リノベーションの費用と内訳。中古マンションをフルリフォームするといくらかかる?

リノベーションの費用と内訳。中古マンションをフルリフォームするといくらかかる?

表参道で見かけたリノベーションのお店『クロニクル』で、インテリアコーディネーターのおねえさんから親切な説明を受け、リノベ熱がぐんぐん上昇するいっぽうの理延城人(りのべ・しろと)。そんな城人の脳内に、ある一つの“素朴な疑問”が……!?

【リノベ先生】クロニクル・インテリアコーディネーター江藤さん

【リノベ生徒】理延城人(りのべ・しろと)さん

リノベーション費用の相場とは

一般的な60平米の中古マンションのフルリノベーション
ファミリー層のリノベーションの平均的な施工面積は60平米

一般的な60平米の中古マンションのフルリノベーションの場合、平米単価12万~15万円程度が相場

理延:ぶっちゃけた話、リノベってどれくらいお金がかかるの? ボクにはまったく見当もつかなくて……。

江藤:各社によって、また平米数やリノベーションの度合によってピンキリになってくるため、一概に「いくら」とは申しづらいですね。

理延:ちなみに、リノベで一番平均的な平米数って、どれくらい?

江藤:ファミリー層なら60平米あたりの中古マンションをフルリノベーションするケースが多いですね。50~70平米の物件がボリュームゾーンかと。

理延:60平米って、独身での一人住まいには広すぎる。かといって、結婚して夫婦二人だけならまだしも、子どもができたら、けっこう狭いのでは、というイメージがあるんだけど?

江藤:50平米以内だとだいたい1LDK。60平米になれば2LDKの間取りをつくるのは十分可能です。70平米になれば、それにプラス、サービスルームをつくったり……。80平米からは3LDK、100平米以上だと4LDKがとりあえずの平均的な間取りになります。

仮に60平米の中古マンションをリノベーションするならば、価格のおおよその目安は?

一般的には平米単価が12万~15万円、弊社の無垢材を使ったリノベーションは、平均で13万円をちょっと超える程度でしょうか。60平米ならば税込み800万円程度です。

理延:それに「+購入マンションの物件価格」ってことですね?

江藤:そのとおりです。

《補足解説》

もちろん、上記した数字はあくまで平均的な目安にすぎません。細かな条件の積み重ねによって、おのずと価格は上下します。たとえば、30平米だと60平米より割高に、広くなればなるほど1平米単価は安くなります。どんなに狭くても、お風呂のリノベーションなどは省くことができないからです。

リノベーション費用の内訳

リノベーションを行う職人
トータルのリノベーション費用のうち、4割程度が「人件費」。リノベにはプロセス毎に多くの職人が関わっている

理延:おおよそのリノベ価格はイメージできました! でも、その「内訳」って……。

江藤:わかりやすく、リノベの総予算をちょうど800万円だとしましょう。その内訳は、物件によってまちまちではありますが、60平米の物件だと、弊社のスタンダードな無垢材を使ったスケルトンリノベーションの場合、こんな感じになります。

中古マンションをフルリノベーションした場合の費用内訳と平均的な価格

解体工事 約60万円
産廃処理費用 約40万円
施工費 約365万円(工事の人件費+トイレ、クロス、天井等の基本的な設備代)
建材費 約200万円(オーク無垢材のフローリング、建具、造作家具等)
設備費 約135万円(システムキッチン約55万円、ユニットバス約80万円)

いろいろな費用が積み重なっていますが、いちばん多いのは施工費の中に含まれている職人さんの「人件費」。総額の4割近くを占めています

江藤:また、地方よりも首都圏内のほうが施工費は高額になる傾向があります。理由は人件費や駐車場などに、より高い費用がかかるからです。

理延:うーん、いっそ新幹線通勤するくらいの田舎に引っ越すか。空気はキレイだし、自然もいっぱいあって子育て環境も抜群だし……。

江藤:お勤めの会社が新幹線通勤の交通費を払ってくださるなら、それもアリかもしれませんよ(笑)。

《補足解説》

リノベーションの工程は多岐にわたります。まず既存の内装の「解体工事」からはじまり、「木工事」「内装工事」「電気配線工事」「配管工事」など、リノベ完成までにはいくつものステップがあり、各工程ごとに専門の工務店や職人さんに依頼する工賃=「人件費」が多くかかってしまうのです。

リノベーション費用を左右するいくつかのポイント

ノベーションのコストを左右するポイントのひとつであるキッチン
キッチン、ユニットバス、洗面台等の設備のグレードもリノベーションのコストを左右するポイント

理延:実際のリノベの見積もりが、さっき教えてもらった目安より高くなってしまうケースだってあり得ますよね?

江藤:なくはありません。先にも申したとおり、地域差によって材料費や人件費は異なってきますし、ほかにもリノベーションのコストを左右するポイントは、いくつかあります。私たちも見積もりが出来上がったら、お客様と細かく相談しながら、全体の仕様をつめていきます。

理延:コストを左右するポイント、全部聞かせてください!

江藤:ざっと挙げてみると、まずは「物件の広さ」。そして「水まわりの移動の有無」や「壁や床・キッチンなどのグレード」。あと「物件の階数」……といったところでしょうか。

理延:え!「物件の階数」も関係あるの?

江藤:はい。高層階だと、資材の運搬により多くの費用がかかってしまうからです。

材の運搬により多くの費用がかかる高層階の物件
施工現場が高層階の場合、資材を運ぶためにコストが余分にかかるケースが多い

《補足解説》

ちなみに、設計費やデザイン料が有料であるケースも少なくはありません。建築事務所などに設計やデザインを発注すれば、施工費の10%くらいの費用がかかることもあります。

【結論】リノベ費用を左右するのは…
・物件の広さ(施工面積)
・床や壁、設備のグレード
・水まわりの移動の有無
・地域差
・物件の階数

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✔︎【リノベにかかる費用】新築マンションを買うより、中古マンションをリノベしたほうがお得ってホント?

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公開日 2020年3月17日
更新日 2020年6月30日

#費用, #リノベーション, #内訳

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