キッチンの床はタイルが正解?床材選びとそれぞれの特徴、人気のフロアシートを使ったリメイクまで解説

キッチンの床はタイルが正解?床材選びとそれぞれの特徴、人気のフロアシートを使ったリメイクまで解説

キッチンの床は、油や水で汚れたり、食器などを落として傷つきやすい場所です。今回は傷んできたキッチンの床の張り替えや、キッチン全体のリフォーム時の床選び、さらに自分でできる床のDIY方法を解説します。

キッチンに使われる人気の床材4種と、それぞれのメリット・デメリット

キッチンの床材としてよく使われる素材にはいくつか種類がありますが、掃除のしやすさや耐久性、快適さなど、それぞれに特徴があります。人気の床材4種のメリット・デメリットについて紹介します。

フローリング(無垢・複合)

ダイニングの床材と統一しやすいメリットがあるフローリング。複合フローリングは耐久性に優れ、防音機能に配慮したものも
ダイニングの床材と統一しやすいメリットがあるフローリング。複合フローリングは耐久性に優れ、防音機能に配慮したものも

キッチンの床材として広く普及しているフローリング。最近はダイニングとキッチンが一体となったLDKの間取りが多いので、床材の質感も合わせて統一感を出せるのがメリットです。フローリングには無垢フローリングと複合フローリングがあります。

無垢フローリングは天然の木材のみで作られ、木が持つ色や質感そのものを感じることができます。複合フローリングは合板の表面に化粧板が張ったもので、一般的な住宅の多くで採用されています。化粧板も最近では木材ではなく、特殊加工された化粧材が張り付けられているものも多く登場しています。

耐久性があり、傷・汚れにも強い

特殊加工された化粧板シートが張り付けられた複合フローリングは耐久性に優れ、汚れや傷に強いのがメリット。木目柄をはじめ、一見したところフローリングに見えない石目柄や大理石風、タイル風など、さまざまなインテリアに合わせられます。機能面でも、防音に配慮したものや床暖房がつけられるものなど、ライフスタイルに合わせて選ぶことが可能です。

ワックスがけなどのメンテナンスが必要

無垢材フローリングには吸水性があるので、汚れや水はねを吸着しやすく、放置するとシミの原因になります。定期的なワックスがけなどのこまめな掃除や手入れが必要で、傷や汚れの対策は必須です。

クッションフロア

水回りの床材に適したクッションフロア。適度な弾力性が足腰の負担を軽減する反面、家具の跡が付きやすいデメリットも
水回りの床材に適したクッションフロア。適度な弾力性が足腰の負担を軽減する反面、家具の跡が付きやすいデメリットも

クッションフロアとは、塩化ビニール樹脂でできた床材のこと。裏側に薄いクッションが貼り付けられています。吸水性がないため、水や油はねがシミになりにくいのが特徴です。トイレや洗面所など水回りの床としてよく採用されます。

適度な弾力性が、食器の破損防止や足の負担軽減に

クッションが張り付けられているため、柔らかい感触のクッションフロア。適度な弾力性があり、足腰が疲れにくく、家具などの跡がつきにくいメリットがあります。中には防カビなど機能性にすぐれたものもあります。手ごろな価格で導入できるので、コスト重視であればクッションフロアがおすすめです。

熱や薬剤に弱く、フローリングとの境目が目立つ

塩化ビニール樹脂は、熱や薬剤に弱いのがデメリット。耐久年数がそれほど長くないので、定期的な張り替えが必要です。素材上、どうしても質感という点では見劣りしてしまうため、高級感を出したい人には不向きです。LDKの間取りでリビングがフローリングの場合は、床材の境目がくっきり分かれてしまいます。

タイル

インテリアにこだわりがある人に人気なのがタイル素材。カントリー調のテラコッタタイル、高級感のある大理石調のタイルなど、好みのインテリアに合わせてさまざまな演出が可能です。リビングダイニングとの雰囲気を統一させたい場合もおすすめです。

家具を置いても凹まない強度がある

タイルはデザインの豊富さや見た目の高級感など雰囲気のよさはもちろん、機能面でも優れています。硬い素材なので傷がつきにくく、家具を置いても凹まない強度があります。耐水性に優れ、油や水などの汚れにも強いのが特徴です。

継ぎ目が多く、浸水しやすい

タイル独特の「継ぎ目」には目地部分に水や汚れが溜まりやすく、定期的な掃除の必要がある。ひび割れがあると床下の水漏れに
タイル独特の「継ぎ目」には目地部分に水や汚れが溜まりやすく、定期的な掃除の必要がある。ひび割れがあると床下の水漏れに

タイルには継ぎ目があるので、目地部分に汚れがたまりやすいのがデメリットです。目地のひび割れがあると隙間から水が染み込み、床下に水漏れする可能性があります。夏はひんやりと涼しいのですが、冬は冷たく感じるのでスリッパやキッチンマットが必須です。

最近では、クッションフロアと同様に塩化ビニール樹脂で、見た目がタイル状になっているクッションフロアという素材も人気。タイルの見た目にしたいものの、硬さや冷たさが気になる人におすすめです。

コルクタイル

コルクタイルは、コルク樫の樹皮からつくったコルクチップをワックスなどで固め、タイル状にした建材のこと。適度なクッション性があるので、長時間キッチンで立って作業しても疲れにくいのが特徴です。衝撃を吸収するので、食器を落としても割れにくいメリットがあります。マンションの場合は階下に音が響きにくいのも嬉しいポイントです。

自然素材ならではの保湿性、調湿性

弾力性のある質感なので、夏は裸足でもさらりとして快適、冬はほんのり暖かく感じられます。断熱性もあるので、冬の寒さも和らげます。自然素材ならではのすぐれた保湿性や調湿性のほか、耐水性も高く、水をこぼしてもさっと雑巾で拭くだけという掃除のしやすさも魅力です。

紫外線に弱く、変色しやすい

多機能でメリットが多いコルクですが、天然素材のため費用が高額になります。最近は白に着色したものなども登場していますが、色の濃淡を選ぶ程度しかバリエーションがなく、高級感を出しづらいのもデメリットです。また紫外線に弱く、日光を浴び続けると変色してしまいます。キッチンに窓がある場合は注意が必要です。

《おすすめ》キッチンマットの併用

キッチン対応フロアマット イアン2 GY 45X120 (ニトリ公式通販 ニトリネットより)

傷や汚れが気になるフローリングの汚れ防止として、デザインにバリエーションがないコルク素材に遊び心をプラスする要素として、硬さや寒さが弱点のタイル床には厚みのあるマットで温かみや柔らかさを……。それぞれの素材のデメリット面は、キッチンマットを使用することでカバーできます。

キッチンマットは汚れやすいので、まめに洗濯が必要になりますが、中には水拭きができる素材のキッチンマットもあります。ニトリの「お手入れ簡単 水拭きできる キッチン対応フロアマット」は、置いてもずれにくく、汚れても拭くだけ、ハサミで簡単に切れてサイズ調整ができるなど高機能。デザイン展開も豊富です。

キッチンの床材を選ぶ際のポイント

主な床材の特徴が分かったところで、次は実際にリフォームする際にキッチンの床材を選ぶときのポイントです。掃除のしやすさやデザインの統一性、快適性などの面から解説します。

①掃除のしやすさを考える

キッチンの床は水や油で汚れやすい。掃除のしやすさも重視しながら、滑りにくさなどの安全面も考えて選ぶことがポイント
キッチンの床は水や油で汚れやすい。掃除のしやすさも重視しながら、滑りにくさなどの安全面も考えて選ぶことがポイント

キッチンは油や水滴が飛び散り、汚れやすい場所。毎日使う場所なので、手入れが面倒だとストレスになります。汚れを気付かずに放置して、シミになったり変色してしまうことも考えられます。汚れがつきにくいかどうか、掃除がしやすいかなど、事前にそれぞれの素材の特徴をよく調べる必要があります。

掃除のしやすさと合わせて考えたいのが使い勝手。動きやすく、転びにくいことが重要です。一日の調理のたびに使う場所で、長時間立ち作業になることもあります。片付けや配膳などを含めて、動きが多い場所でもあります。できるだけ足腰への負担が少ない素材かどうかも考慮しましょう。

②デザインを統一する

キッチンの床材は、リビング・ダイニングに合わせた色やデザインを選んで。食器棚のトーンや質感と合わせると統一感が出せる
キッチンの床材は、リビング・ダイニングに合わせた色やデザインを選んで。食器棚のトーンや質感と合わせると統一感が出せる

最近の住宅ではリビング・ダイニング・キッチンが一体となったLDKの間取りが増えています。統一感を持たせるためには、既存のリビング・ダイニングのインテリアに合わせた色やデザインを選びましょう。リビング・ダイニングの床や壁、家具などのトーンや質感に合わせてキッチンの床も選ぶと違和感なく馴染みます。

キッチンの床の色やデザインは、キッチンそのものとバランスが取れていると洗練された印象になります。食器棚などの既存家具との相性も考慮しましょう。キッチン全体、部屋全体のコーディネートを考えて床選びをすることをおすすめします。

③キッチンを快適にするために

キッチンの床には、便利な設備や機能を導入することでより快適なキッチンになります。作業効率が上がって調理の時間が楽しくなります。

床下収納の設置を検討する

床下収納で、キッチンのスペースを圧迫しない収納を増設。湿気がこもりがちなので、調理器具や湿気に強いストック食材の収納に

キッチンの床をリフォームするときは、床下収納も検討しましょう。頻度の少ない調理器具、ストック食材などを収納する場所として便利な床下収納。食器棚を追加するとキッチンのスペースを圧迫しますが、床下収納ならキッチンの空間をそのままに、収納場所を増やすことができます。

床下収納は、蓋を閉めた状態では中身が見えないというのが特徴。隠したいものを収納しておくのもおすすめです。蓋の枠に金属を使うことが多く、床に僅かな段差ができるので、縁の汚れはこまめに掃除してください。床下なので涼しい環境ですが、湿気がこもりやすいので、湿気に強いものを収納しましょう。

床暖房で足元を温かく

底冷えしやすいキッチンで長時間作業する人には床暖房がおすすめです。床暖房はエアコンと比べるとホコリが立たず、空気も汚れないので、換気が必要最小限で済み、暖かい状態を長時間保つことができます。初期費用や、修理費用がかかるのが難点ですが、張り替えリフォームのタイミングで検討しましょう。

ただし床材によっては床暖房に適さないものも。さらに床暖房はキッチンの床一面に取り付けるので、床下収納とは両立できません。導入を検討する際は、床暖房に対応している床材かどうかを含めてチェックしましょう。

便利アイテム「フロアシート」でリメイクも可能

床にはニトリのフロアシートを貼りました。幅が狭くてつぎはぎにしなくちゃならないのがなんだかなぁ…ってかんじ。それ以外は気に入っています。
sayapyon22xoxo さんのインスタグラムより

キッチン床のリフォームには、それなりの規模の工事と費用が発生します。イメージを少し変えたいもののリフォームするほどではない、あるいは賃貸物件でリフォームできない場合におすすめなのが「フロアシート」を使った床のリメイクです。透明タイプ、木目タイプ、柄タイプなどバリエーションも豊富。油や水で汚れたらさっと拭いて掃除ができ、劣化してきたら交換できる、便利なアイテムです。

ニトリの「貼ってはがせるフロアシート」は、自由にカットしてサイズ調整でき、簡単にDIYできる床用シートで、上質な質感と扱いやすさから人気の商品です。表面はしっかりと防水や傷防止の加工がされていて、キッチンはもちろん、リビング・ダイニングといった広い面積に採用してもおしゃれです。

キッチン床のリフォームで悩んだら、床材の特徴やメリット・デメリットを比較しながら、ライフスタイルに合うものを見極めましょう。部屋全体のコーディネートや、床暖房や床下収納などについても、キッチン床のリフォーム実績のある業者に相談することをおすすめします。

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公開日 2020年9月24日
更新日 2020年10月22日

#リフォーム

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