるので注意が必要です。ここでは、ウォークスルークローゼットを設置するのに適した場所と失敗を避ける方法について紹介します。

通り抜けできる通路幅を確保する

通り抜けできる通路幅を確保する

ウォークスルークローゼットは、廊下のような通路としての役割も担います。奥行きが狭いと、通路として機能しなくなるだけでなく、収納できるものも限られるため、大変不便です。人が通れる幅を目安とし、必要幅は最低でも1.5mは確保したほうがいいでしょう。

棚やハンガーパイプを備え付ける場合は、収納するもののサイズを事前に確認し、寸法を決めましょう。何畳なら問題なく通り抜けできるかといったことを考えながら設置することが大事です。

2畳では狭くて通れない場合も。 おすすめは3畳以上

通常のクローゼットであれば2畳の広さで十分ですが、クローゼットの中を通り抜けるにはギリギリの広さです。できれば3畳以上の広さを確保しましょう。4畳ほどの広さがあれば、通路と収納の両方のスペースをしっかり確保できます。

足元に物を置かずに済むように棚を設置する

足元に物を置かずに済むように棚を設置する

効果的な収納術は、ウォークスルークローゼットに棚を設置することです。全面に収納棚を設置し、部分的にハンガーパイプを取り付けるなどすれば、いろんなものを見やすく収納できます。

床に物を置き始めると何でも置くようになってしまうため、収納場所を決めて整理整頓を心掛けることが大切です。

どこに作るかは使い方から決める

ウォークスルークローゼットのメリットを最大限に活かすには、自分がどのような使い方をしたいのかを明確にすることが大事です。使い方を決めてから間取りを決めれば、設置する場所もイメージしやすくなり、設置してから後悔することもなくなります。

帰宅時に便利|玄関とリビングの間

玄関とリビングの間に設置すれば、帰宅したときにコートや傘などをスムーズに収納できるため便利です。帰ってきてすぐに部屋着へ着替えることができるため、花粉やウイルスを部屋に持ち込みたくない場合などにも効果的。

ゴルフや釣りなどの趣味を持っている人は、帰宅後すぐに用具をクローゼットに収納することができるため、部屋の中が散らかる心配もありません。

起床・就寝時に便利|寝室と洗面所の間

ウォークスルークローゼットのデメリット

寝室と洗面所をウォークスルークローゼットでつなぐことで、夜寝る前の準備や、寝起きからの切り替えがスムーズにできます。布団から出てすぐに服を着替えることができ、そのまま洗面所で身支度を整えて家から出られるため、短時間で生活リズムをつくることが可能です。

また、就寝時も洗面台からクローゼットでパジャマに着替えてそのまま寝室に直行できるため、手間がかかりません。

ただし、洗面所やお風呂などの水回りの近くにクローゼットを置くと、湿気がこもりやすいため、換気扇をつけるなどの湿気対策が必要です。乾燥機を取り付けるか置くなどの対策が必要です。雨の日には洗濯物を乾かすランドリールームとしても活用できます。

家事に便利|リビングとキッチンの間

キッチンの近くにウォークスルークローゼットを作り、棚を設けることで、パントリーとして活用できます。食材などを取り出しやすくなるため、家事の効率もアップ。

子供がいる家庭だと、リビングが散らかりやすくなりますが、キッチンの近くに収納スペースを設けることで家事の合間に片付けがしやすくなり、手間と負担が軽減されます。

共用のものをまとめられる|部屋と部屋の間

ふたつの子ども部屋の間にウォークスルークローゼットを設けることで、子どもの衣服や荷物をひとつの場所にまとめられるため、家事の負担も軽くなります。

子ども部屋と大人の部屋をウォークスルークローゼットでつなぐことも可能。普段使わない物や布団を整理でき、小さな子どもにも目が届きやすくなります。

ウォークスルークローゼットのリフォーム費用相場は20万~50万円程度

ウォークスルークローゼットのリフォーム費用相場は20万~50万円程度

ウォークスルークローゼットへのリフォームにかかる費用は、状況や工事内容、大きさによって大きく変わります。既存の部屋をそのまま活用する場合と、新しく部屋を作ってリフォームする場合では、工事の規模や内容が異なるからです。

既存の押し入れからリフォームする場合、壁を取り壊したり動かしたりする必要があるため、費用は約20万〜50万円ほどかかります。通路の両面に収納を設置する場合の費用は一般的に40万円前後です。可動式の棚やハンガーパイプを取り付ける場合は、さらに追加コストがかかります。

和室からウォークスルークローゼットにする場合、畳をフローリングに張り替え、補強工事をする必要があるので、約80万円ほどの予算確保が必要です。予算オーバーしないように、どこまでリフォームするのか考えましょう。

ウォークスルークローゼットで住宅の利便性をアップ

住宅にウォークスルークローゼットを設置すれば、利便性や、収納の通気性がアップします。効率的な動線を確保できるため、生活の質も上げることも可能です。ただし、設置場所やスペースの確保には注意が必要。

自分のライフスタイルをきちんと把握することで、効率のいい動線を確保できます。予算を考慮しながら、ウォークスルークローゼットの導入を検討してみしょう。

公開日 2020年12月11日
更新日 2023年3月22日

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