住みながらリフォーム・リノベーションができるケースとは。防犯上の注意点やメリット・デメリットを紹介

住みながらリフォーム・リノベーションができるケースとは。防犯上の注意点やメリット・デメリットを紹介

リフォームをするなら引っ越しが必要だと思う人もいると思います。しかし場合によっては家に住みながらのリフォームができるケースもあります。今回は家に住みながらリフォームができるのはどんなケースか、メリットとデメリット、リフォームにかかる期間などを解説します。

リフォームは規模次第で家に住みながらでもできる

自宅のリフォームでは、仮住まいとなる部屋に引っ越すのが当たり前と考える人も多いかもしれません。しかしリフォームする場所や間取りなどによっては、引っ越ししなくても実施できるケースもあります。

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部分的なリフォームなら住みながらのリフォームがしやすい

キッチンだけ・バスルームだけといった部分的なリフォームなら、短期間で完了するため引っ越ししなくてもできます。一定の期間キッチンが使えなくても、お惣菜を買う、デリバリーを頼むなどすれば、料理しなくても問題ありません。バスルームのリフォームなら、銭湯を利用する方法があります。このように生活面での不便さを別の方法で解消すれば、家に住みながらリフォームすることも十分に可能です。

フルリフォームの場合は住みながらのリフォームは難しい

フルリフォームの場合の在宅リフォームは難しい

二世帯住宅への改修や、間取り変更が伴うフルリフォームなど、住居全体に関わるリフォームの場合、家に住みながらのリフォームは困難です。床のフローリングの総入れ替えの場合も、住まいとして利用できるスペースが非常に少なく、住んだとしても日中から大きな工事音や大量のホコリなどに悩まされることになります。居住者がいると作業効率にも影響するので、リフォーム会社や工務店から在宅リフォームは難しいと言われる可能性が高いです。

二世帯住宅へのリフォームについて詳しくはこちら。
二世帯住宅リフォームの費用、間取り。失敗例、問題点とともに紹介

住みながらリフォームするメリット

部分的なリフォームは住みながらできることはわかりましたが、住みながらリフォームすることにはどういったメリットがあるのかを見ていきましょう。

メリット1:防犯になる

リフォーム業者の方を疑いたくはないですが、リフォーム中は不特定多数の人が出入りするもの。リフォーム作業中に空き巣に入られたという話も聞かなくはありません。住みながらのリフォームであれば家を完全に空けるよりは防犯面でも安心できます。

ただし、住みながらのリフォームといえど、工事中にずっと在宅というわけにはいきません。仕事や買い物など外出することもあるでしょう。その場合の鍵の管理方法など、防犯対策については事前にリフォーム業者と取り決めしておいたほうがいいです。

鍵を預ける場合は、「鍵の預かり証」を作成しましょう。鍵の預かり証に入れておいたほうがいい項目は以下の通りです。

  • 預けた日時
  • 預ける期間
  • 鍵の種類、数
  • 管理者の名前
  • 複製は行わない旨
  • お互いの署名

メリット2:引っ越しの手間や費用がかからない

メリット1:引っ越しの手間や費用がかからない

仮住まいや引っ越し業者の手配は、とても手間だしコストがかかります。3~4月の引っ越しの繁忙期など季節によっては、引っ越し料金が通常より高額になり、想定外の出費となることも。早い段階から依頼しておかないと、ギリギリのタイミングでは業者が手配できない可能性もあります。しかし住みながらのリフォームなら、引っ越しのための費用や手間がかかりません。

メリット3:リフォームによる変化の進捗を楽しめる

仮住まいで暮らしながらだと、リフォームの進捗がうまくいっているのか心配になる方もいると思います。それに対して、住みながらのリフォームなら、住まいや設備の変化の具合を、そばで確認できるので安心感があります。完成に近づくにつれてワクワク感を得られる楽しみもあります。

メリット4:業者の人と仲良くなれる

住みながらのリフォームであれば、職人さんや大工さんといった業者の人と顔を合わせる機会も多く、仲良くなれるのがメリット。職人さんも人間です。仲良くなったほうが仕事に対するモチベーションにプラスになります。住宅についてのアドバイスなど興味深い話を聞ける場合も。

住みながらリフォームするデメリット

家に住みながらリフォームする場合、デメリットや大変なことも当然あります。住みながらリフォームするか、仮住まいを借りるかは、メリットとデメリットを比較して自分に合う方を検討してください。

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デメリット1:家具の移動や設備の養生が必要

引っ越しが要らないとはいっても、リフォームの作業スペースを確保するために、家電や家具の移動をさせなくてはならず、意外と大変な作業になります。傷や汚れがつかないよう、ブルーシートなどで養生することも必要です。物が多い家の場合は、移動先のスペースが狭くなったり使えなくなったりするリスクもあります。場合によってはトランクルームなどに預けておくなど対処する必要があります。

デメリット2:騒音やほこりが発生する

デメリット2:騒音やホコリが発生する

リフォームは解体作業の際にどうしても音やほこりが発生し、生活面で悪影響も出ます。リフォームでお風呂やキッチンが使えなくなると、これまでどおりの生活は送れなくなる不便さを我慢することも強いられます。受験生や在宅勤務の人がいる家族の場合、音やほこりに囲まれながらの受験勉強や仕事は集中ができないため、住み続けるのは現実的ではありません。

デメリット3:他人の出入りがストレスになる

日中の多くの時間に他人が出入りすることで、精神的なストレスになる可能性もあります。業者の方に配慮をする生活が長く続くと、昼寝ができない、トイレに長くいられないなど、小さなことでもメンタル面で大きな負担につながります。

デメリット4:リフォーム会社のコストが上がることも

住みながらのリフォームでは、工務店側も気を遣います。工事で必要な道具・機械の運搬を効率的に進められず、余分な人員が増えることでコスト増大となることも。仮住まいなどのコストが削減できたとしても、結果として、リフォーム代が高くつく可能性があります。

住みながらリフォームができない場合

間取り変更やフローリングの総入れ替えなど、大規模な工事を必要とするリフォームでは、住みながらのリフォームは難しいです。マンションでは一戸建てに比べて部屋数がそれほど多くないので、大規模リフォームをする際には居住スペースがほとんどなくなります。

リビングでさえ使えなくなるケースでは、自宅で落ち着く場所もありません。音・振動・ホコリも部分リフォームよりさらに激しくなるため、住み続けるのは現実的ではありません。いさぎよく仮住まいの部屋に引っ越すことをおすすめします。

引越しの手間を減らすコツ

引っ越しの負担を少しでも減らすために重要なのは、仮住まいへ運ぶ荷物をできる限り減らすことです。断捨離をして家の不用品を整理する、工事の邪魔にならない場所にまとめて置いておくといった方法があります。

費用がかかりますが、トランクルームを借りるのも対処法として有効です。引っ越し先では使わないものを集めて、一時的にトランクルームに預けておきましょう。引っ越しが楽になり、リフォーム中の自宅で工事の邪魔になることもありません。

工事開始から完成までの期間

住みながらのリフォームで気になるのがその工事期間。仮住まいを手配するかどうかは、工事期間が検討材料になります。リビング、キッチン、浴室や外装の工事それぞれにかかる工事期間の目安を解説します。とくに水回りは使えない期間が長いと不便です。事前準備など必要なことを確認しておきましょう。

リビング、キッチンなどは1週間程度で工事が終了する

リビング、キッチンなどは1週間程度で工事が終了する

リビングのリフォームについては、フローリングの張り替えで4日程度、壁紙の張り替えで2日程度、合計1週間程度かかります。新たに空調などを導入する場合は、さらに3~4日程度必要です。

キッチンのリフォームも、撤去、設置、排水管やガスまわりの工事があるため合計1週間ほどかかると考えておきましょう。洗面台の入れ替えはそれほど時間を必要とせず、数時間~1日あれば十分です。

キッチンのリフォームについて詳しくはこちら。
キッチン・台所のリフォーム費用相場、高くなるケースと安く抑えるコツは?

浴室のリフォームは3~4日程度で完了する

通常では1日目は養生と既存の設備の解体、2日目に新規の設備の搬入・組み立てとなります。サイズが大きい場合は3日目も組み立てが続くこともあります。しかしお風呂の組み立てが完了しても、コーキング(すき間を埋めるための薬剤)を乾かす必要があるため、半日~1日程度はまだ使えません。工事中に浴室が使えなくなる期間は3~4日ほど発生すると考えておきましょう。

浴室のリフォームについて詳しくはこちら。
お風呂、浴室、ユニットバスのリフォーム費用相場と値段を安く抑えるコツ、注意点を解説

一戸建ての外壁や屋外のリフォームは約1ヶ月近くの期間が必要

一戸建ての外壁や屋外のリフォームは約1カ月近くの期間が必要

コンクリートなどの外壁塗装、屋根の塗装といった屋外の設備は、内装工事よりも時間がかかります。足場の組み立て、塗装前の洗浄、下地処理など、多くの作業工程が発生するためです。

雨や雪の日は作業ができず次の日に順延となり、日程調整が発生することも、工事期間が長引く原因です。屋外をひとおおりリフォームするのであれば、1ヶ月ほどかかると考えておきましょう。

外壁リフォームについて詳しくはこちら。
外壁のリフォーム費用相場は? 工事の種類別に解説

水回りのリフォームは工事日数、使用不可の期間を考慮する

リフォーム会社から工事のスケジュールを受け取り、工事内容と期間をチェックしましょう。キッチン・バスルーム・トイレといった水回りのリフォームを住みながら行う場合、使用できない期間があると生活に支障がでます。最低限の期間はホテルを取るなど対策をしましょう。

キッチンのリフォーム

リフォームでキッチンを解体する場合、まったく水が使えなくなるので、料理もできません。かといって1日3食すべてを外食にすると、食費がかさんでしまいます。スーパーのお惣菜や冷凍食品などを活用して、水を使わなくても食事が取れるようにするのがコツです。

洗い物は洗面台などを利用することになりますが、その手間を省きたいなら使い捨ての紙皿や割り箸などを準備しましょう。またダイニングスペースも養生することで使えなくなる可能性があるので、食事をする場所も別に考えておきましょう。

トイレのリフォーム

便器の交換など簡単な工事の場合は1~2日程度の短期間で完了します。しかし壁紙クロスを張り替えたり、位置を変えたりする場合は、それ以上の期間が必要です。仮設トイレを設置してもらうことも可能ですが、別途費用が掛かります。

マンションの場合は共用部で使えるトイレがあるとよいですが、ない場合は管理室のトイレを利用できないか、管理会社などに問い合わせてみるのもひとつの手です。公園やコンビニエンスストアなど、トイレを利用できる近隣の施設があるかも事前に調べておきましょう。また、リフォームでトイレが対象でないとしても、作業中は業者の方がトイレを利用することになるため、タイミングに気を遣う必要があります。

風呂のリフォーム

浴室のリフォームで入浴できないときは、銭湯やスポーツクラブのお風呂を利用する対処が考えられます。親や兄弟など親族が近くに住んでいるのなら、工事期間中のみ風呂を使わせてもらえるように頼むのもひとつの手です。

それでも毎日浴室を使わせてもらうのは気が引けるなら、自宅の洗面台で髪と顔を洗い、体は水濡れのタオルやボディシートで拭くといった方法があります。使えない期間をあらかじめ考慮し、計画に入れておきましょう。

水回りのリフォームについて詳しくはこちら。
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公開日 2020年10月9日
更新日 2020年11月30日

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