NK麹町コータース 1階|「半蔵門」駅徒歩6分。「番町学園通り」沿いに位置。区立小学校至近。都心では珍しいペット3匹まで飼育可能。1SLDK角住戸
NK麹町コータース- (税込)
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東京都千代田区三番町 7-10
おしゃれ志向のリフォーム、リノベーションが話題の近年において、その見た目から無垢材フローリングを選ぶ方が増えています。無垢材フローリングとは、無垢材(天然木を加工した一枚板)をフローリング用に加工した床材のこと。一般的な複合フローリングとは異なり、天然木の質感や風合いが楽しめるため人気です。今回は、無垢材フローリングの特徴や魅力、リノベーションする際の費用・価格相場や注意点について紹介します。
無垢材フローリングとは、無垢材をフローリング用の一枚板に加工した床材のことです。天然木ならではの美しい木目や風合い、経年変化とともに移り変わる表情など、無垢フローリングにしかない魅力があります。
通常、住宅の床材には複合フローリングを用いるのが一般的です。複合フローリングとは、集成材などに木目調のプリントシートを貼りつけたり、薄くカットした化粧板を表面に貼り合わせたりしたものを指します。人工的に製造される床材であり、天然由来の無垢フローリングとは性質が異なります。より詳しい違いについては、こちらの記事「床リフォームの基礎知識」をご覧ください。
ここでは、無垢材フローリングのメリットを紹介します。複合フローリングとの違いもしっかりと把握しましょう。
無垢材には多種多様な木が使われており、樹種によって色や柄、木目が異なります。近年はデザイン性の高い複合フローリングも登場していますが、やはり本物の質感には達していません。また、天然木ならではのウッディな香りも魅力です。とりわけ檜(ヒノキ)は有名であり、室内で森林浴を楽しんでいるかのような、爽やかな香りが広がります。
無垢材フローリングを採用した住宅では、室内の湿度が一定に保たれます。無垢材に使われる天然木には、空気中の水分を吸収するセルロースなどの物質が含まれるためです。
天然木は、水分量が少ない時は空気中の水分を吸収し、逆に多い時は水分を排出します。この性質の影響から、湿度を一定に保つことができるわけです。一般的に無垢材フローリングの住宅では、湿度が50%程度を維持できると言われています。高温多湿な日本の夏においても、快適に過ごせるでしょう。
木材には、他の建材に比べて熱伝導率が低い特徴があります。「木材工業ハンドブック(丸善出版)」によると、コンクリートの熱伝導率が1W/(m・k)なのに対し、ヒノキは0.095/(m・k)、スギは0.087/(m・k)、バルサは0.052/(m・k)です。数値が小さいほど熱が伝わりにくいため、それだけ暖かく感じます。したがって、天然木の一枚板を使用する無垢材フローリングは、冬場においても足元が暖かいメリットがあります。スリッパいらずで快適に過ごせるでしょう。
無垢材フローリングは、年月を経て色や風合いが変化していきます。これは複合フローリングには見られない特徴であり、無垢材ならではの醍醐味でもあります。例えば、チーク材は経年変化の影響を受けやすい木材です。張り立ては薄めのブラウンカラーですが、時間とともに深みのあるダークブラウンへと変化します。木材自体の見た目の変化を楽しめるのが、無垢材フローリングの魅力です。
無垢材フローリングの硬度は、樹種によって異なります。一般的に広葉樹の無垢材は硬く、針葉樹は柔らかい傾向にあります。前者は温度や湿度による膨張や拡張に強く、傷がつきにくいのが特徴です。後者は、その柔軟性から人体への負担が小さく、万が一転倒しても怪我をしにくい特徴があります。
したがって、耐久性重視であれば硬い広葉樹の床材が最適です。赤ちゃんや高齢者への配慮を重視するならば、柔らかい針葉樹の床材を選ぶといいでしょう。暮らす人やライフスタイルに合わせ、樹種から最適なフローリングを選んでください。
メリットを確認したところで、床に無垢材を使うデメリットも見ていきましょう。
無垢材フローリング最大のデメリットは、木材自体に膨張や収縮が起こることです。主な原因は、水分の吸収や放出となります。一般的に木材は、水分保有量が30%を超えると収縮するのが特徴です。それが木材の反りにつながり、フローリングに隙間ができたり、凹凸が発生したりします。
天然木が空気中の水分を吸収するのはお伝えした通りです。一方で、木材自体は水分に弱い建材です。濡れたまま放置するとシミになったり、カビの繁殖を招いたりする恐れがあります。無垢材フローリングは、表面にオイル塗装を施すのが一般的ですが、水分を完全に防ぐことはできません。万が一飲み物などをこぼした場合、しっかりと拭き取って乾燥させることが大切です。
また、表面に傷がつきやすいデメリットもありますが、木材の表面を削り直して傷を隠す、あえて水を含ませて凹みを元に戻すなどの方法で修復可能です。専門メーカーや業者に依頼して、美しいフローリングを取り戻しましょう。
無垢材は、複合フローリングに比べて高価です。原木から切り出した一枚板を使用するため、材料費や加工費が割高となります。また、水分に弱い、傷がつきやすいという特性から、複合フローリングよりもメンテナンス費がかかります。後の修繕費やメンテナンスコストも視野に入れてリフォーム、リノベーションを検討しましょう。
結論から言うと、無垢材フローリングのDIY施工は可能です。材料や工具はホームセンターで入手でき、具体的な作業手順もインターネットで調べればわかります。しかし、無垢材フローリングのDIYはおすすめできません。
基本的に無垢材フローリングの施工は、複合フローリングに比べて難易度が高くなります。例えば、無垢材は膨張・収縮するため、適切な間隔を考慮してフローリングを貼りつける必要があります。もし貼り方が不適切である場合、時間が経つにつれて隙間が生じてしまうでしょう。
プロの施工業者は、無垢材に使われる天然木の特性を熟知しています。スペーサーと呼ばれる工具で隙間を作ったり、逆に敷き詰めて張ったりと、木材が伸び縮みすることを前提に作業していきます。住宅が置かれる環境下に合わせ、適切に施工できるのは職人の技術あってこそです。無垢材フローリングの施工はプロの業者に任せると満足のいく仕上がりになるでしょう。
無垢材フローリングにはさまざまな種類の板材が使われています。こちらでは、無垢材フローリングとして人気の樹種と費用相場を紹介します。
比較的硬度が高く、耐久性に優れる樹種です。フローリング用木材の定番樹種であり、明るめの色合いが人気となっています。無垢材の中では手頃な部類に入り、費用相場は1㎡あたり1万円程度です。
柔軟性のあるパインは、子どもやご年配の方が暮らすバリアフリー住宅などに使われます。他の樹種に比べて価格幅が広く、もっとも安価なレッドパイン(欧米産)であれば1㎡あたり3000円程度、国産のクロマツなら1㎡あたり1万5000円程度が相場です。
重厚感ある色合いが特徴の耐久性・耐水性に優れる樹種です。和室と洋室のどちらにもマッチし、落ち着いた雰囲気の部屋になります。主な原産地はミャンマーをはじめとする東南アジアです。平均相場は1㎡あたり7000円程度となります。
世界中に分布し、さまざまな木製家具や工業製品に使われる樹種です。くすみがかったブラウン系の色合いが特徴であり、ウォールナットに近い見た目を持ちます。費用相場は1㎡あたり7000円程度です。
世界三大銘木の一つであり、胡桃の実がなることで知られる樹木です。重厚感あるマーブル模様が印象的で、古くはヨーロッパ家具に使われる代表的な木材でした。耐久性の高さに加え、適度な粘りから耐衝撃性にも優れます。費用相場は1㎡あたり1万5000円程度です。
日本において、古くから住建材に使われる木材です。さまざまな樹種の中でも特に柔らかく、足触りの良さが魅力です。比重が軽いため空気を多く含み、冬場も暖かく感じるでしょう。費用相場は、国産杉で1㎡あたり1万円程度です。
ナチュラルな光沢感と滑らかな足触りが特徴的です。日本ではヤマザクラやカバザクラ、海外ではブラックチェリーなどの樹種で知られます。シンプルな木目の材が多く、見た目も爽やかな床材です。費用相場は、国産杉で1㎡あたり1万3000円程度です。
油分を多く含むことから、耐水性に長けた樹種として知られます。その特性を活かした「檜風呂」が有名です。また、檜特有の香りにはリラックス効果があるほか、高い抗菌作用からカビの繁殖も防ぎます。費用相場は、国産杉で1㎡あたり1万2000円程度です。
広葉樹においてもとりわけ硬く、強度に優れる樹木です。白みがかった色合いが特等で、北欧デザインなどのナチュラルテイストな部屋によく合います。費用相場は1㎡あたり1万円程度です。
耐久性と柔軟性のバランスに優れた黄白色の樹種です。バーチやカバサクラとも呼ばれ、体育館やダンススタジオの床材に採用されることがあります。きめ細かい木目が美しく、床材以外には家具やインテリアにも使われます。費用相場は1㎡あたり1万円程度です。
無垢材以外にフローリングに使われる素材として合板素材があります。ここでは無垢材フローリングと合板フローリングの平均価格を比較します。
無垢材の床材の各費用は木材の種類の項目で紹介した通り素材によって大きく変動します。平均すると1平米あたり1万円~3万円ほどになります。合板フローリングは無垢材よりも少々安く、平米単価で7000~2万円程度となります。
木材の種類別の費用相場を紹介してきました。次は床・天井など場所別の張り替えに要する価格の相場を見ていきましょう。
床を無垢材のフローリングに張り替える際はまず既存の床材を撤去してから無垢材の床板を張っていきます。張り替えの費用は平米単価で6500円~1万3000円ほどになります。
天井の張り替えは上記で紹介した木材によって費用が大きく変わります。張り替えの平均相場は平米単価で約8800円~2万5000円となります。
床の張り替えをする際に問題になるのが家具の移動です。テレビラックやソファー、収納棚など、自分たちで動かすには大変なものは業者に移動を依頼することができます。こちらの価格の相場は約2万~3万円前後となります。無理に家具を移動させようとすると壁や床に思わぬ傷をつけてしまう恐れがあります。かえって費用がかさむ可能性があるので依頼するのがおすすめです。
リノベーションの計画を進めるうえで、想定していたよりも費用がかかってしまったということはよくあります。ここでは床のリノベーションを進めるにあたり、費用をできるだけ抑えるためのポイントについて3点紹介します。
必ず行いたいのは相見積もりをとることです。相見積もりをとることで業者間の価格の差がわかり、一番お得な業者に依頼することができます。ただし、安い業者は品質を犠牲に低価格を実現している可能性もあるので、依頼しようとしている業者の口コミやレビューはしっかりと目を通しておくことをおすすめします。
木材にこだわりがある方は床材を自前で調達し、施工だけを業者に依頼するという方法もあります。インターネットで調べてみれば様々な木材を見つけられます。自分が使いたい木材をあらかじめ用意して、業者に相談してみるといいでしょう。
リノベーションは減税制度や補助金の対象になるものがあります。2020年現在の対象になる減税制度や補助金は以下の通りです。
・耐震
・バリアフリー
・省エネ
・同居対応
国の制度以外にも各自治体の補助金を利用できるケースもあるので、お住いの地域の社団法人住宅リフォーム推進協議会のHPで確認してみてください。
最後に無垢材フローリングにリノベーションする際の注意点について紹介します。
床のリノベーションやリフォームをする際は床材をはがして新しい床材を張る張り替えともともとの床材の上に新しい床材を張る上張りの2種類があります。
張り替えの手間がないぶん、上張りの方が費用は抑えられますが、高さが張り替えをした時よりも高くなるため気になる方もいると思います。下地が痛んでいるときに上張りをすると思わぬアクシデントにつながる可能性もあります。上張りでリノベーション・リフォームする時は上記のデメリットを考慮した上で選びましょう。
無垢材フローリングは天然木を使用する面から、定期的な掃除や補修が必要になります。ただし、フローリングの塗装に合わせ、メンテナンス方法も変えなければなりません。
例えば、無塗装の無垢材フローリングは、塗料を塗らない一方で表面処理は行われています。サンドペーパーを使って塗装下地を作りあげた「サンディング塗装下地」や、表面をカンナで削って整えた「カンナ仕上げ」などが主流です。どちらも無塗装に変わりありませんが、それぞれの適切なメンテナンス方法は異なります。
そのため、無垢材フローリングのメンテナンスを検討する際は、「塗装の有無」と「表面処理の違い(無塗装に限る)」を把握したうえで行いましょう。やみくもに取りかかると、フローリングが傷む可能性もあるため注意してください。
公開日 2020年6月1日
更新日 2023年3月22日
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