NK麹町コータース 1階|「半蔵門」駅徒歩6分。「番町学園通り」沿いに位置。区立小学校至近。都心では珍しいペット3匹まで飼育可能。1SLDK角住戸
NK麹町コータース- 11,990万円(税込)
- 84.75m² (1LDK+S)
東京都千代田区三番町 7-10
多くの料理好きが憧れるシステムキッチン。優れた機能性で日々の家事負担を軽減し、おしゃれな空間で料理を楽しめる人気の設備です。ここでは、システムキッチンの基礎知識やリフォーム時の費用相場、正しい選び方などを紹介します。
ICコンロやガスコンロが一体化しているキッチンを「ビルトインコンロ」、反対にそれぞれが独立しているタイプを「テーブルコンロ」といいます。システムキッチンはビルトインコンロの一種で、近年主流となりつつある調理設備です。ここでは、システムキッチンと一般的なキッチンの違いをご紹介します。
システムキッチンとは、シンク・コンロ・調理台・作業台・キッチン収納が一体化したビルトインコンロの一種です。それぞれに調理天板(ワークトップ)という一枚板を被せてつなぐため、表面に継ぎ目がなく、高さも一定となります。
従来のキッチンは、シンクやコンロが独立した「セパレートキッチン」が主流でした。しかし、各設備を個別購入する必要があったり、高さが水平にならなかったりと、さまざまな問題を抱えていました。システムキッチンはこれらの問題をカバーし、快適な調理環境を提供できるのが魅力です。
システムキッチンは各設備・部材を組み合わせて設置するため、キッチンスペースの間口と同じサイズにできます。さらにワークトップがあるため、設備・部材間に隙間ができず、床に水が飛び散ったり染みこんだりする心配がありません。
また、システムキッチンのサイズ・デザインはメーカーによって異なります。コンロ・キッチン収納・調理台など、設備や部材ごとに色やデザインを指定できるため、お部屋との統一感を意識して組み立てることも可能です。カスタマイズ性にも優れており、調理台の下部に食器洗い乾燥機をはめこんだり、ガスコンロをICクッキングヒーターに変更したりと、設備・部材単位で自由に選べるのが魅力です。
デザイン性と利便性に優れるシステムキッチンですが、さまざまなメリット・デメリットがあります。システムキッチンの設置を検討する際は、ぜひ以下の内容をご覧ください。
・工期が短い
・デザインや機能が豊富
・メンテナンス性に優れる
・キッチン収納が充実している
システムキッチンはユニットバスと同様、工場で製造された設備・部材を組み合わせて設置する既製品です。部材一つひとつをその場で組み立てるわけではないため、従来のキッチンリフォームに比べると、工期が短い傾向にあります。サイズを自由に選べるほか、デザインの種類が豊富なのもメリットのひとつです。多種多様な色・材質の部材があるため、好みのキッチンが簡単に見つかるでしょう。
また、搭載している機能もメーカーによってさまざまです。例えば、最新のシステムキッチンは、特殊な表面加工を施した部材を採用し、汚れが付きにくく掃除も簡単な仕様となっています。加えて大容量のキッチン収納や、タッチセンサーで吐水・止水を操作する水栓金具など、調理の作業効率を高める機能が満載です。調理やお手入れが快適になるため、日々の作業が楽になるでしょう。
・リフォーム内容次第で大がかりな工事がともなう
・設置費用が割高
・サイズによっては使い勝手が低下する
いちばんのデメリットは、高額な設置費用です。通常のキッチンをシステムキッチンに取り替える場合、必要に応じて追加工事が発生します。例えば、床下の給排水工事やガス配管工事、電気工事などです。排水のために床の勾配を調整したり、外から専用の電気配線を引き込んだりと、大がかりな工事をともなうケースもあります。その結果、設置費用が高額化する傾向にあります。
またシステムキッチンのサイズによっては、使い勝手が悪くなります。「キッチンは広い方が良い」と思われがちですが、作業台が広いと、その分だけ通路が狭くなるものです。設備・部材の汚れを掃除する際にも、通路が狭いと作業しにくいでしょう。したがって、システムキッチンのサイズは、床面積とのバランスを考慮して決めることが大切です。
システムキッチンには、「I型」「II型」「L型」といった数種類のタイプが用意されています。レイアウトによって見た目や使い勝手が異なるため、その特徴をしっかりと把握することが大切です。ここでは、システムキッチンの主な種類を紹介します。
I型システムキッチンとは、コンロ台からシンク台までを一直線にレイアウトしたキッチンを指します。もっとも一般的かつ人気のレイアウトで、主に対面キッチンなどで採用されています。最大のメリットは、狭いスペースでも無理なく設置できることです。住宅の構造上キッチンスペースが限られる場合は、I型システムキッチンがおすすめといえます。
ただ、作業台などの設備が一直線に並ぶため、作業動線が長くなりがちです。床面積が狭ければ狭いほど動きづらく、使い勝手も低下します。さらにI型システムキッチンは、良くも悪くも「普通のキッチン」という印象が拭えません。デザイン性重視の場合、後述する「アイランド型」や「ペニンシュラ型」をおすすめします。
II型システムキッチンは、コンロ台とシンク台を分け、平行に並べたタイプのキッチンです。「セパレート型キッチン」とも呼ばれるタイプで、真上からみた際にキッチン全体が「II」の形にみえるため、こう呼ばれています。最新のII型システムキッチンは、1本の調理台にコンロ、もう1本の調理台にシンクを搭載したタイプが主流です。
II型システムキッチンのメリットは、作業動線が短くなることです。I型の場合、シンク~コンロ間を横移動しますが、II型は体の向きを変えるだけで済みます。さらに冷蔵庫の配置場所を工夫すれば、“(※)ワークトライアングル”を簡単に作れるのも魅力です。基本的な作業スペースが広いため複数人で調理しやすく、機材配置もしやすい利点があります。
また、調理台がセパレートしているため、2つのキッチン収納(キャビネット収納)を利用できます。特に壁側の調理台は壁面収納が使えることから、収納スペースをより確保しやすくなるでしょう。
ただし、II型システムキッチンにはセパレート型ならではのデメリットもあります。例えば、シンクで洗った食材をコンロへ運ぶ際、床に水が垂れやすい点が難点です。そして、I型に比べて要求スペースが広くなるため、住宅によってはII型システムキッチンを設置できない可能性もあるため注意が必要です。
(※)ワークトライアングル……冷蔵庫・コンロ・シンクを結ぶ三角形の作業動線のこと。正三角形に近いほど作業効率が向上する。
L型システムキッチンは、コンロ台とシンク台をL字型にレイアウトしたキッチンを指します。住宅の角を利用するのが一般的で、角部分のデッドスペースには大きめの調理器具や食器を置くことができます。スタイリッシュな見た目から、近年人気が高まっているシステムキッチンです。
最大のメリットは、コンロとシンクを結ぶ作業動線が短いことです。体をひねるだけでシンクとコンロを使いわけられるため、II型システムキッチンよりも利便性に優れます。ただ、キッチン本体が比較的高価なこと、ある程度のキッチンスペースが必要などのデメリットもあります。
コンロ台とシンク台をL字型に配置し、さらに配膳台などのキッチンカウンターを並べたタイプをU型システムキッチンといいます。スペースの中央を囲う形で“コの字型”になるのが特徴で、その見た目からU型に分類されます。
U型システムキッチンは、キッチンスペースの床面積をより確保でき、作業動線も短くなるのが特徴です。移動範囲が最小限に留まるため、家事もスムーズになるでしょう。また、おしゃれで独立感のある見た目のため、デザイン性重視でキッチンを選びたい方にもおすすめできます。2つの角部分はデッドスペースとなりますが、そこに収納棚や機材を設置可能です。アイデア次第でさまざまな使い方ができます。
アイランド型システムキッチンは、「アイランド=島」という名の通り、調理台が島のように独立したタイプを指します。I型やII型とは違い、壁に接しないため、開放感あふれるキッチン空間に仕上がるでしょう。対面キッチンにするのが一般的で、ダイニングとの間に仕切りがなく、家族とコミュニケーションを取りやすいのもメリットです。
デメリットは、大きく分けて2つあります。ひとつは、収納スペースが少なく、調理器具や食器を置ける場所が減ってしまう点です。もうひとつは、広い設置スペースが必要なことです。これまでご紹介したシステムキッチンの中でも、もっとも要求スペースが広く、設置できる住宅は限られます。
ペニンシュラ型システムキッチンは、2つの調理台の左右どちらかが「ペニンシュラ=半島」のように突き出ているタイプを指します。たびたびアイランド型システムキッチンと混同されますが、調理台が完全に独立しているタイプがアイランド型、左右一方でも壁に接するタイプがペニンシュラ型と分けるのが基本です。
ペニンシュラ型システムキッチンは、壁側にコンロを設置することで、油汚れや匂いの充満を防止できるメリットがあります。完全なオープンキッチンではないものの、十分な開放感が得られるのが特徴です。ただ、アイランド型同様に収納スペースは少ないため注意しましょう。
ワークトップの材質には、ステンレスや大理石、ホーローなどの種類があります。それぞれの特徴を理解し、最適な材質を選ぶことが大切です。ここでは、ワークトップの主な材質についてお話しします。
ステンレスは、キッチンのワークトップにおけるもっとも一般的な材質です。耐水性・耐熱性・耐久性に優れるほか、表面の汚れが落ちやすく、日々の掃除も楽になります。材質自体も比較的安価で、コストパフォーマンスに優れる材質といえるでしょう。
ただ、ステンレスは汚れに強い一方、傷には弱い側面があります。それをカバーするため、最新のシステムキッチンでは、ワークトップの表面に細かい凹凸を付ける「ヘアライン加工」や「エンボス加工」を施したものが増えています。ステンレス唯一の弱点である耐傷性を最新技術で克服した形です。コストパフォーマンスを重視する方は、ぜひ選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
人工大理石は、ポリエステル樹脂やアクリル樹脂が原料の人工素材です。キッチンのワークトップをはじめ、お風呂の浴槽や洗面台などにも使われています。「大理石」とあるものの、基本的に天然石の成分は含まれていません。各種原料を型に流し込んで成形・着色し、大理石のような質感に仕上げたものを人工大理石といいます。
天然の大理石に比べ、人工大理石は耐水性・防汚性に優れます。万が一食品や調味料をこぼしても、一拭きで綺麗になるのがメリットです。ただ、耐火性が低い点や、研磨剤入りのクレンザーやナイロンタワシで磨くと、表面が白っぽくなる点には気をつけましょう。また、色や柄のバリエーションが豊富なほか、柔軟性があるため表面が割れにくいメリットもあります。低コストで“大理石風”の質感が楽しみたい方におすすめできます。
人造大理石とは、粉砕した大理石をセメントや樹脂で形成した半人工素材のことです。防汚性・耐火性・耐水性・耐衝撃性に優れ、多少雑に扱っても、ほとんど劣化がみられません。人造大理石のワークトップには「アクリル系」と「ポリエステル系」の2種類があり、日本では「タカラスタンダード」や「トクラス(旧YAMAHA)」、「LIXIL」などが同素材のワークトップを製造・販売しています。
人造大理石はいわば、天然の大理石をベースとした加工素材です。高級感あふれる明るい色合いと、天然素材ならではの風合いが同時に楽しめます。デザイン重視のキッチンを希望する場合、最有力候補のワークトップ素材といえるでしょう。
天然石は“無添加住宅”などに使われる素材で、主に御影石を使用します。人工素材にはない重厚感や質感が楽しめるほか、模様一つひとつの表情が異なるため、世界でひとつだけのキッチンスペースが手に入るでしょう。
御影石のワークトップは、花崗岩(かこうがん)の一枚板を使用するのが一般的です。御影石は輸入品が中心で、輸送コストの関係から、本体価格が高価になります。非常にデザイン性の高いワークトップといえるでしょう。
日本では見慣れない方も多いかもしれませんが、ホーロー製のワークトップも販売されています。ホーローとは、金属下地にガラス質の“うわ薬”を焼き付けたもののことです。金属と鋳物、それぞれの特性を兼ね備える素材で、耐水性・耐火性・防汚性に優れます。
加えて耐久性が高く、スチールタワシで表面を磨いても、ほとんど傷が付きません。他の材質に比べ、掃除やお手入れも簡単です。日本では、タカラスタンダードが高品位なホーロー製ワークトップを取り扱っています。
設置機材を自由にカスタマイズできるのが、システムキッチンの大きな特徴です。ここでは、シンク・コンロ・蛇口・レンジフードを選ぶ際のポイントについて解説します。
シンクは「素材」「サイズ」「設置方法」の3点から選びましょう。水回りの素材は、抗菌性に優れるステンレスが主流です。ただ、近年はさまざまな材質のシンクが登場しています。例えば、鋳鉄をホーロー加工した「鋳鉄ホーローシンク」、プラスティック樹脂が原料の「樹脂系シンク」など、その選択肢は豊富です。
シンクのサイズは、洗い物の量に合わせて選びます。ご家族の人数が多い場合、頻繁に洗い物が出ると想定されるため、やや大きめのシンクがおすすめです。シンクが狭いと食器がかさばり、排水溝と重なってしまうことが多くなるでしょう。
設置方法は、キャビネット上に設置する「オーバーカウンター方式」、キャビネットと水平に設置する「フレーム方式」、カウンターとシンクが一体となった「一体方式」があります。
システムキッチンのコンロは、「ガスコンロ」や「IHコンロ」が一般的です。それぞれの特徴は以下の通りです。
・ガスコンロ:高火力調理が可能で、ほとんどの調理器具が使える。お手入れが大変。
・IHコンロ:火の回りが早く、お手入れも簡単。火力はガスコンロに劣る。
それぞれ一長一短ありますが、「火力」と「メンテナンス製」の2点を比較して選ぶのがおすすめです。特にIHコンロは、火力がガスコンロに劣ったり、IH対応の調理器具しか使えなかったりするデメリットがあります。このほか、材質や火口の数、グリル機器の性能面などに注目し、最適なコンロを選びましょう。
蛇口(水栓)にはさまざまな種類があり、水の出方や本体形状、吐水・止水方式が異なります。とりわけ本体形状は重要です。シンクを洗う際に手が当たらないか、水の出方は丁度良いかなど、関連メーカーのショールームに足を運び、実物で使用感を確かめましょう。蛇口の良し悪しは、水回りの使い勝手に影響します。各メーカーの製品を比較し、もっとも適した蛇口を選びましょう。
レンジフードとは室内の空気の入れ替えを行うキッチン用換気設備のことで、正確には「シロッコファン」といいます。本体の羽根を回転させて調理時に排出される煙や匂い、蒸気を集め、ダクトから屋外に排煙する仕組みです。レンジフードには、「ブーツ型」「スリム型」「フラット型」の3種類があります。各タイプの特徴をみていきましょう。
「深型」「スタンダード型」とも呼ばれるタイプで、もっとも一般的なレンジフードです。基本的な排煙性能が高く、形状もシンプルで、キッチンのデザインを問わずに合わせやすい特徴があります。ただ、フード部分や羽部分にホコリや油汚れが溜まりやすいため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
別名「薄型」と呼ばれる最新型のレンジフードです。スタイリッシュかつスリムなデザインで、近年人気のタイプです。スリム型の特徴は、換気扇とフード部分が一体化していることです。内部の継ぎ目や溝をなくすことで、お手入れしやすい構造となっています。
「平形」と呼ばれるレンジフードで、本体が薄く、コンパクトな形状が特徴です。本体の縦方向の長さが短いため、天井が低かったり、キッチンスペースが狭かったりする場合でも設置できます。
フロアキャビネットとは、シンク・コンロの下部にある収納スペースを指します。扉の開閉方法には「開き扉」「引き出し式」の2種類があり、それぞれ使い勝手が異なります。おすすめは引き出し式で、奥側の調味料や食器などをスムーズに取り出せるのがメリットのひとつです。
また、扉の数も大切な要素のひとつです。収納スペースが細かく分かれている場合、扉の数も多くなります。そうなると必要なものを一度に取り出せなかったり、作業動線が長くなったりする可能性があります。さらに引き出し式の場合は通路にも一定のスペースが必要になるため、間取りを考慮して選びましょう。
システムキッチンは、コンロやシンクなどの基本設備に加え、調理がより快適になるオプション設備も追加できます。ここでは、用途に合わせたオプション設備の選び方をご紹介します。
システムキッチンでは、食器棚をオプション設備として追加できます。キッチンと食器棚を同じメーカーで揃えることで、統一感のあるキッチン空間に仕上がるでしょう。収納スペースが格段に増えるほか、調理器具や家電などを置くこともできます。デザイン重視のキッチンであれば、優先的に追加したい設備です。
食器洗い洗浄機は、システムキッチンにおいて、もっとも人気の高いオプション設備です。キャビネットにビルトイン(埋め込み)するタイプが主流で、余計なスペースを取らない点が魅力です。乾燥機能を搭載する製品もあり、洗った食器は、そのまま食器棚に収納できます。食器洗い洗浄機があるだけで、家事の負担を大きく軽減できるでしょう。
キッチンスペースに設置したゴミ箱は、意外と邪魔になるものです。床に置かないビルトイン式のゴミ箱は、調理時にゴミが発生しても、足元のゴミ箱に捨てるだけで済みます。その都度移動する手間がなくなり、作業効率が大きく向上するでしょう。また、外からゴミ箱が見えないため、清潔感あふれるキッチンに仕上がるのも特徴です。
現在は、さまざまな住宅設備機器メーカーがシステムキッチンを製造・販売しています。豊富な種類のなかからどれを選べば良いか悩む方も少なくありません。こちらでは、システムキッチンの人気メーカーとリフォーム費用の目安をご紹介します。
タカラスタンダードは、耐熱性・耐水性に優れる「ホーロー製システムキッチン」が人気のメーカーです。ワークトップ・扉・キャビネット・レンジフードなど、至るところにホーロー加工を施しており、見た目も高級感があります。
ハイグレードモデルの「レミュー」、スタンダードモデルの「リテラ」や「エマージュ」、リーズナブルな価格帯の「フェスカ」や「マッチ」など、製品バリエーションが豊富です。なお、リフォーム費用は40万~70万円が目安となります。
大手衛生陶器メーカーのTOTOですが、システムキッチンも多数取り扱っています。本格志向にこだわるメーカーで、現在は「ザ・クラッソ」と「ミッテ」の2シリーズのシステムキッチンのみ展開しています。
TOTOのシステムキッチンのリフォーム費用は、30万~80万円が目安です。古くから水回りの設備・機器を手がけるメーカーだけあって、ユニークな水栓機器・水栓システムを採用しています。例えば、水の黄ばみ・ヌメリを抑制する「きれい除菌水」や、「箒(ほうき)」のように水が広がる「タンクスイッチ水ほうき水栓LF」、シンクの傾斜を3度に設定した「すべり台シンク」など、他メーカーのシステムキッチンには見られない特徴があります。
クリナップは、日本で初めてシステムキッチンを開発した住宅設備機器メーカーです。リフォーム費用は40万~100万円が目安で、ほとんどの製品のワークトップに高品位なステンレスを採用しています。耐熱性・耐水性・防汚性・防臭性に優れ、非常に使い勝手の良いシステムキッチンに仕上がっています。
とりわけ「クリンレディ」「ステディア」「セントロ」などの主力モデルでは、キャビネット部分もステンレスで構成されています。またオプション設備もユニークで、ガスコンロとICクッキングヒーターを同時使用できる「ハイブリッドコンロ Dual Chef(デュアルシェフ)」なども提供中です。これらのオプションを追加したら、調理時の利便性も大きく向上するでしょう。
シンプルながら意匠性の高いデザインが人気のLIXILのシステムキッチン。他メーカーに比べてリーズナブルな価格の製品が多く、リフォーム費用も30万~50万円程度に収まるケースが多く見られます。おすすめの製品は、インテリアとの調和を重視して設計された「シエラ」シリーズです。デザイン性と機能性のバランスが良く、大容量の収納スペースや排水溝の汚れを自動洗浄する「くるりん排水口」など、随所に使い勝手を向上させる仕組みが取り入れられています。
Panasonicでは、家電メーカーらしい多機能かつ高性能なシステムキッチンを販売しています。使う方の目線に立った住宅整備・機器の開発に力を入れており、ユーザーの「あったら良いな」をさまざまな機能で実現しています。
例えば、シンクとカウンターの隙間をなくした「スキマレスシンク」、コンロの火口を3列に並べた「トリプルワイドガス・トリプルワイドIH」など、利便性を高める機能が多数搭載されています。設置する製品によりますが、リフォーム費用は60万~120万円が目安です。
ハウステックのシステムキッチンは、キッチンスペースに合わせて自由にレイアウト・カスタマイズできるのが特徴です。ワークトップはもちろん、キャビネット本体や収納扉などのデザインを細かく指定できるため、オリジナリティあふれるキッチンに仕上がります。
とくに「カナリエ」という主力製品が人気で、カウンターの高さを1cm単位で指定できるなど、他社製品にはない魅力があります。なお、リフォーム費用は40万~70万円が目安相場です。
システムキッチンの設置は基本的に大がかりな工事となるため、費用が高額になりやすい傾向にあります。こちらでは、少しでもコストを下げたい方へ向け、リフォーム費用を安くするコツを2つほどご紹介します。
「高すぎて手が出せない!」と思ったら、システムキッチンの機能やグレードを下げてみるのもひとつの方法です。住宅機器メーカーが販売するシステムキッチンは、ハイグレードモデル・スタンダードモデル・ローグレードモデルと、製品別にグレード分けされています。希望製品が予算オーバーの場合は、ひとつ下のグレードにすると購入できるかもしれません。
展示品やアウトレット品は、通常購入品よりも安く販売されています。リフォーム会社や住宅機器メーカーのショールームに足を運び、お得な製品がないか調べてみましょう。場合によっては、激安価格で買えることもあります。ただ、アウトレット品は、通常購入品と保証期間が異なるケースもあります。長く使っていく予定なら、保証期間についてもしっかりと把握しておきましょう。
公開日 2020年8月19日
更新日 2023年3月22日
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