玄関アプローチをおしゃれにリフォームする方法とは? デザイン・素材・費用を解説

玄関アプローチをおしゃれにリフォームする方法とは? デザイン・素材・費用を解説

玄関アプローチについての基本的な説明から、メリット・デメリット、素材の種類や完成イメージの決め方、外構工事まで詳しく紹介していきます。

「玄関アプローチ」とは?

玄関アプローチは「エクステリア」の構成要素のひとつ

玄関アプローチとは、門から玄関までの通路スペースのことを指します。箇所でいえば門扉・通路、家によっては通路スペースにある置物・植物まで玄関アプローチと呼ぶこともあります。「エクステリア」の一つであり、こだわりをもってアレンジする人も少なくありません。

ちなみに「エクステリア」とは、家の外側の空間のことを指します。「インテリア」と対になった言葉であり、この「エクステリア」には、庭・ウッドデッキ・テラス・駐車場・フェンス・塀なども含まれます。

玄関アプローチは自宅まで客人をもてなす役割が

玄関アプローチは、客人も通る場所。訪れる方が使いやすく、心地よく過ごせるようなアプローチを意識したいものです

玄関アプローチがある家のメリット

では、玄関アプローチがある家のメリットについて紹介していきます。玄関アプローチがある家は、自宅の趣が出て、防犯性が高くなるなどのメリットがあります。これから1つひとつを詳しく説明していきましょう。

自宅の趣が出る

和風の家に合わせた玄関アプローチで、より趣のある雰囲気に。客人をもてなす役割だけでなく防犯性もアップ
和風の家に合わせた玄関アプローチで、より趣のある雰囲気に。客人をもてなす役割だけでなく防犯性もアップ

自宅が和風建築の場合、玄関アプローチに砂利と敷石を設置し、さらに和の雰囲気を利かせるのもおすすめ。洋風ならば通路をレンガにしてどことなくガーデニングのムードを盛り上げるのもいいでしょう。

階段がある自宅でしたら、カラーを変えるだけでもかなり雰囲気が変わるでしょう。素材やスタイルをちょっと工夫することで、家のイメージもかなり変わっていくのが面白いポイントです。

防犯性が高くなる

玄関アプローチを工夫することで、防犯性が高くなります。たとえば、センサー反応で自動点灯されるライトを設置することで、防犯意識をアピールできます。また夜に帰宅するときも、自動点灯ライトがあることで、明るくて足元が見えやすくなるので転倒の恐れが減るのも嬉しいポイントでしょう。

そして車道から自宅の玄関までを見やすくすることで、不審者に「侵入しにくい」と思わせることができます。門扉の見通しをよくしたり、フェンスの隙間などを広くすることで外からよく見えるようになり、防犯性が高まります。このように玄関アプローチに少しこだわりを利かせると、不審者対策にもなります。

玄関アプローチがある家のデメリット

では、玄関アプローチがある家のデメリットは何があるのでしょうか?ここでは、雨に濡れる可能性について説明していきます。

車での帰宅時など雨に濡れる可能性

一般的な玄関アプローチには屋根がないため、車で帰宅すると雨に濡れてしまうこともあります。ちなみに玄関アプローチにフェンスや玄関から繋がる屋根があれば、雨にあたらずそのまま玄関まで向かうことができます。もし雨の日のことを考えているのでしたら、ガレージと一体化した玄関アプローチを作ることをおすすめします。

玄関アプローチの素材とデザイン

玄関アプローチの外構工事に欠かせない素材についてこれから説明をしていきます。

玄関アプローチの主たる素材の種類

では、玄関アプローチに使われている素材は、どんなものがあるでしょうか?これから一般的に使われているものを紹介していきます。

タイル

タイルは、多くの外構の玄関アプローチで使われている素材です。大きさはさまざまな種類があり、主に長方形・正方形が人気です。色・質感・デザインも豊富に揃えられているので、予算や好みに合わせて選べます。

どんな玄関アプローチにも合いますが、とくにあうのは洋風・モダンな家です。工夫次第によっては、リゾート感を演出できるでしょう。傷に強く、メンテナンス費用がかからないのも嬉しいポイントです。

レンガ

ご家庭によっては、レンガを玄関アプローチに使うこともあります。ちなみにレンガは砂と石灰からつくれていて、主な色はブラウン・オレンジがです。一般的な大きさは、210mm(長さ)x100mm(幅)x 60mm(厚さ)であり、組み合わせて道を作り上げます。もちろんこれ以外にもさまざまな大きさのレンガが用意されています。

洋風のお宅に似合う玄関アプローチの素材で、ガーデニングのような個性溢れるムードになるでしょう。時が経つに連れて、コケが生えたり・角が丸くなるなど、味わい深くなるのも魅力の1つです。

枕木

ホームセンターで販売している枕木も、玄関アプローチに使用できます。そもそも枕木とは、鉄道のレールに使われていた素材。その耐久性の高さから、エクステイリア素材として再利用されています。本物はとても大きいため、「枕木風」の木材・コンクリート製のものが販売されていることも多くあります。

アンティーク調のお宅にぴったりな素材です。砂利・植物・レンガ・石材などと組み合わせて、自分好みの道を作りましょう。枕木は料金にかなりの違いがありますが、安い中古カットの枕木でしたら10kgで600〜1000円ほどで手に入ることもあります。

インターロッキング

インターロッキングとは、コンクリートのブロックをかみ合わせてつくられる舗装です。公園や歩道などでよく使われています。かみ合わせ方やコンクリートの色を変えるだけで、デザインに個性を出すことができるでしょう。

洋風やモダンなご自宅に合う素材だといえます。このインターロッキングのメリットは、水はけが良いので、地面が濡れていてもすべりにくいことが挙げられます。また比較的安価で手に入るので、予算を抑えたいときにもおすすめです。

土間コンクリート

土間コンクリートとは、凹凸のないコンクリートの舗装のことをいいます。地面に砂利・砕石などを敷いたうえにコンクリートで覆い、平坦に仕上げられたものです。土間コンクリートにすると玄関アプローチが、シンプルでモダンな雰囲気になるでしょう。

施工のために時間がかかることがデメリットですが、耐久性が優れておりメンテナンス不要なのは嬉しいポイントです。雑草も生えないので、掃除の必要もありません。

洗い出し

洗い出しとは、小石が表面にあらわれる仕上げがされた技法のことをいいます。セメント・モルタルなどのなかに砂利を入れ、固まる前に水洗いをして砂利を表面に出します。中に入れる砂利によって、洗い出しに個性が合わられるでしょう。

黒色の砂利であれば和風の玄関アプローチにぴったりであり、オレンジ・ピンクなどの暖色であれば洋風の家にも似合います。砂利が表面に出ているので、滑り止めにもなるのは嬉しいポイントの一つです。

敷石(砂利)

玄関アプローチに、砂利の敷石をつかうのもおすすめです。これは化粧砂利と呼ばれていて、踏んだときにザッザッと音がするので、防犯上も有効です。敷石の種類には、天然石と繊維強化プラスティック製があります。

天然石でしたら暗いグレーの色合いの石英岩・白い色をした御影石などは和風の家にも合います。砂利ではありませんが、ふぞろいな形の乱形敷石を使用すると、味わいがでてきます。

繊維強化プラスティック製は、あまり種類はありませんが軽くて簡単に設置できるのが魅力です。砂利の敷石をつかうと雪かきやゴミ掃除をするときに面倒に感じることはありますが、施工費用が安く済むのは嬉しいポイントです。

人工芝

自然美を感じられるのが人工芝です。天然の芝とは違い手入れがいらないので、何もしなくても景観を損ねにくいです。自由な形にできるため人工芝を植えられる場所が狭くても、問題なく使えます。人工芝を使うだけで、緑が増え目に優しいのも嬉しいポイントです。

開放感のある玄関アプローチにしたいご家庭におすすめです。モダン・洋風の家にもよく似合います。人工芝を植えると、雑草を抑える効果もあります。

玄関アプローチの完成イメージを決めるときのポイント

玄関アプローチの雨対策・手すりは必要?ひとつひとつクリアにして、完成イメージを明確に。デザインはその後で
玄関アプローチの雨対策・手すりは必要?ひとつひとつクリアにして、完成イメージを明確に。デザインはその後で

何かをつくるためには、完成イメージを前もって明確にしていくことが大切です。では完成イメージを明確にするためには、何を考えていけばいいのでしょうか?イメージのために考えるべき大切なこととして、「すべらないために水はけをよくすること」「状況に応じてバリアフリー」「安全面への考慮」など3つのポイントがあります。

水はけの良くなる設計・素材選びを

玄関アプローチの設計でとくに考えないといけないことは、地面の水はけをどう良くするかということ。設計や素材を工夫して、雨の日や地面が濡れていてもすべりにくい玄関アプローチにしていきましょう。

これからすべりにくい玄関アプローチにするために必要な設計・素材について紹介していきます。まず設計で大切なのは、地面の勾配をつけることです。角度をつけることにより溜まった水を自然に流せます。

「水が溜まっていて滑る」と言った問題も解決するでしょう。雨水マスと呼ばれる、小さなマンホールの配置をより水の流れがあるところに設置することもおすすめです。たとえば勾配をつけ、水が流れる下流に置くことで、水がたまらずスムーズに流れていきます。では次に、すべりにくい素材についてご紹介していきます。

【インターロッキング】透水性があるつくりがされているので、水はけが非常にいいのが特徴。インターロッキングの表面は、滑りにくいため濡れていても安心して歩けます。
【洗い出し】表面に凹凸があるため、滑り止めとしても作用します。
【枕木】木材でできているので、他の素材と比較すると滑る心配も少ないです。これらの設計や素材を使用して、滑りにくい玄関アプローチをつくりあげるようにしましょう。

必要に応じてバリアフリー工事も

ご高齢の方や体が不自由な方がご家族にいる場合、バリアフリー工事も必要になります。階段があるご自宅でしたら、足腰が弱っている方のためにも手すりの設置をおすすめします。車椅子を使う方がいるのでしたら、スロープの設置を検討してみてはいかがでしょうか? バリアフリー工事を行うことで、ご高齢の方や体が不自由な方が通りやすくなります。

安全面を最大限に考慮する

ここまで「雨によるすべりの対策」や「バリアフリー工事」の大切さについて説明をしてきました。玄関アプローチは毎日通る場所なので、とくに安全面には気を配らなければなりません。すべり・つまづきなどの問題を1つひとつ解決し、快適な道をつくるようにしましょう。

また安全面でいえば、夜の通路にも気を配りましょう。あたりが暗くなるため、道が見えにくくなります。何かにつまづいて転倒する恐れもあります。玄関アプローチにライトをつけるようにし、足元を見えやすくするのもおすすめです。

玄関アプローチの外構工事について

これから玄関アプローチの外構工事について紹介していきます。気になる施工費用や業者選びのポイントなどについて紹介します。

施工費用はどのくらい?

では施工費用は、どれくらいかかるのでしょうか?もちろんご家庭ごとの「こだわり」によっても費用はかなりかわりますが、門柱でしたら約10万〜20万円ほど、門扉は約30万〜50万円。玄関アプローチは約10万〜15万円です。

ちなみに門柱とは、道路の目の前に置かれている表札・インターホンなどが取り付けられる柱です。門扉は道路と敷地の境目にある扉のことを指します。

広さや素材・デザインによって幅がある

こだわりを利かせることの多い門柱や門扉ですが、素材・デザインを追求すると費用がグンと上がります。玄関アプローチも同様にデザイン・広さ・使用する素材によって、料金が変わります。もしタイルや石を利用する場合には、1㎡で3万円前後かかるといわれています。

もともと使用していたタイルなどを撤去する必要がある場合には、さらに費用がかかるので注意が必要です。業者に依頼をするときは、しっかりと確認をするようにしましょう。

施工業者選びのポイントは?

玄関アプローチの施工を行っている業者は、たくさんあります。自分たちにあった業者を選ぶときには、どんなポイントを確認すればいいのでしょうか?

さまざまなチェックポイントはありますが、とくに「実績」「信頼性」「費用」を重視して確認すれば満足のいく結果につながる可能性が高いです。では、そのポイントについて1つひとつ詳しく説明をしていきます。

■業者の実績を確認
工事の実績の確認を忘れないようにしましょう。「大手の施工業者を選んだから大丈夫」と思っていても、自分たちが理想としている施工ができないケースもあります。

施工業者の実績をチェックし、どんなスタイルに強みがあるのか、自分たちが望む施工をできそうか、などの確認が大切になります。望みの分野の専門性を持ったスタッフがいるかどうかも確認が必要です。

■業者が信頼できるか確認
信頼できる業者か、というポイントも欠かさずチェックするようにしましょう。「親身になって相談にのってくれるか?」「連絡がきちんと取れるか」といったポイントも忘れずにチェックしていきましょう。口コミなどを前もって調べていきましょう。

■見積もりを確認
費用はやはり安いに越したことはありません。しかし、金額だけで判断した結果、値段相応の施工、仕上がりになることもあります。

工事内容は多岐にわたるので、専門業者に依頼を

工事内容はさまざまなものがあります。たとえばモルタル・プラスタなどを使用した壁塗り工程である左官工事や、石・レンガを積み重ねる組積工事など、それぞれの工事で専門の職人のワザが光ります。とくに専門的な技術をもった業者であれば、より出来栄えが美しくなるでしょう。そのため特化している専門業者に依頼をすることが大切です。

初心者でもできる、玄関アプローチの簡単なDIYの例

玄関アプローチもDIYが可能です。大掛かりな工事が必要な施工は、専門の業者に任せないとできませんが、「タイルを貼る」「敷石を敷いて道をつくる」などは、自分たちでもアレンジできます。

玄関アプローチのDIYはガーデニング感覚で

ホームセンターで材料を購入してDIYすれば、玄関アプローチの施工費用も抑えられる。ガーデニング感覚でお好みのグリーンを取り入れて
ホームセンターで材料を購入してDIYすれば、玄関アプローチの施工費用も抑えられる。ガーデニング感覚でお好みのグリーンを取り入れて

植物や花などを植えて、まるでガーデニングのように玄関アプローチをつくることもできます。これから枕木を活用したものや敷石を活用したものを紹介していきます。

枕木を埋め込んで線路をイメージ

線路のように1つひとつ枕木を埋め込んで、道をつくるのもおすすめです。玄関までの道が味わい深いものになるでしょう。まず下地をつくりましょう。枕木を置く場所を掘り、砕石をしきつめます。そしてゴムハンマー使用し叩き安定させていきましょう。

最後に枕木を置き、ハンマーで叩き安定させたあとに周りに土を戻して固め、完成です。周囲に芝を植えることで、自然豊かな雰囲気を演出できます。

敷石をレンガで縁取って、曲線を描いた一本道に

洋風の家にぴったりなのが、敷石とレンガの組み合わせで道をつくることです。敷石だけを置いても趣のある玄関アプローチになりますが、そこをレンガで縁取ることで洋風のかわいらしい印象になります。まっすぐな道だけでなく、曲がった道にすることで個性の表現もできます。

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公開日 2020年8月11日
更新日 2020年10月22日

#玄関, #DIY

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