大人かわいい部屋を実現。シャビーシックインテリアとは?

大人かわいい部屋を実現。シャビーシックインテリアとは?

“大人かわいい”部屋として多くの女性に注目されているスタイルがシャビーシックです。インテリアにはアンティークならではのクラシカルな魅力と上品なかわいらしさがあり、大人の落ち着きと女性らしさのある部屋を演出したいときによく選ばれています。今回は、さまざまなシャビーシックインテリアを紹介します。

シャビーシックの意味

シャビーシックは、英語で表記するとShabby Chicです。Shabbyは「着古した」や「粗末な」を、Chicは「上品」や「優雅」を意味する言葉であり、インテリアではアンティークなスタイルがイメージされます。

シャビーシックスタイルの起源

シャビーシックの起源は1989年までさかのぼり、登場してから30年以上が経過しています。このスタイルを提唱した人物は、イギリス人デザイナーのRachel Ashwell(レイチェル・アシュウェル)です。

インテリアの分野では、アンティーク調の古びた風合いと上品な雰囲気が合わさったスタイル。最初は小物類や雑貨が中心でしたが、セレブリティなどに支持されるなか、世界的に知れ渡りました。

かわいい中にも上品さが漂う「フレンチシャビー」は大人の女性に人気

フレンチシャビーは、シャビーシックな家具をフレンチ風に演出するスタイルです。シャビーシックな家具には、ペンキのはげ落ちや多少のサビを含めて使い古された印象が見られます。フレンチシャビーでは、レトロな味わいを残しつつ優雅な雰囲気にアレンジします。最近はガーリーなかわいらしさのなかに上品なおしゃれ感が漂うスタイルとして、多くの女性に人気です。

シャビーシックインテリアのコーディネートのコツ

部屋のインテリアをシャビーシックにコーディネートするコツは、白を基調とする配色です。その他、ぜひこだわりたいポイントを紹介していきます。家具や小物にこだわってシャビーシックインテリアを演出しましょう。

アンティーク調のデザインで色は白を選ぶ

シャビーシックスタイルでは、古い家具のもつ大人びた落ち着きを演出するため、アンティーク調のデザインを選択します。とくに心がけたい要素は、白を中心とする色選びです。清潔感のある上品な雰囲気は、シャビーシックの大きな特徴といわれています。清潔感を演出するなら、白や淡いグレーの色合いをもつ家具を選びましょう。

部屋全体の配色は白を基調に淡い色を取り入れる

室内をシャビーシックな雰囲気に演出するなら、個々の家具だけでなく部屋全体も白を基調にコーディネートします。黄金比といわれる配色バランスは、床や壁のベースカラー7割、家具のメインカラー2.5割、小物類のアクセントカラー0.5割です。床や壁は白ベースで統一し、ソファやカーテンは白や淡色系でまとめます。ここに小物類でアクセントとなる色を加えれば、部屋の配色は理想的なバランスに近づきます。

小物で雰囲気を出す

シャビーシックスタイルの部屋が物さみしいと感じたら花を添えるだけで華やかに
シャビーシックスタイルの部屋が物さみしいと感じたら花を添えるだけで華やかに

ガラスの花瓶と花は、シャビーシックインテリアの小物としてうってつけです。造花でもいいですが、季節を感じられる生花に活け替えるのがおすすめ。濃い緑や真紅は、小物でアクセントを加えるのに適した色味です。花の色は、濃いものを選んでみましょう。

アイアン製のバスケットもシャビーシックな部屋との相性抜群。アイアンの黒い色味が、シャープな印象を加えてくれます。

シャビー具合が足りなければ、やすりや絵の具でアレンジ

ひと口にシャビーシックといっても、家具のシャビー具合によって部屋の雰囲気は大きく変わります。シャビー具合が足りない場合には、やすりや絵の具でアレンジを加えましょう。

白い絵の具でベースの色をペイントしたところに、やすりをかけるとシャビーな雰囲気に近づきます。お気に入りの家具に自分なりのアレンジを加えると、さらに愛着が増します。

理想のシャビーシックをかなえるために部屋全体のDIYにチャレンジ

部屋全体をシャビーシックにまとめたくても、ニーズに合う家具がなかなか見つからないことは多々あります。部屋全体をシャビーシックにコーディネートしたい場合は、手間がかかりますがDIYがおすすめです。

壁面は、ディアウォールとツーバイ材を使って木製の壁を作ると雰囲気がでます。木材に自分でペンキを塗ると自然な色ムラが生じてシャビーに仕上げられます。ペンキはハードルが高いと感じられる場合は100均で売っているリメイクシートにも「シャビーホワイト」というカラーのものがあるので探してみてください。

壁以外にも、収納棚など木材でつくれるものもDIYで作るようにすれば、部屋全体のシャビー感の統一ができます。既製品だとばらつきがちなデザインが、DIYだとまとまりをもたせることができるのでおすすめです。

ぜひ取り入れたいシャビーシックインテリアの例

シャビーシックスタイルにぜひ取り入れたいインテリアには、シャンデリア風の照明や猫脚のチェストやベッド、丈の長いカーテン、シャビーシックな壁紙があります。好みのものを見つけて、部屋を模様替えしてみましょう。

シャンデリア風の照明

シャンデリア風の照明を飾れば、ゴージャスなシャビーシックスタイルに
シャンデリア風の照明を飾れば、ゴージャスなシャビーシックスタイルに

シャンデリア風の照明があるだけで部屋が華やかになります。透明なクリスタルパーツがたくさんついたものはゴージャスな印象に。金属部にサビがあるとアンティーク調の風情が加わります。キャンドル状の照明なら、厳かな空気も生み出せます。

シャンデリア風の照明は華美に見える可能性もありますが、部屋全体が白ベースになっていると派手さは和らぎます。シャンデリアを飾りたいときは、周囲のインテリアを引き算して全体のバランスを整えましょう。

猫脚のチェストやベッド

猫脚は、湾曲状にデザインされた家具の脚部です。猫の脚を思わせる形状がかわいらしく、人気を集めています。シャビーシックはアンティーク調の上品さとガーリーなかわいらしさがミックスされたスタイルです。クラシカルな家具が揃うなか、猫脚デザインのチェストやベッドを取り入れることで、大人かわいい雰囲気を演出できます。

丈の長いカーテン

丈の長いカーテンは、部屋に落ち着いた雰囲気をもたらせるインテリアです。白や淡色系を選ぶと、照明やチェストに凝ったデザインが施されていても落ち着いた雰囲気にまとめられます。

最近では床に引きずるくらいの長い丈を選ぶ方も多く、直線的な印象をあたえるカーテンの足元を引きずる事で動きをつけて、やわらかな印象をあたえることができます。

シャビーシックな壁紙

壁紙は、部屋全体の基調色を変えるのに効果のあるアイテム。壁紙の色によって、室内空間をさまざまなタイプのシャビーシックスタイルに演出できます。家具がアンティーク風であれば、白にこだわらず鈍い色味を取り入れる方法があります。くすんだアイボリー系は、古くなった本やセピア調の写真と相性のいい色味です。

賃貸にお住まいで、壁紙の張り替えが難しい場合には、壁を傷つけずにはがすことができる「リメイクシート」を使うのもおすすめです。100均や雑貨店、ネットショップなどで好みの柄を探しましょう。

シャビーシックなフレームの鏡

鏡は部屋をアンティーク調に演出する際によく使われるインテリア。くすんだクリーム色のフレームのものを選べば、部屋が一気にシャビーな空間に。理想のデザインが見つからなければ、木製フレームのものを選べば、ペンキで白く塗ってやすりをかければシャビーシックインテリアに。鏡を置くときは、フレームにもこだわりましょう。

シャビーシックな部屋に合う小物

シャビーシックな部屋に合う小物類は、レース布やキャンドル、ドライフラワー、観葉植物などです。上手に取り入れて、部屋の印象を一段アップさせましょう。

レース布

レース布は、シャビーな家具にシックな風合いを手軽につけ足せるアイテムです。少しペンキのはげたテーブルやサビの残る鉄製ベッドには、シャビー感が漂います。これらにレース布をかけると、優雅さが加わります。

ベッドなら、レース飾りのついた枕やクッションなどを置くだけでも効果的です。きれいなデザインのレースをふんだんに使って、エレガントな雰囲気を高めましょう。

キャンドル

キャンドルをテーブルに置くと、それだけでアンティーク調の雰囲気を出せます。凝ったデザインのキャンドルなら、シャビーシック感をアップさせたいときに重宝します。キャンドルの揺らめく炎にはリラックス効果もあるので、部屋でゆっくりするのが好きな人にはおすすめのアイテムです。

ドライフラワー

ドライフラワーのくすんだ色合いが部屋にシャビーな印象を足してくれる
ドライフラワーのくすんだ色合いが部屋にシャビーな印象を足してくれる

部屋にシャビーな印象が足りないとき、おすすめのアイテムはドライフラワーです。ドライフラワーがあると、くすんだ色合いが部屋にシャビーな雰囲気を与えてくれます。ある程度のボリュームがあれば、花の華やかさも加わります。

ドライフラワーの作り方はいくつかありますが、簡単なのは生花を花瓶やボトルなどに入れて自然乾燥させる方法です。花の変化を楽しみながら完成を待ちましょう。

観葉植物

部屋に観葉植物があると、シャビーシックな空間に温かみがもたらされます。観葉植物は、リラックス効果のあるアイテムです。部屋を白ベースに演出すると、寒色系の冷たい印象が強まりすぎることも。そんなときは観葉植物をひとつ置くだけでも雰囲気が和みます。

室内の配色が白やグレー中心で単調になった場合、緑を加えることで彩りが豊かになります。部屋の中でも育てやすい種類を選んで、シャビーシックインテリアのアクセントにしましょう。

シャビーシックインテリアを取り入れた部屋の実例を紹介

シャビーシックスタイルの取り入れ方は、人によってさまざまです。以下では、多彩なインテリア実例のなかから、素敵なアイデアをいくつかピックアップして紹介します。

シャビーな加工を施したドア

シャビーな加工を施したドア
shioyachika39さんのインスタグラムより

家具を新調してきれいな状態のまま設置すると、シャビーシックな演出は難しくなります。シャビーな加工を施せば、写真のドアと同様に印象を変えられます。加工する際は、やすりで少し家具を傷つけたり、塗料を重ね塗りしたりして、自然な色ムラを出しましょう。

壁紙を変えると本格的に

壁紙を変えると本格的に
atelier_jardin_de_floreさんのインスタグラムより

壁の色は部屋のメインカラーに含まれる部分です。大人かわいいデザインの壁紙でも、色味が多いとシャビーシックな印象にならないことも。シャビーシックスタイルを本格的に演出したいなら、壁紙を変えてみるのもおすすめです。壁紙を交換すると部屋のイメージは大きく変わります。写真のように白を基調としたものなら、室内が落ち着いた雰囲気になります。

古めかしさと高級感の漂うダイニング

古めかしさと高級感の漂うダイニング
shabbycottage_saoriさんのインスタグラムより

大胆なアレンジが施された、高級感の漂うダイニング。テーブルとイスの猫脚がかわいらしい雰囲気をプラスしています。天井のシャンデリア風の照明器具も優雅で、シャビーシックなインテリアにぴったり。全体的に明るいホワイトカラーのダイニングで、くつろぎの時間を過ごせそうです。

細部までこだわったキッチン

細部までこだわったキッチン
inbasketwhiteさんのインスタグラムより

部屋の配色から小物類まで細かいこだわりが伝わるキッチンの実例です。シャビーシックの特徴である白がベースの色使いに、黒枠の食器棚がアクセントを加えています。ところどころに飾られた淡色系の花々が、室内に彩りを添えています。

テーブルや食器類にはレース布が敷かれ、上品なかわいらしさも感じられます。キッチンにシャビーシックを取り入れる際には全体的なバランスはもちろん、細かい小物にもこだわってみましょう。

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公開日 2020年10月13日
更新日 2020年10月22日

#リビング

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