マンションの間取り変更リフォームの費用と事例を紹介!リノベーションの注意点も解説!

マンションの間取り変更リフォームの費用と事例を紹介!リノベーションの注意点も解説!

近年、子供部屋を間仕切りしたい、広いリビングダイニングにしたいなど、家族構成やライフスタイルの変化により、間取りを変更リフォームを検討している方が増えています。リノベーションで間取りを変更することで家族みんなが住みやすい家を実現できます。

しかし、間取り変更リフォームは大規模工事になることが多く、リフォーム費用が高額になるケースがほとんどです。

本記事では、間取り変更リフォームをする際の費用や注意点などを紹介します。

間取り変更リフォームとは

間取りを変更するリフォームは、既存の広い部屋を複数の部屋に分割するリフォームと間仕切りを撤去して、分かれている複数の部屋をひとつの部屋にするリフォームの2種類があります。

一般的に間取り変更リフォームは、大規模な工事になることがほとんどであるため、間取りをどのようにしたいのかを明確にしておくことが大切です。

マンションの間取り変更リフォーム

マンションには専有部分と共有部分があり、自由に間取り変更リフォームができるのは専有部分のみです。

専有部分とは居住部分のことで天井や床などに囲まれた内側の部分のことをいいます。共有部分とは構造部分となる壁や床などです。

また、エントランスや階段、共用廊下なども共有部分となるためリフォームを行うことはできません。

また、戸建てとマンションでは建物の構造や工法で、間取り変更がどれくらいできるのか変わってます。

重量鉄骨造

S造(重量鉄骨造)は、柱や梁といった建物の基盤となる骨組みに鉄骨を使用した構造です。間取りの自由度は比較的高いといえます。

鉄筋コンクリート造

RC造(鉄筋コンクリート造)のマンションは、ラーメン構造と壁式構造の二種類があり、鉄筋とコンクリートにより作られる工法です。

ラーメン構造

ラーメン構造は柱と梁を組み合わせて建てる工法のことをいいます。ラーメン構造の特徴としては壁がなくても大丈夫なので、自由な間取り変更リフォームが可能となります。

壁式構造

壁式構造は壁で建物を作っている工法のことをいいます。壁式構造の特徴としては撤去不可能な壁があるため、間取り変更リフォームには制限がかかるということです。

鉄骨鉄筋コンクリート造

SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)のマンションはRC造と同じような構造で、支柱が鉄骨であるのが特徴です。

SRC造もRC造と同様にラーメン構造と壁式構造の二種類があり、主に高層マンションに採用されている工法になります。

戸建ての間取り変更リフォーム

戸建ての間取り変更リフォームをする際は、建物の構造を確認しておくことが大切です。リフォームで壁などを撤去したことによって耐震性に影響がでる可能性もあります。

戸建ての場合は、リフォーム会社にどのような工法でリフォームをするのか確認するようにしてください。

木造軸組工法

木造軸組工法は日本の伝統的な建築方法であり、日本国内にある戸建て木造住宅の約7割が木造軸組工法だとされています。

木造軸組工法は柱・梁・筋交いで建物を支えているため、それらを移動させやすくしており、自由な間取り変更リフォームができるのが特徴的です。

戸建てで間取り変更リフォームを行いたい場合は、木造軸組工法の建物を選ぶのがおすすめです。

2×4工法

北米で一般的な2×4(ツーバイフォー)工法は、木材の枠組みに合板パネルで床・壁・柱を組んでおり面で支えている構造です。2×4工法は建物を壁で支えているため、自由な間取り変更が難しいのでリフォームには制限があります。

プレハブ工法

プレハブ工法は工場で生産された建具を現場で組み立てる工法です。主に鉄骨系・木質系・コンクリート系があります。

大手ハウスメーカーの戸建住宅は、軽量鉄骨のプレハブ工法を採用していることが多いです。

鉄骨系・木質系・コンクリート系すべてのプレハブ工法は、建物を壁で支えているため、間取り変更リフォームが自由にできないことが多いようです。

重量鉄骨造

重量鉄骨造は柱を建てて、その先端どうしに梁を渡してジャングルジムのように梁に床をのせる構造です。柱と柱の距離を長くすることが可能であるため、自由な間取り変更を実現することができます。

将来を見据えた間取り変更リフォーム

間取り変更リフォームを行う理由はライフスタイルの変化によるものが多いとされています。そのため、将来を見据えて間取り変更リフォームをする世帯も増えています。

子供部屋の増設

「両親と同居することになった」「子どもが大きくなり、自分の部屋が欲しいと言っている」など、家族構成やライフスタイルが変化するタイミングで間取り変更リフォームを行うことが多いです。

例えば、子供が生まれた場合に将来を見据えて子供部屋を増設するリフォームはよく行われています。

使用されていない納戸を取り壊し、間仕切りを追加して既存の子供部屋を分割したりする間取り変更リフォームが一般的です。

二世帯住宅の増設

両親と一緒に住むことになった場合は使い勝手や住みやすさを考慮し、バリアフリーにも配慮した間取り変更リフォームを行う世帯が増えています。

二世帯住宅で快適な生活を送るために、それぞれの寝室を1階と2階に分けたり、家族みんなが集まるキッチンやダイニングを広々と充実させたりするリノベーションが人気です。

また、バリアフリーを考慮した間取り変更リフォームでは、水回りの場所を移動させたり、使い勝手をよくするために、水回りを一箇所にまとめたりするリフォーム工事が行われます。

玄関や水回りの動線の幅を広くするバリアフリー化リフォームを行えば、両親が車椅子を使用することになっても安心です。

間取り変更リフォームの注意点

マンションの間取り変更リフォームは戸建てと比べると制約があり、リノベーションできる場所が限られています。しかし、中古マンションのリノベーションは新築マンションと異なり間取り変更の自由度が高いです。

マンションの管理規約

分譲マンションで間取り変更リフォームを検討している場合は、マンションの管理規約に注意してください。

マンションには管理規約があり、リフォームに関する禁止事項や制限があるマンションもあります。

例えば、防音性を維持するために畳やカーペットの床をフローリングに変更することを禁止していたり、窓の取り付けを禁止していたりといった規約などです。

マンションの管理規約を破ってリフォームしてしまうと、原状回復を求められ多額の違反金を支払う可能性もあります。

マンションで間取り変更リフォームを行う際は、管理規約を確認するようにしましょう。

リフォーム会社の選び方

マンションの間取り変更リフォームは大掛かりな工事になることが多いため、リフォーム会社選びも重要なポイントになります。

部屋の間仕切り壁の撤去などの小規模な間取り変更であれば、工務店や内装リフォーム業者でもリフォームは可能です。

しかし、水回りの移動や電気工事など大規模なリフォームになる場合は、建設会社や住宅メーカー、建築士事務所などに依頼するのがおすすめです。

リフォームを行う業者はそれぞれ特徴が異なります。業者の数が多すぎて選び方に迷ったときは各業者の施工実績や対応をチェックしましょう。

リフォーム会社の選び方

給排水管の確認

マンションのリフォームでよくあることが給排水管が劣化しており、水漏れの可能性が出てくるため交換が必要になってくるケースです。

一般的には補修工事費用は見積もりに含まれています。しかし、リフォーム業者によっては補修工事費用を含めていないケースもあり、給排水管が劣化していた場合は追加費用がかかることもあります。

リフォーム期間中の仮住まい

居住できる空間を残したまま施工しようとするとさまざまな配慮が必要になり、施工期間が長引く要因になります。

そのため、状況によっては仮住まいを用意する必要があります。

賃貸住宅に仮住まい

賃貸住宅は仮住まい先として一般的な選択肢です。毎月の家賃と初期費用である敷金や礼金、不動産会社への仲介手数料が必要になります。電気や水道などの契約手続きも必要です。

ウィークリー・マンスリーマンションに仮住まい

ウィークリー・マンスリーマンションとは数週間〜数カ月ほどの単位で入居契約ができるマンションです。

運営会社によって費用体系は異なるものの一般的には敷金や礼金、仲介手数料などの初期費用はかかりません。

ウィークリー・マンスリーマンションの特徴としては毎月の賃料に水道光熱費を加算して請求し、退去するときは清掃費用がかかる会社が多いです。

ホテルに仮住まい

フルリノベーションの工事期間中は、数ヶ月以上もかかるためホテルに滞在する選択肢もあります。費用は宿泊料金のみで初期費用や光熱費等は不要です。

リノベーションのための仮住まいには、ウィークリープランやマンスリープランを用意した長期滞在型ホテルがおすすめです。

リフォーム費用を抑えるポイント

間取り変更リフォームは大規模工事になることが多いため、工事費用が高額で期間も長くいです。

とくに水回りの間取り変更リフォームを行う場合は、給水管や電気配線工事も必要になるので工事費用も期間も長くなります。

また、大規模なリフォームを行なっている期間中はその家に住むことができない場合、別の家を借りなければならないので家賃もかさみます。

間取り変更リフォームの費用を抑えるためには、複数のリフォーム会社に見積もりを依頼し、費用や工事期間などを比較してから決めるのがおすすめです。

見積書の確認事項

マンションリフォームの間取り変更事例

マンションの間取り変更リフォームでは、間取りやデザインを変えることでライフスタイルに合った空間を手に入れることもできます。

間仕切りを撤去した間取り変更

家族みんなで過ごせる広々としたLDKは、間取りリフォームの中でも人気

「キッチンからリビングダイニングまでを一続きにしたい」、「使用しない部屋をリビングとつなげて、広いLDKを実現したい」など、既存の間仕切りを撤去して広々とした空間に間取り変更するリフォーム一般的で人気があります。

間仕切りを撤去して部屋を広くする間取り変更リフォームは、単に間仕切りとして使用されている既存の壁を撤去するだけではありません。

壁材や床材などの補修工事リフォームもあわせて必要になります。リフォーム費用としては、壁の撤去費用と補修工事費用をあわせた合計額が必要です。

2部屋をひとつの広い洋室に間取り変更

リフォーム費用は総額概算として25万円程度、工事期間は約4日間程度が目安です。狭い洋室の2部屋が広々とした洋室に変わり使い勝手が向上します。

広いリビングダイニングに間取り変更

リビングのとなりにある和室の間仕切り壁を撤去して、広いリビングダイニングに間取り変更した場合のリフォーム費用は総額概算として55万円程度、工事期間の目安は5日間程度です。

キッチンからリビングダイニングまでが一続きになり、ゆったりと過ごせる空間に大変身します。

引き戸を取り付けた間取り変更

引き戸を取り付けた間取り変更リフォームの費用は総額概算として40万円程度、工事期間の目安は4日間程度です。

引き戸にすることで仕切りたいときには簡単に部屋を分割することができ、さまざまな使い方ができるようになります。

間仕切り壁を撤去する間取り変更リフォーム工事は、一箇所あたり約20万〜60万円程度、工事期間は4〜7日程とされています。

壁を撤去して間取り変更リフォームする費用の目安は、壁の撤去と簡単な補修工事のみの場合は20万〜30万円程度です。

リビングと洋室を一つにつなげて床材と壁クロスを全部張り替える工事の場合は50万〜70万円程度です。

リビングと和室を一つにつなげて、床材をフローリングにする工事の場合は30万〜50万円程度とされています。

また、リビングと和室を一つにつなげて床だけでなく、壁や天井も洋風にリフォームする工事の場合は35万〜70万円程かかります。

間仕切りを追加した間取り変更

ガラス窓の仕切りは圧迫感がなく、仕切り壁を設置することで部屋が狭く感じるデメリットを解消できる

部屋を新たに追加したいときは、間仕切りを追加する間取り変更リフォームが行われます。

子どもが生まれたから子供部屋を作りたいなど、ライフスタイルの変化により、行われることが多い間取り変更リフォームです。

既存の部屋に壁を取り付けて分割し引き戸やアコーディオンドア、ロールスクリーンを取り付けたりするリフォーム工事が一般的です。

間仕切りを追加する間取り変更リフォームでは、壁と一緒にドアを設置することや、コンセントや照明スイッチの増設工事もあわせて必要になるケースがあります。

子供部屋に仕切り壁を作り、ドアを取り付けた間取り変更リフォームの費用は、総額概算として15万円程、工事期間は2~3日間です。

プライバシーを重視したい、パーソナルスペースを確保できるようにしたい場合は簡易的な仕切りではなく壁の新設リフォームがよいでしょう。

壁を引き戸に変える間取り変更

引き戸は扱いやすく、用途に応じて部屋を使い分けたい方にぴったり

部屋に開閉可能な引き戸を設置した間取り変更リフォームの費用は、総額概算として15万円程、工事期間の目安は2日間程度です。

また、アコーディオンカーテンで部屋を仕切る間取り変更リフォームは費用を抑えたい方におすすめといえます。

広い部屋にアコーディオンカーテンを設置したリフォーム費用は総額概算として10万円程、工事期間の目安は1日です。

キッチンにロールスクリーンを取り付ける費用は総額概算として約5万円、工事期間の目安は1日です。急な来客時にキッチンを簡単に隠すことができます。

アコーディオンカーテンやロールスクリーンによるリフォームは、工事内容も簡単であるため、費用も安く工事期間もかからないのが魅力です。

しかし、防音性は低いため目的や費用に応じてどのような間仕切りリフォームを行うか検討しながら決めるとよいでしょう。

間取り変更リフォームの費用相場

料理中も家族の様子が見られて安心な対面キッチン

間取り変更リフォームを行う場合は、壁の追加や撤去以外にもさまざまな追加工事が必要になります。

また、リフォームの工事内容により費用も大幅に変わってきます。それぞれの間取り変更に伴うリフォーム工事の費用相場を確認しておくのが大切です。

水まわりのリフォーム

水回りを移動するリフォームは大規模な工事が必要になります。ライフスタイルの変化によって、水回りを移動して間取り変更する世帯は多いようです。

水回りを移動するリフォームには、壁向きのキッチンを対面型キッチンに変更するリフォームや二世帯住宅でも使いやすいように、お風呂、トイレ、洗面台の場所を移動させるリフォームなどがあります。

水回りの移動は排水管が大きく関わってきます。戸建住宅の場合は、床下の高さが40〜45センチとゆとりがあるため、勾配を確保しやすく水回りの移動に制限がかかることはほとんどありません。

また水回りを移動する場合、移動させた場所でも引き続き既存の設備を使用するのであれば、移動工事の費用だけで済むためそこまで高額にはなりません。

しかし、古い設備を処分して新たな設備を設置する場合は、解体処分費用や設備費用が追加で必要になります。

キッチンのリフォーム

キッチンの移動リフォームの費用相場は、40万〜220万円程です。既存のキッチン設備をそのまま利用するのであれば100万円以下の費用で済むこともあります。システムキッチンを新調する場合は100万〜220万円程と費用が高くなります。

お風呂場のリフォーム

お風呂の移動リフォームの費用相場は、80万〜250万円程です。既存のお風呂設備をそのまま利用するのであれば80万〜110万円ほどの費用で済みますが、システムバスなどに新調する場合は120万〜250万円とかなり高額な費用がかかります。

洗面所のリフォーム

洗面台の移動リフォームの費用相場は20万〜70万円程です。洗面台の移動リフォームでは設置するスペースに注意してください。移動先の場所でサイズが合わなければ拡張工事が必要となりリフォーム費用が高くなります。

トイレのリフォーム

トイレの移動リフォームの費用相場は30万〜50万円程です。しかし、和式トイレから洋式トイレへのリフォームや手洗い場を設置するリフォームを伴う場合は70万〜80万円程のリフォーム工事費用がかかります。

壁紙クロスの張り替えリフォーム

部屋のリフォームで間取り変更する際は、壁紙クロスも合わせて変えることも多いです。壁紙クロスの張り替えリフォームの費用相場は、1000〜1500円(1平方メートル当たり)程です。

壁紙クロスの張り替えリフォームは張り替えるクロスの品質により価格が大幅に異なります。

また、張り替え作業の費用だけではなく廃材処分費用が500〜2000円ほど加算されます。

収納を追加するリフォーム

収納スペースのない部屋にクローゼットや収納を追加する間取り変更リフォームも人気があります。

収納スペースを追加する場合は可動式の間仕切り壁を設置して簡易タイプのウォークインクローゼットを作るのが一般的です。

可動式間仕切り壁を設置して収納スペースを追加する場合のリフォーム費用相場は25万〜50万円程です。

窓の変更リフォーム

窓の変更リフォームは目的によって費用が大きく変わります。窓が開閉しにくくなっている場合は、壁を壊さずにサッシを変更するだけで済むので3〜5万円程の費用で済みます。

窓の大きさや高さを変更したい場合のリフォーム費用は、外壁の工事が必要になるケースが多いので25万〜50万円程です。

また、断熱や結露対策のために窓をリフォームする場合、30万〜50万円程の工事費用がかかります。

間取り変更リフォームで理想の空間を

中古マンションを購入してリノベーションする世帯は増えています。間取り変更リフォームをすることによって理想の空間を手に入れることができます。

暮らしやすい住まいを実現するためにリノベーションも選択肢としていれるのもよいでしょう。

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公開日 2020年5月14日
更新日 2021年3月31日

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