リビングに畳コーナーを作る。スペースを活用しておしゃれな間取りに大変身

リビングに畳コーナーを作る。スペースを活用しておしゃれな間取りに大変身

新築マンションでは和室のない間取りも増えてきていて、全室フローリングの家も少なくありません。とはいえ、畳のスペースがあると何かと便利で、インテリアとしてもおしゃれ。畳コーナーの設置を検討している方もいると思います。今回は、リビングに畳コーナーを作る時のポイントについて紹介します。畳コーナーや小上がりを作るDIYアイデアも紹介しているので、参考にしてみてください。

リビングに畳コーナーを作るメリットとデメリット。畳コーナーはこんな人におすすめ

リビングに畳コーナーがある部屋は、便利でいいアクセントにもなるのでリフォームを検討している方は多いと思います。ただ、畳コーナーを作る目的を明確にしておかなければ、デメリットを感じてしまうことも。ここでは、畳コーナーを作るメリット・デメリットについて紹介します。

子供の遊び場や昼寝スペースになる

畳には吸音効果があるため、フローリングで走り回るよりも足音が軽減されます。フローリングよりも畳のほうがやわらかいため、転んだ時のダメージも少なくて済みます。畳はお昼寝にも最適。夏はサラッとした肌触りで、大人も子どももい草の香りに癒されることでしょう。小さな子どもがいる家庭では、さまざまなシーンで畳コーナーが活躍します。

家事スペースになる

畳コーナーは、アイロンがけや洗濯物をたたむといった家事スペースとして利用するのもおすすめです。フローリングに直接、きれいな衣類を置くのが抵抗がある方にとって便利なスペースになるでしょう。

ただ、重い家具を同じ場所に長時間おいておくと跡がついてしまうこと、飲み物をこぼしてしまった時にシミになりやすいといったデメリットもあります。十分に配慮しながら家事をしましょう。

客間として利用できる

畳は、足を伸ばしてゆっくりできる、い草の香りで癒されるといったメリットがあります。ダイニングテーブルで会話をするよりも、少しリラックスした雰囲気になるため、来客を通すスペースとしても丁度よく使えます。

生活感のあるリビングよりも、スッキリと片づいている畳コーナーで来客対応するほうが、落ち着いて会話できるでしょう。また、乳幼児を連れた来客、両親が宿泊するスペースとしても利用できます。

ペットのいる家庭には不向き

畳はダニが発生しやすいので、ペットを飼っているお宅はこまめな掃除が必要
畳はダニが発生しやすいので、ペットを飼っているお宅はこまめな掃除が必要

畳は、フローリングと比べて小さなゴミやペットの毛が入りやすく、ダニが発生しやすいといったデメリットがあります。ダニは多湿な環境を好むため、梅雨の時期や夏場にダニが発生しやすく、飼っているペットにもダニが付いてしまう可能性もあるでしょう。

また、犬や猫を飼っていると、季節的に毛が抜けやすい時期があり、こまめに掃除しないと毛やほこりが溜まって不衛生な環境となり、アレルギーの原因にもなりかねません。ペットを飼っている家庭で畳コーナーを作るのであれば、こまめに掃除機をかけて、定期的な換気を心がけてください。

リフォーム、リノベーション費用が高くつきやすい

フローリングから畳にする際には、下地工事が必要となります。下地工事は、畳を敷いた時の高さと敷居の高さを合わせるための工事であり、決して安くはない工事費用がかかります。

リフォーム費用は、畳コーナーにする面積にもよりますが、100万円以上かかるケースも。本当にリビングの一部を畳コーナーにしてもよいのかを熟考したうえでリフォームをしましょう。

リビングの畳コーナーに必要なスペース、適した間取りは?

畳コーナーを設置すると決めたら、どの程度の広さにするかを検討します。大きすぎても小さすぎても違和感のあるスペースとなってしまうので、リビングの広さに合うスペースにするのが一般的です。

目的別で広さ、間取りを決めよう

リビングに畳コーナーを作るのであれば、リビングの広さに応じたスペースであるのはもちろん、畳コーナーでの目的を決めておくといいでしょう。ここでは、間取りごとにできることとポイントを紹介します。

【2畳】

2畳のスペースは、畳コーナーとして最低限必要となる広さです。2畳あれば小さな子どもなら、おもちゃを広げて遊んだり昼寝をしたりと、家のなかで過ごすには程よい広さといえるでしょう。

しかし、大人が横になると少々窮屈さを感じてしまうかもしれません。2畳で畳コーナーを設置するのであれば、小上がりではなくリビングとフラットにするのがおすすめです。

【3畳】

3畳あれば、家事をする時でも窮屈には感じないでしょう。来客用の寝室として利用するのであれば、3畳に加えて板間を設ける必要があります。板間がない場合は、布団を1枚しか敷けないため、来客が自宅に泊まることを想定するのであれば、最低でも3畳+板間以上のスペースを設けましょう。

【4.5畳】

ゆったりとした寝室、個別スペースにしたいのであれば、4.5畳以上の畳コーナーがおすすめです。4.5畳のスペースであれば、板間がなくても布団を並べて2枚敷けるため、来客用の寝室として利用できます。

4畳の場合は、4畳+板間でなければ布団が2枚敷けないため、布団を敷く機会の有無で間取りを決めましょう。洗濯物をたたんだりアイロンがけをしたりといった家事のみであれば、板間がなくても、広々とスペースを使えます。

【6畳以上】

6畳以上なら、布団を2枚敷いても荷物を置くスペースが確保でき、狭さを感じにくい
6畳以上なら、布団を2枚敷いても荷物を置くスペースが確保でき、狭さを感じにくい

6畳以上にもなれば、畳コーナーよりも和室といった雰囲気になります。広めのリビングでなければ圧迫感が出てしまうため、リビングの広さやバランスとの兼ね合いを考慮しておきましょう。

6畳であれば、布団を2枚敷けて宿泊用の荷物が少々多い時や、間仕切りを締め切った時でも狭さを感じにくいと言われています。子どもが遊ぶスペースとしても十分な広さなので、家事・子どもの遊ぶスペース・来客用スペース、さまざまな用途に使用できます。

どのような間取りの時、どのようなものが置けるのか、どのような用途で利用できるのかは、リフォーム前にイメージをしておくことが重要です。SNSで、畳コーナーや小上がりのリフォーム事例をチェックしておくと、「もっと広くしておけばよかった……」といった失敗をせずにすむでしょう。

省スペースにするなら小上がりがおすすめ

小上がりとは、リビングよりも一段高い場所に設けられているスペースのことです。リビングより少し高い位置にすれば、リビングからのごみが入りにくく、横になってお昼寝をする時にも抵抗は少ないはずです。小上がりにリフォームするなら、以下の2つのポイントを押さえておきましょう。

小上がりのおすすめは3~4.5畳

小上がりは、2畳以下だと圧迫感が出てしまうので3~4.5畳がおすすめです。4.5畳あれば布団を2枚敷くことができるので、友人や両親が泊まりに来た時にも不便はありません。6畳になれば布団が3枚敷けるので、ゆったりとした個別スペースとして利用できるでしょう。

4.5畳、6畳と少し広めの小上がりにするのであれば、リビングと境目を作るために間仕切りの設置を検討してください。間仕切りがあれば、来客用の寝室・子どもお昼寝スペースとして利用しやすく、キッチンからの匂いや音も防げます。

また、広すぎるとリビングが狭く感じてしまうので、一般的な家庭のリビングであれば、最大でも6畳ほどにしておくとよいでしょう。

小上がりの高さは低すぎず高すぎずがポイント

小上がりが高すぎると、

・万が一子どもが転落した際に、怪我をする可能性がある
・上り下りが面倒に感じてしまう
・介護には不向きである
・天井と近くて圧迫感がある
・高さがあると場所によってはリビングが狭く感じる

といったデメリットがあります。また、小上がりが低すぎると、

・腰を下ろすには低すぎる
・リビングのほこりが侵入してしまう
・つまづきやすくなる

といったことがあるので、適切な高さにリフォームすることが重要です。立ったり座ったりや、小上がりの下に収納スペースを設置するのであれば、35~40cmにするのが一般的な高さとなります。

高くても低くても苦労してしまうことがあるので、その家に30年、40年と住み続けるのであれば、バリアフリーにも考慮して小上がりを設置しましょう。

畳コーナーをDIYで作ることは可能?

リフォームやリノベーションで畳コーナーを作るとなると、時間や費用がかかってしまいます。そんな時は、DIYで小上がりや畳コーナーを作って、仕切りのみをリフォーム依頼するのもいいかもしれません。

ここでは、本格的な小上がりと簡単にできる小上がり風コーナーのDIY方法を紹介します。自宅のスペースやDIYスキルにあった、オリジナルの畳コーナーを作ってみましょう。

【本格】木材で段差を設置して小上がり畳を作る

木材で段差を設置して小上がり畳を作る
55.campさんのインスタグラムより

本格的なDIYができる方、工具を持っている方は、畳コーナーを設置したいスペースに小上がり畳を作るのもいいでしょう。ホームセンターなどで購入した木材で骨組みを構成し、即板と天板を付けたあと、好みの畳を設置するといったものです。

本格的な小上がりを作るためには、木材を手触りよく加工したり、強度を保たせるための骨組みなど、細かな部分にまで配慮しなければならないため、ある程度DIYを経験したことがあり、作業に慣れている方向けとなります。DIYに自信がある方は、ぜひ挑戦してみてください。

【簡単】カラーボックスやパレットを敷く

ホームセンターやインテリアショップで販売されているカラーボックス(棚)を床に置き、その上に木の板や畳を敷いた小上がりなら、特殊な工具やスキルが必要ありません。カラーボックスの棚が見える面を上にしておくと、収納スペースも確保できます。

カラーボックスは30cm前後の高さがある製品が多いため、布団を敷いて利用したい時や子どもが昼寝をする際に利用するのがよいでしょう。

パレットとは、元々はフォークリフトなどで荷物を運ぶ時に使用されるもので、最近ではDIY用に購入する方も増えているようです。木製パレットの名で流通しており、さまざまなサイズのパレットがネットショッピングやホームセンターで販売されています。

一般的な木製パレットは高さがあまりないため、段差が低めの小上がりを設置したい時に利用するのがおすすめです。カラーボックス・パレットともに、畳を敷く下地の部分をDIYしなくてもよいので、比較的簡単に小上がりを作ることができるでしょう。

【簡単】ユニット畳を置くだけ

高床式ユニット畳を置くだけで、簡単に小上がりの畳コーナーを設置できます。ユニット畳は1畳サイズと半畳サイズのものが販売されており、3畳・4畳・4.5畳・6畳といった間取りを自由に決められることが特徴です。畳のなかが収納スペースになっているため、このなかに普段使用しないものをしまっておくこともできます。

カラーボックスやパレットといったDIY製品と比べると、少々費用はかかってしまいますが、既製品であることから安全性が高く、失敗することもありません。高さと畳の種類、カラーを熟考して、ご自宅のリビングに合うものを選んでみてください。

【簡単】置き畳・マットを敷く

置き畳や畳マットを敷けば、簡単にリビングとほぼフラットな畳コーナーを作ることができます。これらのアイテムは、1畳タイプ・半畳タイプがあるため、間取りに合わせて好きに組み合わせられること、動かしやすいため畳の下のフローリングも掃除しやすいといったメリットがあります。

「リフォームで小上がりを作っても、将来的に使い続けるか心配……」といった方は、置き畳で使用感を試してみるのもいいかもしれません。

おしゃれな和モダンにコーディネートするなら「琉球畳」がおすすめ

琉球畳とは、縁のない半畳サイズの畳を市松模様に敷いたものを指します。リビングの畳コーナーで使用されることが多く、1畳サイズの畳よりもおしゃれで洋間にも合いやすいこともポイントです。

琉球畳なら、ソファを置いて小さなリビングのようなレイアウトにするのもスタイリッシュになるでしょう。通常のい草の緑色のものだけではなく、ネイビーやオフホワイトといったカラーもあるため、和モダンなコーディネートにもマッチします。

和風になりすぎないほどよい雰囲気と、小さな空間にもマッチしやすい形状であり、これからリビングに畳コーナー、小上がり畳を作りたい方にもおすすめです。

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公開日 2020年9月7日
更新日 2020年9月7日

#リノベーション, #DIY, #リビング

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