マンションのエントランスとは?その役割とチェックしたい人気設備を紹介

マンションのエントランスとは?その役割とチェックしたい人気設備を紹介

マンションの「顔」ともいえるエントランス。実際どんな役割を果たしているか、ご存知ですか?最近では立派な高層マンション建設も進み、それにあわせて豪華で充実した機能を持ち合わせたエントランスも増えています。そこで今回は、そんなマンションのエントランスについて、深く掘り下げてみようと思います。今後のマンション選びに是非ともお役立て下さい。

マンションのエントランスとは、どの場所を指すのか?

エントランスと呼ばれる場所

エントランスとは出入口部分のことで、マンションのエントランスとは、正面玄関のことを指します。具体的には、マンションの敷地に入ってから建物の正面にある大きな入口。そこから入ってエレベーターホールがある部分までのスペースを指すことが多いようです。

大規模なタワーマンションや高級マンションでは、エントランスに広いスペースが取られていることも多く、広い吹き抜けを設けている物件もあります。ここをエントランスホールと呼ぶこともあります。大規模マンションで複数の入り口がある場合は、もっとも大きい正面玄関がエントランスとなります。

広いエントランスホールがあるマンションでは、ソファや椅子などが置かれていることがあり、ロビーあるいはエントランスロビーといわれるようです。マンションのエントランスには、メールコーナーや管理室、ごみ置き場、宅配ボックスなど、さまざまな共有の設備があります。

高級マンションには「コンシェルジュ」も常駐

エントランスを見ればマンションのグレードが分かるとも言われ、高級マンションほど外観だけでなくエントランスのインテリアにこだわっていることが多いかもしれません。デザインが豪華だったり、設備が充実しているなどの傾向があります。エントランスの一部にカフェやラウンジ、コンビニなどがあったり、中庭があるような広々としたエントランスのマンションもあります。

ハイグレードのマンションの中には、ホテルのような手厚いサービスを受けられるフロントカウンターやコンシェルジュサービスがあるところも。一般的な管理人とは別に住民専用のコンシェルジュが常駐し、クリーニングの受付や宅配便の発送、来客の取次や共有施設の使用受付など、規約で定められた範囲でさまざまなサービスを行っています。

マンションのエントランス、その役割とは?

マンションのエントランスは、住人の共有施設やサービスが設置されているだけはありません。実はさまざまな役割があるマンションのエントランス。ひとつずつ見ていきましょう。

マンションの「顔」としての役割

来訪者が最初に目にする部分であるマンションのエントランス。第一印象を左右する大切な場所で、まさにマンションの「顔」といえます。そのため、建物の外観と同様に重要視されるのがエントランスのデザイン。たとえば、重厚な扉の先に吹き抜けの高い天井が広がり、床や壁に大理石が使われているようなエントランスならば、誰もが一目見て「豪華なマンション」という印象を受けます。

照明ひとつでもイメージががらりと変わります。昼間は来訪者を明るく迎え、夜は間接照明でトーンを落とすなど、空間演出に欠かせません。モダン、レトロ、スタイリッシュ……空間の雰囲気も、調度品や家具などのデザインや建具の素材によっても大きく変わります。マンションにとってエントランスはそれほど重要な場所といえるでしょう。

安全な住環境を守る役割

セキュリティ性の高さは、 戸建てにはないマンションの魅力のひとつ。「オートロック」は、カードキーや指紋認証など進化し続けている
セキュリティ性の高さは、 戸建てにはないマンションの魅力のひとつ。「オートロック」は、カードキーや指紋認証など進化し続けている

エントランスは、防犯面でも重要な役割があります。戸建てにはないマンションのセキュリティ性の高さの特徴といえるのがエントランスのオートロック。集合住宅の約3割が設置しているといわれ、最近では玄関まで複数のオートロックを備えているマンションも多くみられます。オートロック解除の方法も、住人専用の鍵やカードのほか、暗証番号や顔認証、指紋認証などさまざまなパターンが導入されているようです。

オートロックに加えて、エントランスに管理人が常駐していたり、防犯カメラがあればなお万全。エントランスでしっかりと防犯対策がされていることで、一人暮らしの女性や高齢者、子供がいる世帯とっては安心して暮らせる環境だといえるでしょう。また、エントランスの照明も、入口に十分な明るさを確保することで、防犯面で役立っています。

エントランス以外からの侵入は、不法侵入になる

多くの人が行きかう出入口なので、エントランスでは不審者に警戒する必要があります。直接犯罪につながらなくても、セールスや勧誘などの迷惑行為はエントランスでブロックされる可能性が高く、安心材料にはなります。ただオートロックや防犯カメラでセキュリティを強化しても、エントランス以外の場所から侵入しようとするストーカーなどには注意しなければなりません。

エントランスの警備が厳重だからといって、エントランス以外の場所から侵入するのは犯罪行為。住人や管理人の許可なく共有部分に侵入すれば不法侵入になります。「許可なく進入禁止」などの看板があれば、日ごろから住人全体で侵入者を警戒している可能性が高いでしょう。

利便性の向上を図る役割

24時間対応の宅配ボックスやクリーニングの受け渡しロッカーは、近年増加している共働き世帯には嬉しいサービス
24時間対応の宅配ボックスやクリーニングの受け渡しロッカーは、近年増加している共働き世帯には嬉しいサービス

住人の利便性を向上してくれる役割もあるのがエントランス。エントランスに設置されていると便利なのが宅配ボックスです。最近は24時間対応の宅配ボックスを備えているマンションも増えています。不在の際でも荷物を受け取れるので共働きや家を留守にしがちな忙しい人などにとって嬉しい設備。

暗証番号や専用キーで受けとりができるなど、セキュリティ面でも進化しています。不在時だけでなく、在宅中でも育児や介護で玄関に出られないことが多い家庭や、非対面で荷物を受け取りたい一人暮らしの人にも人気の宅配ボックス。外部から配達してもらい、マンション内で受け取ることができるので防犯面でも安心です。

宅配ボックスのほかにも、クリーニングの受け渡しができる専用ロッカーがあれば、24時間好きなタイミングでクリーニングを出すことができます。出前の食器を返却する際にエントランスに直接置いておくことが禁止されているマンションでは、出前の返却するための専用の場所があると便利。大きな荷物や重いものを運ぶときに使用できる共用の荷車などを設置しているマンションもあります。

快適性を保つ役割

最新の分譲マンションのエントランスの多くが、二重扉になっています。外に面した扉が1枚、その奥にもう1枚の扉がある二重構造。この2枚の扉ではさまれた部分を「風除室」といいます。1枚目の扉はオートロックなしの自動ドア、1枚目の扉がオートロックになっていて、この風除室部分に管理人室などがあることが多いようです。風除室は建物内に直に外気が流れ込むのを防ぐための空間。屋外との気温差を調節したり、ごみの侵入を防いだりすることで、エントランスを快適な空間に保つ役割があります。

扉の外にある車寄せもエントランス設備のひとつ。エントランス前の敷地に余裕がないと設置できないので、大規模マンションや高級マンションによく見られます。エントランスの外部分に雨よけの屋根がついていることが多く、雨が降っていても濡れずに荷物を降ろしたり、車に乗り降りすることができます。エントランスと駐車場が離れていることもありますが、車寄せがあれば、小さい子供や高齢者を先に下ろすことができて役立ちます。タクシーを呼ぶときや、来客を迎えるときにも便利です。

マンションのエントランスで人気の便利な設備

ソファやテーブル付きのエントランスホール

マンションの第一印象を決めるエントランス。まるでホテルのロビーのような寛ぎ空間を、日々の生活にも取り入れてみては?

高い天井に広々とした空間のエントランス、そこにソファやテーブルが置かれていると洗練された格調高い雰囲気。空間に余裕がないと設置できないので中規模以上のマンションに限られますが、マンションのイメージに合わせた家具や調度品が置かれているぐっと印象はよくなります。観葉植物などもあると癒し空間にもなるでしょう。

また、友人や家族が遊びに来たときや、急な来客の待機場所としても使えて便利な一面も。部屋の中に招くほどでもない業者などの来客や短時間の打ち合わせであれば、エントランスのソファスペースで済むので重宝する設備です。

24時間出せるゴミ置き場

曜日を把握して、決められた時間にゴミを出すのは意外に手間がかかります。不規則な仕事をしている人や出張が多い人などは、限られた収集日にゴミ出しができないこともあるかもしれません。24時間いつでもゴミを出せるゴミ置き場はとても便利。家の中にゴミを貯めておくこともないので、臭いや虫に悩むこともなくなります。

客人用の駐車場

規模の大きいマンションでは、来客用の駐車場を備えていることがあります。駐車場が確保されていれば、訪問する方にとっては近隣で駐車場を探すこともなくありがたい設備。大事なお客様を迎えるときなどに活用できるでしょう。運用はマンションそれぞれで異なるので、住民が平等に使えているかが気になるところ。予約の有無や利用可能時間など、明確なルールがあり守られているかも重要なポイントになります。

エントランスに併設している共用トイレ

エントランスにトイレが併設されているマンションがあります。自宅にトイレがあるなら必要がなさそうに思いますが、エントランスから部屋までが遠くなりがちな大規模マンションでは便利な設備。高層マンションではエレベーターが来るまでに時間がかかることもあり、いざというときに役に立つことがあるようです。

住人だけでなく、工事や修理などで訪れた業者に自宅のトイレを使われることに抵抗がある場合は、エントランスのトイレを使ってもらうことができます。中には、管理人用を含め、複数の共用トイレを設置しているマンションもあるようです。

マンション選びでは、エントランスの管理体制も重要なポイント

内装や設備だけでなく、管理が行き届いた物件を

どんなに美しいインテリアで飾られていても、管理が行き届いていないとエントランスの印象は台無しです。エントランスは住人だけでなく多くの人が出入りするので、汚れやすい場所でもあります。エントランスの管理状況はマンション全体の管理につながるので、物件を選ぶ際は、床にゴミやホコリが散乱していないか、照明の電球は切れていないか、観葉植物や植栽の手入れがされているかなどをチェックすることをおすすめします。

エントランスが整然と落ち着いた空間であれば、きっと豊かな気持ちで生活できることでしょう。もちろん、利便性や快適性、安全性も大切。さまざまな役割があるエントランスは、どんな物件かを見極めるため多くの判断材料となるはずです。

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公開日 2020年8月6日
更新日 2020年10月22日

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