アトリエとは?作り方からインテリアのコツを紹介。集中できる作業スペースにしよう

アトリエとは?作り方からインテリアのコツを紹介。集中できる作業スペースにしよう

「アトリエ」の意味とは?

一般的に美術家などの芸術家が作品作りの拠点として使うスペースを「アトリエ」といいます。画家、彫刻家、工芸家などが仕事で使う工房のことですが、写真や映像のジャンルでは、スタジオを意味することもあります。そんなアトリエの言葉の意味や特徴について紹介します。

アトリエとは、芸術家が作品を制作する作業場のこと

アーティストが作品づくりのための使う作業場のこと
アーティストが作品づくりのための使う作業場のこと

「アトリエ」を『広辞苑』で調べてみると……、

1.画家・彫刻家・工芸家・デザイナーなどの仕事部屋。工房
2.写真家が写真を撮る部屋。スタジオ

つまりアーティストが作品づくりのための使う作業場のこと。仕事以外に趣味で使う場所だとしても、アーティストが使用しているならアトリエと呼び、場所や空間そのものを指す言葉と考えてよいでしょう。最近では、アーティストでない人が趣味で使う空間を広義に解釈してアトリエと呼ぶこともあるようです。

語源はフランス語のatelier

アトリエはフランス語の言葉。英語では「スタジオ(studio)」ともいわれます。「木切れにする人」という意味で、つまり大工を意味しています。ここから派生して、「大工の仕事場」をあらわし、工房という意味で使われるようになったのだとか。

アトリエは、昔は集団で制作に取り組んだり、弟子たちが修行の場として使ったりしていました。つまり芸術家たちが無料で弟子たちに技術を教える専用の場所という意味を持っていたといわれています。

空間的な特徴

芸術家たちが作品を生み出す場所柄、アトリエは広い空間であることが特徴で、大きな作品に取り組む際にも支障がない天井の高さが必要です。また昼でも夜でも同じ環境で作業をするために一定の明るさを確保しなければなりません。直射日光を遮りつつも、明るさをコントロールするための照明選びが重要なのがアトリエの特徴です。

アトリエを作るメリット

こだわりを詰め込んだ自分だけのアトリエに憧れるという人も多いかもしれませんが、そもそもなぜアトリエが必要なのでしょうか?アトリエを作ることのメリットについてご紹介します。

作業効率が上がる

必要な機材をそろえて自分の好みに配置。そんな固定された場所があることで、作業効率は格段に上がるはずです。たとえば汚れを気にせず、周囲への音の配慮なども必要がない独立した空間なら、制作に没頭できるでしょう。

集中力、能率がアップ

自分専用のデスクに、作品作りに必要な道具、ゆとりあるスペースが確保されているアトリエ。窮屈な態勢で作業する必要もなく、マイペースで作業を進めることができるので休憩も集中も自分次第。能率もアップします。

スタッフとのコミュニケーションコストの削減

アトリエは、仕事に必要な打ち合わせなどのスペースとしての機能も。スタッフとのコミュニケーションが円滑になりますし、時間もコストも削減できるでしょう。

アトリエを作る方法

アトリエを作るメリットが分かったところで、実際にアトリエスペースを作る方法についてご紹介します。作品の制作をするのにどんな場所がふさわしいか考えてみましょう。

戸建てを丸々使用する

戸建ての一軒家なら自由にリフォームできる
戸建ての一軒家なら自由にリフォームできる

余裕をもった作業スペースを求めるなら戸建て一軒分をアトリエとして使えるのがベスト。たとえば吹き抜けのある二階建てなら、高い天井を利用して倉庫のようなスケールのアトリエにしてもいいですし、平屋の戸建ても意外に人気です。玄関からの物の搬入・搬出がしやすいのがメリット。作品を出し入れする際にもストレスなくスムーズです。購入した物件であれば自分好みに自由にリフォームできて、作品にも熱が入りそうです。

賃貸で借りる

戸建てひとつを購入してアトリエにするのが難しければ、マンションの一室を賃貸してもいいでしょう。賃貸物件にはいろいろ制約がありますが、制作物の種類によっては音が出たり汚れたりするものもあるかもしれません。作品を制作するうえで配慮すべき点がないか、借りる前に必ず確認しておきましょう。

自宅の一角を活用する

アトリエのために新たに物件を購入したり賃貸したりするより、自宅の一角をアトリエにするのがもっとも手軽な方法。お部屋をひとつ確保するのが難しければ、部屋の一部だけでも立派な自宅アトリエです。

キッチンカウンターを利用

キッチンカウンターがある間取りなら、カウンター前や横に小さめの机や椅子を置けば立派な作業スペースに。カウンターの上に道具類や文房具などを置いたりでき、カウンターを棚のように使うことができます。

カウンターをデスクの一部として利用すれば、デスクが小さめでも足りるかもしれません。キッチンで料理をする合間に使うこともできて便利。手元を照らすペンダントライトなどがあると作業しやすく、インテリアとしても素敵です。

ダイニングルームの空きスペースに

ダイニングの一部にアトリエスペースを作るのも手軽な方法です。家具で仕切ったり、パーテーションを利用したりして半個室にすれば落ち着ける空間になるかもしれません。あえてオープンに、作品を飾っておくスペースも兼ねて、アートな雰囲気のダイニングルームにするという方法も。家族の気配を感じながら作業したいという人は、ダイニングやリビングの一角に設けるアトリエがおすすめです。

ベッドルームの一部を使用

ベッドルームに余裕があるなら、寝室兼アトリエという選択肢もあります。ベッドスペースとうまく分けて空間を仕切ることができれば、作業するときも寝るときも、どちらもストレスなく過ごせるでしょう。

寝室は家族の出入りも少ない場所なので、集中するには最適の場所といえるかもしれません。来客があったときも寝室は目につかない場所なのでデスクが少々散らかっていても気にならないでしょう。朝起きてすぐに作業をはじめられるというメリットもあります。

押し入れも素敵なアトリエスペースに

アトリエとして押し入れを活用するのも人気です。押し入れの中段はデスクにするにはちょうどいい高さで、椅子さえあれば専用デスクを買う必要がないのが最大のメリット。押し入れは一般的に奥行がある場合が多いので、道具類をたっぷり収納できて便利です。使わないときは閉めるか、カーテンなどで目隠しをしておけば、部屋もすっきり。アイデア次第で活用度の高い場所だと言えます。

アトリエでのインテリアの工夫

どこをアトリエにするかが決まれば、次はどんな雰囲気にすべきなのか、具体的なイメージを膨らませてみましょう。インテリアを工夫することで、効率よく快適に作業ができる場所をつくることができます。

デスク選びは最重要

作業効率が上がるアトリエのデスクとは
作業効率が上がるアトリエのデスクとは

作業をするスペースなので、もっとも重要なのがデスク選びです。作業が効率よく進むようなアトリエのためのデスク選びのコツとは……?

作業スペースが広く確保できるものを選ぶ

作品作りや作業に支障がないよう最低限のスペースが確保できるデスクを選びたいところ。例えばパソコンだけ置ければOKな人もいれば、たくさんの道具を広げなければならないという人も……。幅や奥行、高さなどをチェックし、自分のアトリエにふさわしい一台を選びましょう。デスクを置くスペースが限られている場合なら、小さめの机を用意してみてください。

デスクは作業分野ごとに分けると合理的

いくつもの種類の作業が発生する場合は、作業の分野・工程ごとにデスクを分けるのが合理的です。制作途中のモノを片付けて、また別の制作にとりかかるのは不便。複数のデスクを設置する場所がないときは、一時的に制作物を置いておけるようなスペースがあると便利です。

道具や材料を収納する棚は必須

机の周りが道具などのモノであふれてしまう場合は、収納する棚が必要になります。収納力のあるワゴンなどがあるとモノがすっきりとおさまっておすすめです。

机と収納を別々に用意する余裕がないのであれば、収納と天板などを組み合わせることで、デスクと収納スペースを兼ねた空間を作ることが可能です。カラーボックス2個と天板なら簡単に設置でき、移動もアレンジも自由自在です。

壁面も効率よく利用

ストレージなど収納ボックスなどを置いたり、収納するだけのスペースが確保しづらいなら、空間を立体的に使いましょう。部屋の壁をうまく使うとより効率的。壁にウォールシェルフなどを設置すれば立派な収納スペースです。

ぴったり合うものが見つからないならDIYがおすすめ。道具類の収納としてだけでなく、作業中の癒しとなるようなグリーンや花、好きな雑貨などを飾ってもいいかもしれません。デスク回りに飾った優しい雰囲気のアイテムが心を和ませてくれます。

統一感を意識して家具を揃える

デスクや収納アイテムを購入する際は、統一感を重視するのがおすすめです。家具のテイストをそろえることでアトリエのある一角がまとまりのある雰囲気に。自分の作品と同じようなテイストでそろえるとアトリエのインテリアにぐっと深みが出てくるかもしれません。

カラーボックスと天板などでデスク代わりとする場合は、椅子にこだわってみてはいかがでしょうか。座り心地が良いものなら体の普段を軽減してくれますし、素敵なデザインの椅子がひとつあるだけでアトリエを使う楽しみがアップします。

仕事や趣味に没頭できるアトリエという場所。たとえ限られた場所だとしても、アイデア次第で快適な空間を作ることは可能です。仕事でも趣味でも自分だけの作業スペースを持つことでレベルアップできるかもしれません。アトリエの設置、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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公開日 2020年9月16日
更新日 2020年10月22日

#費用, #リノベーション, #リフォーム

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