目隠しフェンスの高さと選び方。人気の施工事例までご紹介

目隠しフェンスの高さと選び方。人気の施工事例までご紹介

庭やベランダは家族のプライベートスペースです。バーベキューをしたり家庭用のプールで遊んだりと、積極的に使っている人も多いと思いますが、周囲からの視線も気になるところ。そんなときに重宝するのが目隠しフェンスです。

目隠しフェンスには種類があり、湿地場所や目的に応じて使い分けることが可能です。今回は目隠しフェンスの選び方や選ぶときのポイントを紹介します。

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目隠しフェンスの選び方

目隠しフェンスを選ぶときのポイントは、大きく以下の3つに絞られます。

・人の目線、あるいは身長を隠せる程度のフェンスの高さ
・庭や周囲の雰囲気に溶け込むような見た目、カラー、素材
・目隠し以外にも求めたい機能

これらのポイントで重要なのは、それぞれのバランスです。高さや機能だけを重視してフェンスを選んでしまうと、圧迫感を覚えてしまうかもしれません。

また1人で選ばないことも重要な要素です。フェンスは家族全員がほぼ毎日目にすることになりますので、出来る限り多くの人の意見を取り入れることをお勧めします。

高さ|「何から」「何を」目隠しするのか明確に

フェンスを高くしたいとき、色が明るい物を選ぶと、圧迫感は幾分か解消される
フェンスを高くしたいとき、色が明るい物を選ぶと、圧迫感は幾分か解消される

目隠しフェンスで高さを重要視するときの注意点は、自分の家からの眺めと外からの眺めの両面から考えるということです。自分の家からの眺めでは太陽の位置、外からの眺めでは目線の高さがポイントになります。

通行人の視線を遮る目的なら180cmが目安

目隠しフェンスの目的のひとつは、通行人の視線を遮ることでしょう。このような用途で使う場合の目安は、人の目線の高さとなる180cmです。

通行人の頭が見えるだけでも気になる、あるいは盗撮などの対策をしたいいう場合には、もう少し高いものを選ぶと良いでしょう。逆に通行人の視線が気にならないという方は、もっと低いものを選ぶこともできます。

日照や圧迫感を考えると限度は2m

フェンスを選ぶときに盲点となるのは圧迫感です。高すぎるフェンスを選ぶと、檻や刑務所に入れられているような気分になることもあります。目安となる高さは2mです。これを超えてくると朝日が見られないなどの弊害が出てきます。

土地の高低差に注意

フェンスを設置するときのもうひとつの問題点は傾斜です。庭の高さと周辺の道の高さは必ずしも同じではありません。周辺の方が庭よりも土地が高く、フェンス越しでも容易に覗けるということもあります。どの程度高低差があるのかを事前に確かめておきましょう。

庭に目隠しフェンスを設置する場合には、設置面の高低差や傾斜にも注意しましょう。角度が大きい場合には設置できないこともありますので、業者に相談しておくことをお勧めします。

素材

レンガの柱や白い柵の奥に、鉄柵やバラでフェンスを作っている。置物も合わせて、ヨーロピアンな雰囲気に。機能性だけでなく見た目にもこだわっている方には参考になるのではないか
レンガの柱や白い柵の奥に、鉄柵やバラでフェンスを作った事例。置物も合わせて、ヨーロピアンな雰囲気に。機能性だけでなく見た目にもこだわっている方には参考になるのでは

フェンスの定番は石垣、鉄柵、コンクリートブロック、鉄柵などですが、目隠しフェンスでは、樹脂などのもっと軽い素材で作られたものも用意されています。見た目や周囲の環境に合わせやすいという部分がポイントです。

ただし素材によってマイナス面があることも事実です。プラス面とマイナス面の両方を考慮すると、賢い選択ができるようになります。

耐久性の高い「樹脂」

まず紹介するのが樹脂製のフェンスです。樹脂製のフェンスの魅力は耐久性の高さです。一般的に、フェンスは基本的に屋外に放置することになるため、風雨や直射日光に常時晒されることになります。このため色落ち、腐食、ひび割れなどの心配がありました。

これに対し樹脂製のフェンスでは、色落ち、腐食、ひび割れすべてに対して強いです。耐久性の高い素材と言えるでしょう。手入れをする必要がなくなるため、掃除などになるべく手間を掛けたくない人向けです。

また安全性の高さも、忘れてはならない樹脂製フェンスの特徴です。フェンスは地面、あるいはベランダの床に直接設置することが多いです。そのため小さな子供やペットなども直接触れることができます。

もしフェンスがひび割れ、あるいは一部欠損していると、子供やペットが割れたフェンスで怪我をすることも考えられます。子供やペットの安全を考える人にとっても、樹脂製フェンスは優先度の高い素材です。

丈夫で長持ち「アルミ」「スチール」

アルミ製やスチール製といった金属製の目隠しフェンスも、人気のある素材の1つです。金属製の目隠しフェンスも樹脂同様に耐久性が高く、かつシンプルでスタイリッシュな仕上がりを期待できるというメリットがあります。

まず、金属製の目隠しフェンスでは、縦向きラインやラティス格子といった特徴的な模様も可能です。従来のフェンスは横長の素材を縦方向に複数枚並べるという横向きラインでした。しかしこの横向きラインでは、素材間の隙間にごみや埃が溜まりやすいという問題を抱えています。

これに対して縦向きラインであれば素材間の隙間も縦向きです。ゴミも下に落ちていくため、フェンスにごみが溜まりにくいというメリットがあります。

縦向きラインだと視線が気になるという心配もあるかもしれません。しかし隙間が小さいものであれば、斜め方向からの視線は完全に塞ぐことができます。選ぶときには、どの程度の角度からなら見えなくなるのかを試しておきましょう。

ラティス格子もごみが溜まりにくい模様の1つです。ラティス格子は斜めに素材を繋げたもので、横向きラインに比べればごみがたまりにくいです。また斜め向きですので掃除がしやすいともいえます。

アルミ製やスチール製フェンスのデメリットは重さです。樹脂の密度は1.0~1.5程度なのですが、アルミの密度は約2.7、スチールになると約7.8になります。このため個人が施工するのは難しく、業者に依頼する必要があります。

なおこの重さは、必ずしもデメリットというわけではありません。風が強いところに設置する場合には、重量のある金属製のフェンスの方が安定しているということもあります。

温かみのある「天然素材」

目隠しフェンスは樹脂製や金属製のような人工素材だけではありません。木製のウッドフェンスや竹を利用した竹垣フェンスのような天然素材の目隠しフェンスも存在します。天然素材を使ったフェンスの魅力は、自然の風合いを楽しめることです。

樹脂製のフェンスでも木目や竹の節に近いものを演出することはできますが、手触りがどうしても異なります。本物にこだわりたい方は天然素材を選んでみてはどうでしょうか。

また天然素材のフェンスは、ホームセンターなどで売られている材料を使って自分で作成することもできます。複雑な仕組みなどもないため、家族で一緒にフェンスづくりに挑戦してみるというのも面白いかもしれません。

天然素材のデメリットは、定期的なメンテナンスが必要ということです。本来の木や竹同様にカビやコケが生えますし、反ることもあります。

ガーデニングとして「植栽」

目隠しという意味では、植物を育てることでフェンスの代わりにすることもできます。

植物そのものですので、雰囲気が合わせやすいことが特徴です。ベランダなどでもプランダーを使って栽培することができます。また場所や目的に合わせて植える植物を変えることもできます。本来の目的は目隠しですが、花や実を楽しむことも可能です。

植栽のデメリットは、持ち主のコントロールできない状況に陥る危険性もあるということです。目的の植物以外にも雑草が生えたり、蜂などの昆虫を呼び寄せたりすることもあります。病気で枯れてしまうこともあるでしょう。ガーデニングの知識が求められることになります。

機能

ルーバータイプのフェンス。クーラーの室外機、給湯器の風を隣家に流れるのを防ぐ場合や、防音・遮音を目的に取り付ける場合は効果を十分には発揮出来ないことがある
ルーバータイプのフェンス。クーラーの室外機、給湯器の風を隣家に流れるのを防ぐ場合や、防音・遮音を目的に取り付ける場合は効果を十分には発揮出来ないことがある

目隠しを目的としたフェンスであっても、完全に塞ぐわけではありません。目隠し以外の用途によって、選ぶフェンスも変わっていきます。

同じ高さや素材のフェンスであっても、設置する場所によって適切なフェンスは異なります。重視する候補としては以下のようなものがあります。

・プライバシー保護や通行人の有無
・遮光や風通し
・音やにおい
・家や室内との雰囲気

プライバシーを守る

プライバシーを守る上で重視したいのは、フェンスの隙間の広さです。元々目隠しとしての設置するフェンスですが、周囲を歩く通行人からがそれほど意識せずに目を向けたときに見えないようにする程度の意味合いに過ぎません。

本格的に目隠しをするとなると、できるだけ隙間を狭くする必要があります。自分や家族のプライベート空間を大切にしたい、あるいは周囲の視線に敏感な方は隙間の狭いフェンスを選ぶのが無難でしょう。

遮光や風通しを重視する

目隠しとして隙間を狭くしすぎると、風通しが悪くなるという弊害があります。風通しを良くするためには、風の入り口と出口の両方を用意しておく必要があります。その上で風の進行を妨害するような障害を極力排除しなければなりません。

フェンスの隙間が狭く、風通しが悪いと、室内の空気がこもりやすくなり臭いなどもとれにくくなります。病気などにかかりやすくなりやすくなるため、快適とはいえません。また洗濯物などの乾きも良くありません。

また日差しの強さも考慮すべき要素です。特に朝日や夕日は、部屋の中にまで日差しが届きます。こういった日の光を防ぐためにも目隠しフェンスは有効です。
こちらの場合は、隙間は出来るだけ狭い方が有効です。ただしこちらはフェンス以外にも遮光カーテンなど有効な手段があります。

目隠しフェンスの中にはルーバータイプというものもあります。従来の目隠しフェンスでは素材を最大限に生かす形でラインを構成していました。これに対してルーバータイプでは、ブラインダーのように素材を斜めに傾けた状態で取り付けています。

ルーバータイプの魅力は目隠し、風通し、遮光の3つを同時に成立させるところです。特に2階のベランダに設置するなど、周辺の道から高低差があるときに有効です。斜めに傾けているため、下から覗かれにくくなるためです。

加えて完全に塞ぐわけではないため、風通しもある程度確保できますし、遮光の効果もあります。ただし室内から外を見るときもフェンスが視界を覆うため、圧迫感を感じることもあります。

音やにおいが気になる

周辺に飲食店があると、家の近くまで飲食店のにおいが届くことがあります。大きな幹線道路が家の前にあると、車の音が気になりますよね。こういったもののために、防音フェンスや防風フェンスなどもあります。

防音フェンスには大きく防音タイプと吸音タイプの2種類があります。目的が異なるため素材が異なり、見た目も大きく変わります。人によっては圧迫感を感じることもあるでしょう。実際にどの程度の違いがあるのかを体験してみることをお勧めします。

防風フェンスは、完全に風をシャットアウトするものではありません。風の道筋を変更しつつ、風の勢いを何割か削ぐというものです。フェンス自体の耐久性を保ちつつ、住む人々の圧迫感を軽減することが目的です。

雰囲気を変える

外観の雰囲気を変えるために目隠しフェンスを設置することも有効です。古いブロック塀をモダンでデザイン性の高いフェンスに変えたり、竹垣などの和風デザインのものを採用したりすることも選択肢の1つでしょう。

目隠しフェンスの価格と施工費用の相場

目隠しフェンスは広さ、素材、デザインなどによって異なります。安いものであれば1m幅で5000円程度、高いものになると10万円を超えてくるものもあります。素材ではスチール製が安く、天然素材が高い傾向にあります。

施工費用は1mあたり5000~1万5000円程です。ただしある程度の範囲をフェンスで覆う場合には、基礎工事や柱の設置工事などが含まれます。目安は8mで30万~50万円程度です。

場所別・目隠しフェンスのおすすめ施工例

お庭が広くて、道路に面してる場合は、子供が動ける範囲を制限するのにも役立つ。ある程度、風や日差しが入るようにしたほうが、気持ちよく遊べるだろう
庭が広くて、道路に面してる場合は、子供が動ける範囲を制限するのにも役立つ。ある程度、風や日差しが入るようにしたほうが、気持ちよく遊べる

設置場所によってフェンスの選び方が変わります。大きく4つの場合があります。

・家と道路の間
・隣接する住宅との間
・テラスやベランダ
・風呂場の窓まわり

庭と道路との間に設置する場合は、プライベートをどの程度重視するかにもよります。空間の使い方なども計算に入れましょう。

隣接する住宅との間にフェンスを設置する場合は、お隣への配慮が求められます。過度に大きなフェンスを立てると、「信じられていない」などで隣人の心象悪化を招きかねません。工事なしでできる、置くだけの手軽なフェンスを使うという手もあります。

テラス・ベランダに置く場合は、遮光や風通しが重要視されます。リビングなどで快適に過ごせるように、圧迫感を感じにくいものを選びましょう。ルーバーフェンスも選択肢の1つです。

風呂場の窓まわりのフェンスでは、プライバシーが最優先になります。しかし厳重なフェンスを建ててしまうと、風呂場の場所を推測されてしまう危険性もあります。

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公開日 2020年8月19日
更新日 2020年10月22日