WICとは?間取り図で見かける略語の意味を紹介

WICとは?間取り図で見かける略語の意味を紹介

物件探しをするときに、誰もがまずチェックするのが住宅の間取り図。間取り図からは、部屋の広さや収納の有無、部屋のつながり、ドアや窓の位置など、いろいろな情報が読み取れます。

間取り図には、アルファベットを使った略語が使われていることが多く、初心者にはわからない言葉もちらほら。例えば、WICとはウォークインクローゼットことを指します。他にも覚えておきたい、略語の意味をまとめて紹介します。

WICとはウォークインクローゼットの頭文字

WICとは、ウォークインクローゼット”Walk in closet”の頭文字を取ったもので、2畳以上あるような、人が歩けるほどの面積の広い収納スペースを指します。家の中にあるトランクルームといえるでしょう。WCLと表記されていることもあります。

一面にハンガーパイプを通したり、たんすや棚などを設置したりして、洋・和服、バッグ、靴、カートなどのいろいろなサイズのアイテムを収納することが可能。分譲や注文住宅の場合は、WICの照明のスイッチやコンセントなどの電気配線にも気を配り、使いやすくしましょう。

WIC(ウォークインクローゼット)の種類、選び方

部屋にWICを作りたい。WICのある賃貸を借りたい場合は、家族構成に合った広さのWICを選びましょう。夫婦ふたりなら2畳ほど、子どもがいるなら3~4畳ほどの広さをおすすめします。小さすぎると足元に収納棚をたくさん置くことになって、中の動線をふさぎかねません。逆に大きすぎてもスペースが無駄になってしまいます。

無駄なスペースを作らないためには、広さや使い勝手に合った収納タイプを決めることです。WICのタイプには、壁の片側だけに収納するI型、両側の壁に収納するⅡ型、壁の両側+奥の壁に収納するコの字型、壁の片側+奥の壁に収納するL型があります。通路を作ることは忘れないようにしましょう。

もしWICのすべてを収納スペースとして使わないなら、ライフスタイルに合った活用ができます。スペースを区切って趣味部屋や書斎、更衣室などとして使用する例もあります。

WICの収納術についてはこちら。
ウォークインクローゼット収納術。実例をふまえた収納アイデアを紹介

【CL】は通常のクローゼットを指す

CLは、“Closet”の 頭文字を取ったもので、通常のクローゼットです。WICほどではないものの、ハンガーを掛けたり、棚を設けたりすることができます。スペースを活かすためには二段・三段に分け、掃除機や加湿器などを下段に収納するといいでしょう。

その他のわかりづらい不動産用語

その他にも、まだ間取り図に使われているわかりづらい不動産用語はたくさんあります。わかってしまえば新居探しのときにとても役立つはず。どんな部屋や設備があるかの情報がわかれば、いろいろな角度から物件を検討する材料になります。

収納に関連する用語

WIC、CLに続いて、収納に関連する用語を見ていきます。物件を探すときには、収納の有無や広さも大きなポイントです。

【SIC】シューズインクローゼット

SICは、シューズインクローゼット“Shoes in closet”の 頭文字を取ったもので、SCLと表記されていることもあります。シューズボックスよりも広いスペースで、何十足という靴や背の高いブーツ類の収納も楽です。玄関収納として掃除用具なども収納できます。大きさによっては、アウトドア用品やゴルフバッグ、スーツケースや自転車など、靴以外などの収納もできます。

【SB】シューズボックス

SBは、シューズボックス“Shoes box”の 頭文字を取ったもので、靴箱のことです。SICより小さく、ひとり暮らし用の賃貸物件でよく見られます。図面によっては、SBと表記していないことがあるため、内見してみたら靴箱があった。なんてことも多々あります。

【SR・S】サービスルーム

「サービスルーム」とは、窓などの設備が居室としては足りない部屋を指す。「納戸」つまり物置として作られた部屋のこと
「サービスルーム」とは、窓などの設備が居室としては足りない部屋を指す。つまり物置として作られた部屋のこと

SRやSとは、“Service room”の 頭文字を取ったもので、納戸のことです。建築基準法で決められている、居室に必要な採光や換気の基準を確保できないことにより、収納スペースとしての扱いになっています。図面を見て、居室ほどの広さがあったとしても、SRやSと記載があれば、窓がない部屋だと考えましょう。

納戸、サービスルームについて詳しくはこちら。
「納戸」とは?サービスルームの違いとは?メリットや注意点、活用法を解説

設備に関する用語

生活する上で欠かせないのがさまざまな設備です。物件探しには、覚えておいたほうがいいですが、少し聞きなれない用語が多いかもしれません。用語がわかると、間取り図だけでさまざまな情報を受け取れます。内見のときの参考にもなります。

【PS】パイプスペース

PSとは、パイプスペース” Pipe space”の頭文字を取ったもので、“Pipe shaft(パイプシャフト)”と呼ばれることもあります。上下水道やガス配管などの配管が通っているスペースです。マンションの場合、屋外にあったり、室内にあったりと、場合によりますが、水周り設備の近くにあってせり出している場合は、家具の配置に影響することもあるでしょう。

【MB】メーターボックス

MBは屋外や玄関横に設置されている場合が多い
MBは屋外や玄関横に設置されている場合が多い

MBとは、メーターボックス” Meter box”の頭文字を取ったものです。水道、ガス、電気などのメーターをまとめてあるボックスのことで、マンションでよく見られます。戸建てではそれぞれが独立していることが多いですが、いずれも設置場所は、検針しやすいような玄関脇やエントランス付近に位置しています。

【UB】ユニットバス

UBとは、ユニットバス” Unit”と“Bath”を組み合わせた和製英語の頭文字を取ったものです。工場で成型された天井、浴槽、洗面台、壁を搬入時に組み立てて一体化し、浴室にします。賃貸物件では、トイレもセットになっていることが多いようです。

【WC】トイレ

トイレは、“Water closet”の 頭文字を取ったものです。WCは公共の場でもよく見かける略語のため、知っていた方は多いはず。とても古い賃貸物件では、部屋にWCの表示がなく、室外での共同となっていることもあるため、気をつけたいものです。

【R】冷蔵後置き場

Rとは、リフリジェレイター“Refrigerator” の頭文字を取ったもので、冷蔵庫置き場のことです。“冷”と表記されている場合もあります。内見の際にはコンセントの位置が使いやすく確保されているか、アース付きのコンセントかどうかを確認しましょう。ワンルームなどによくある、キッチンに据え付けの小さな冷蔵庫がある場合は別として、Rがないとか、内見でコンセントすらない場合は、物件の選択を見直すほうが無難です。

【W】洗濯機置き場

Wとは、ウォッシングマシン“Washing machine”の頭文字を取ったもので、洗濯機置き場のことです。“洗”と表記されている場合もあります。給水用の蛇口と排水口、コンセントがあり、防水パンがある場合もあります。

コンセントにアースがついているかを確認しましょう。洗濯機置き場は浴室横にあることが多いですが、賃貸物件では屋外にあることもあります。屋外にある場合、洗濯機のダメージや音の問題で注意が必要です。

【UP・DN】階段

UPとは、上り階段、DNとは“Down”の略語で、下り階段を表しています。矢印の向きで表していることもあるでしょう。図面では、UPが下階の間取り図にあり、DNが上階の間取り図にあります。ロフトのはしごは階段ではないため、表示はありません。

部屋に関する用語

間取り図でいうと、部屋に関することは、広さや向き、部屋数も含めて重要なことで、一番関心は高いはず。特に、食事をしたり、寝たりする基本的なスペースは図面から得られる情報が多いです。

【LDK】リビング・ダイニング・キッチン

LDKとは、リビング・ダイニング・キッチン“Living Dining Kitchen”の頭文字を取ったもので、居室、食事スペース、台所がひとつにつながった空間を指します。広さの基準は法律で決まっていませんが、公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会によると、LDKと呼べる広さは、一部屋の物件では8畳~、二部屋以上の物件では10畳~となっています。

【DK】ダイニング・キッチン

DKとは、ダイニング・キッチン“Dining Kitchen”の頭文字を取ったもので、食事スペース、台所が一つにつながった空間になります。リビングが無い分狭く感じますが、ダイニングテーブルを置くには十分です。古めの賃貸では、DKは良く見られます。

【BR】寝室

BRとは、ベッドルーム“Bedroom”の略語で、寝室のことです。ワンルームでは、表記はされません。BRが複数あると、主寝室のマスターベッドルーム “Master bedroom” のMBRと分けて表記されることもあり、この場合のBRは、子どもの寝室や来客用の寝室にあたります。

【RF】ロフト

ひとり暮らしに人気のロフト付き物件。RFと図面に書いてあればロフトのこと
ひとり暮らしに人気のロフト付き物件。RFと図面に書いてあればロフトのこと

RFとは、ルーフフロア“Roof floor”の頭文字を取ったもので、ロフトのことです。元は屋上のことを意味しますが、日本の物件では屋根裏部屋のことをいいます。賃貸のワンルームでよく見かける、室内からはしごで上るちょっとしたスペースです。

ロフトはベッドルーム兼収納スペースとして使えて、居室はリビングとして使えるため、2部屋ある感覚ですごせます。そのわりに家賃は低いため、物件としての人気は高くなっています。

戸建てでは、子どもの秘密基地のように使用したり、大人の趣味の部屋として使用したりすることもあるでしょう。ロフトでは温度が上がることや湿気が溜まりやすいことがあり、換気に注意したいものです。

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公開日 2020年10月30日
更新日 2020年11月17日

#間取り, #収納

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