ローレルコート三番町 6階|「市ヶ谷」駅徒歩7分。静謐と品格が息づく、三番町の私邸。専有面積135㎡超、広々28帖LDK。陽当たり良好・収納充実のゆとりある住戸
ローレルコート三番町- 51,990万円(税込)
- 135.28m² (3LDK)
東京都千代田区三番町 7-6

テーブルやデスク、本棚、チェストなど、天然木で作られた家具には、定期的なお手入れが必要です。日常的に使用している中での表面の汚れや傷は、メンテナンスすることでダメージを最小限におさえることができます。木材のお手入れ方法は主にウレタン塗装(ポリウレタン仕上げ)とオイル塗装(オイルフィニッシュ)の2種類。それぞれの特徴や方法について紹介します。
ウレタン樹脂で木の表面をコーティングして仕上げる方法を、ウレタン塗装またはポリウレタン仕上げといいます。ウレタン樹脂でコーティングされ、木の表面がつるつるしています。木そのものの質感は少々薄れるものの、ウレタンの膜で覆われていることで傷に強いのがメリット。
水分も染み込みにくいので、水気にも強く、さっと拭き取ることができます。補修や塗り替えには専用の技術が必要なので、自分ではなかなかメンテナンスできませんが、塗装は比較的長持ちするので、頻繁にお手入れすることが難しい家庭におすすめです。
オイル塗装、オイルフィニッシュは、ナチュラルなオイルを木の表面になじませる方法です。家具の表面に植物性のオイルを浸透させて仕上げ、自然塗装とも呼ばれます。コーティングがないので傷がつきやすいことや、汚れを放置するとシミになりやすいのが弱点。一方で、木の質感や風合いを残すことができるので、独特な木の手触りや自然なツヤを楽しめるのが魅力です。
使っているうちにオイルが抜けていくので、こまめにお手入れが必要ですが、きちんとメンテナンスすることで長く家具を使い続けることができます。メンテナンスを繰り返すうちに、木の風合いが変化し、色が少しずつ変わってくる楽しみもあります。

無垢材とは、一本の丸太から削り出した板のこと。家具はもちろん、フローリングの床(無垢床)にも使われる素材で、木そのものの質感や風合いを感じられるのが魅力。ナチュラル志向の人々から注目されている人気の素材です。薄くスライスした木を接着剤などで張り合わせる合板とは違い、化学物質が使われていないのでより心地が良い素材といえます。
一方で、天然の木から作られているので傷や汚れがつきやすいデメリットがあります。水滴や汚れを放置すると無垢材に浸透し、カビや腐食の原因にも。デリケートなのできちんとお手入れが必要です。木が持つぬくもりや優しい肌触りなどを感じられるよう、オイルを使ってメンテナンスしましょう。水や汚れをはじき、傷から守るためにオイルメンテナンスの方法について紹介します。

木の表面には、目に見えない汚れが付いているので、まずは木の表面の汚れを拭き取ります。さらに表面を滑らかにするためにヤスリがけをして汚れを落としましょう。やすりがけは、木目の方向に沿って行うのがポイント。木目に逆らったり、いろいろな方向に動かすと余分な傷が付いてしまい、表面が逆にザラザラしてしまいます。やすりがけを終えると表面の汚れや傷がなくなり、ツルツルになります。

使用する紙ヤスリ(サンドペーパー)は目の粗さが異なる複数の種類を用意しましょう。紙ヤスリは目の粗さによって番号が付けられていて、数字が小さいほど目が粗くザラザラしています。「#」で表記され、#200、#400、#800という順で目が細かくなるという仕組みです。
ホームセンターなどで購入する際は、この番号を参考にしてください。やすりがけをする際は、目の粗い紙やすり→目の細かい紙やすりの順で使うのがコツ。木の表面が少しずつ整っていき、最終的にオイルが馴染みやすくなります。
やすりがけをしていくと、木の表面が薄く削り取られ、オイルで保護されていない部分があらわになってきます。木の表面の汚れが少しずつ落ち、細かい木の粉が大量に出てくるので、固く絞ったふきんを使って水拭きして、木粉を取り除きましょう。

最後の工程、オイルを塗る段階です。布にオイルをつけて表面になじませます。使う布は使い古したふきんや雑巾、あるいは捨てる前のTシャツなどを再利用してもOK。目が細かく柔らかい素材が扱いやすくおすすめです。塗り方はやすりがけのときと同様に、木目の方向にそって塗っていくのがコツ。
あまり時間をかけずにまんべんなくオイルが行きわたるように、まんべんなく塗ります。塗りすぎたオイルは最後に拭き取ります。オイルを塗るときは、エアコンや扇風機などの風が直接当たらない場所で行いましょう。風が当たるとオイルが固まってしまいます。全体にオイルが行きわたったら、10~15分置いた後に乾拭きしましょう。
オイルを染み込ませた布は、太陽光が当たると自然発火する危険があるので注意が必要です。布を水に浸して置いたり、太陽光を通さない袋に入れて捨てるなど、十分に注意して扱いましょう。
極端に乾燥した環境では、反りや割れが発生する場合があります。無垢材家具を設置する場合には、エアコンの風が直接当たる場所などは避けることをおすすめします。
コップについた水滴やテーブルにこぼしてしまった飲み物など、水分をそのままにすると水シミができる場合があります。コースターを使用したり、乾拭きして水気を取るなどの手入れが必要です。なお、変色や劣化の原因となるため、アルコールを使用した除菌は控えましょう。
紫外線の影響による色褪せや変色を避けるため、直射日光があたる場所に設置するのは避けた方が良いでしょう。設置場所によっては、カーテンやブラインドを使用して直射日光が当たらないようにご配慮ください。
ホームセンターに行くとさまざまな塗料が販売されています。次に、無垢材のお手入れにおすすめのオイルとワックスを紹介します。ワックス塗料もオイルと同様に木の質感を損なわずに仕上げることができます。
オイルのように木に浸透しませんが、表面にとどまって汚れや傷から守ってくれるもので、オイルよりもべたつかず、さらりとした仕上がりが特徴的。中にはオイルを配合して扱いやすくしたり、液体やペースト状で塗りやすくなっているものもあります。
無垢材用のオイル塗料として人気があるオスモカラー。ドイツ生まれの自然塗料で、主成分はひまわり油。その他、大豆油やあざみ油といった天然の植物油をベースに作られている塗料です。自然由来のものなので無垢材との相性も抜群です。
化学物質を使用しておらず食品と同レベルの安全性が魅力です。塗ってから数時間ほどで乾いてしまう速乾タイプ「エクスプレス」も。時間がないとき、早く乾かしたいときには便利です。価格がやや高めであることがデメリット。塗装する面積によっては費用がかかります。
同じくドイツのメーカー、リボス。主成分は天然の亜麻仁油で人や無垢材に優しいオイル塗料です。自然塗料の中にもアレルギーを起こす成分を持っているものもありますが、リボスのコンセプトは、「健康に害のある成分は、天然物でも使用しない」こと。アレルギーが気になる人でも安心して使うことができる自然健康塗料です。
さらっとした質感なので徒党しやすいのが特徴。オスモカラーと比べると費用は約半分程度でリーズナブルなのがメリットです。針葉樹の無垢材には「メルドス」、広葉樹の無垢材には「アルドボス」など、素材によって最適な塗料があるほか、乾燥時間が早い「ビボス」など、多彩な種類が展開されています。
価格重視で選ぶなら日本製のユーロワックスオイルがおすすめ。主成分は、亜麻仁油と桐油にヒバ油をブレンドした天然植物油、蜜蝋ワックスといった自然素材。防腐剤を含んでいないので子供部屋の家具にも安心して使うことができます。重ね塗りができ、一部のみを整えて塗り重ねるという方法も可能。
さらりとしていて塗りやすく、撥水性も十分です。最大の特徴はやはり価格。オスモカラーと比べると3分の1程度なので、こまめにメンテナンスをしたい人も気兼ねなく使え、コスパを重視したい人にはおすすめです。
無垢フローリング床のよさを生かす自然素材のワックスとして人気なのが未晒し蜜蝋ワックス。蜜蝋(みつろう)とは、ミツバチの巣に使われているもので、ミツバチが体内から分泌したロウのこと。もうひとつの成分は一番搾りの荏胡麻油。これを未晒し(無漂白)の蜜蝋とあわせたものが未晒し蜜蝋ワックスです。
溶剤などの添加物は入っておらず、蜜蝋と荏胡麻という自然原料だけでできていますが、優れた撥水性があり、防腐の役割も。適度なツヤが出るのも特徴です。ペースト状なので慣れるまで塗る方にコツが必要ですが、比較的効果が長持ちするので、それほど頻繁にメンテナンスする必要はありません。

食用油を使用する際は、荏胡麻油がおすすすめです。メンテナンスに向いている油は乾性の油。乾きがよく適度にツヤが出て、最近では一般的なスーパーでも取り扱っているところが増えてきました。食用の油を使うときも使用方法はその他のオイル塗料と同じ。まんべんなく塗ってからしっかりと乾拭きしましょう。
きちんとメンテナンスをすることで長く使える無垢材の家具。お手入れをすることで長持ちはしますが、普段から気を付けていても完全に汚れや傷を防ぐことはできません。多少のシミがついても、それを“味”と受け止める余裕も必要。オイルが抜けたテーブル天板もそれなりに味があります。経年変化を楽しみつつ、メンテナンスをし、長く付き合っていきましょう。
LogRenoveでは、都心に位置するリノベーション済みのマンションをご案内しています。リノベーションマンションの中には、無垢材フローリングにこだわった施工をしている物件もあります。物件探しの際にはぜひご参考にしてください。
公開日 2020年11月28日
更新日 2025年11月20日
ローレルコート三番町 6階|「市ヶ谷」駅徒歩7分。静謐と品格が息づく、三番町の私邸。専有面積135㎡超、広々28帖LDK。陽当たり良好・収納充実のゆとりある住戸
ローレルコート三番町- 51,990万円(税込)
ホームズ羽根木 3階|「東松原」駅徒歩5分の静謐、羽根木エリアに佇むレジデンス。南向きで陽当たり良好な角住戸
ホームズ羽根木- 12,990万円(税込)
シビタス原宿 4階|「原宿」駅徒歩8分。「新宿御苑」・「明治神宮」徒歩圏内。トレンドも自然も、暮らしにゆとりも。陽当たり良好な最上階・ルーフバルコニー付き南西角住戸
シビタス原宿- 21,990万円(税込)
シェトワ白金台 5階|「白金台」駅徒歩2分。白金台の気品を纏う、静謐なる私邸。新耐震適合マンション。25帖超のLDK、ルーフバルコニーのある陽当たり良好な最上階南西角住戸
シェトワ白金台- 16,990万円(税込)
緑が丘シティハウス 1階|「自由が丘」駅徒歩10分。憧憬と利便が叶う、自由が丘ライフの理想郷。閑静な住宅街に佇む低層レジデンス。全居室に採光あり
緑が丘シティハウス- 12,990万円(税込)
マンションの共用部分と専有部分とは?トラブルを防ぐルールや保険について解説
リノベーション基礎知識スケルトンリフォームの費用相場と事例を紹介!リノベーションとの違い・デメリットは?
リノベーション基礎知識リノベーションとは?意味やリフォームとの違い・費用・施工事例を紹介
リノベーション基礎知識中古マンション購入の流れと契約時の注意点!工事期間についても解説!
リノベーション基礎知識不動産売却の方法|失敗せずに家や土地を売るために知っておきたい基礎知識
リノベーション基礎知識マンション売却の流れと相場|失敗しないための注意点や高く売るコツを紹介
リノベーション基礎知識不動産査定の方法|家を売却するために必要な査定の流れや算出方法を紹介
リノベーション基礎知識マンション査定の方法|損しないために知っておくべきポイントも紹介
リノベーション基礎知識不動産買取とは?不動産売却の仲介との違いやメリット・デメリットを紹介
リノベーション基礎知識