「チーク材」の特徴とは?おしゃれなインテリア実例と、耐久性・経年変化の魅力を紹介

「チーク材」の特徴とは?おしゃれなインテリア実例と、耐久性・経年変化の魅力を紹介

チーク材は高級木材・世界三大銘木として有名な木材です。過去には豪華客船や高級列車にも使われていたチーク材ですが、一般家庭でフローリングや家具として使っても無理なく馴染む点もポイントです。

こちらでは、チーク材の特徴や歴史、さまざまなインテリア実例を紹介します。あわせて使用する際のメリット・デメリットをあわせて解説します。

チーク材を活用したインテリア・家具レイアウト実例

チーク材は北欧スタイルの部屋やヴィンテージ風の家具と非常に相性がいいですが、活用方法によって印象は全く違うので、好みにあった使い方ができるようにチェックしましょう。

チーク材を使ったおしゃれなインテリアや家具のレイアウト例を紹介します。

美しい木目のフローリング

美しい木目のフローリング
no13koh_adaさんのインスタグラムより

チーク材は、木目の美しさや反り・割れに対する強さからフローリングにも向いています。

経年変化が進む前の黄白色に近いチーク材を用いて、木の節があえて見えるようにデザインしたフローリングであれば、よりナチュラルでカジュアルな印象になり、北欧スタイルにぴったりです。

一方、まだ明るさを残したチーク材とオレンジみの強いチーク材とをあえて組み合わせ、色むらができるように作ったフローリングはおしゃれで個性的な印象が強いので、ヴィンテージ風の家によく似合います。

フローリングには同じ方向に板を並べる方法だけでなく、ギザギザ模様(ヘリンボーン柄)になるよう並べる方法もあります。

ギザギザと聞くと主張が強いようにも思えますが、温かみのある濃い色のチーク材を使えば、個性的ながらも素朴で落ち着いた印象に仕上がるので、流行りの北欧スタイルといえど他の家と同じにはしたくない、という場合におすすめです。

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高級感溢れるキッチン

ohanatayuさんのインスタグラムより

吸水性が低く反りに強いチーク材は、何かと湿度が上がりやすいキッチンに用いるのもおすすめ。とくに、オープンキッチンの前面や引き出し、戸棚の扉にチーク材を用いると、美しい色や木目がよく見え、高級感が生まれます。

コンクリートとチーク材を組み合わせてカジュアルなヴィンテージ風キッチンに仕上げたい場合は、木の節が見えるようにデザインするとより一層雰囲気が引き立たされます。

北欧スタイルに仕上げたい場合は、清潔感のある白と組み合わせ、木目の筋がきれいに同じ方向に通ったデザインにすると、シンプルながらも適度な個性が生まれます。

他の素材との組み合わせやチーク材の木目・節の加減によっても印象がかなり変わるので、さまざまな組み合わせを検討して、一番気に入ったデザインを見つけましょう。

月日とともに馴染む家具

チーク材はクセのない色・木目なので、本棚やチェスト、テレビボードのような大きく、存在感のある家具をチーク材にするのもおすすめ。

時間が経つにつれてより温かみのある美しい色に変化していくので、周りの家具や家とのバランスも一層よくなり、落ち着く部屋へと変化します。

温かみのあるテーブル

温かみのあるテーブル

チーク材はテーブルや椅子にもおすすめです。小さめの板を多く並べて作ったテーブルなら清潔感と素朴さがあり、北欧スタイルのリビングルームとの相性は抜群。

ローテーブルならより一層優しい印象になりますし、カーペットのデザイン・色によっても雰囲気を変えやすいので、インテリアを一室全体で楽しめます。

一方、大きめの板を組み合わせて作ったテーブルや椅子なら、ヴィンテージ風の雰囲気が強く出ます。あえて無塗装のチーク材を選べばシミや汚れ、傷までもおしゃれに生かせるので、使い込むほどに味のある、世界にひとつだけのテーブルになります。

チーク材はもともと耐久性・耐水性・耐腐食性に優れているので、あえて無塗装で楽しむという選択ができる点も魅力です。

シックで美しい玄関ドア

masa__homeさんのインスタグラムより

玄関ドアの素材として使う場合、古くて木目が目立つ、深いブラウンのチーク材を選べば、シックで格式高い印象が生まれます。とくに模様が彫られたデザインならより一層重厚感が増すでしょう。

ドアの形を長方形にするのか、上部をアーチ型にするのか、取っ手の形や色をどうするのかによっても印象は変わってくるので、望む印象に合ったものを探しましょう。

木の質感を強調したい場合は、節やスジの色が濃く、色むらのあるチーク材を選びましょう。カジュアルでありながらおしゃれで個性的な玄関に仕上げられます。

北欧スタイルのすっきりとした清潔感のある玄関ドアを望むなら、明るめの色調のチーク材がおすすめです。模様が彫られたデザインならヨーロッパ風の可愛らしさが感じられますし、無駄な装飾のないシンプルなデザインならスタイリッシュで洗練された印象になります。

世界三大銘木のひとつ「チーク」

植物名「チーク」はクマツヅラ科Tectonacc属の落葉広葉樹で、学名はTectona grandis、産地はタイ、ベトナム、インドネシアなど東南アジアの地域に分布しています。

チーク(teak)というのは英名で、タイではマイサック(mai sak)、ミャンマーではチューン(kyun)、インドネシアではジャティ(Djati)、フランスではテック(teck)と呼ばれるなど、広い地域で愛されていることがわかります。

チークの特徴

チークは硬く頑丈で水に強い点が特徴で、耐衝撃性・加工性に優れたウォールナット、加工しやすく非常に稀少性の高いマホガニーと並んで世界三大銘木とされているものです。

色は、黒に近い深いブラウンのウォールナットと、明るく赤みの強いマホガニーの間といったところで、クセがなく万人受けしやすい美しさを持ちます。

機能性の高さや美しさからさまざまな用途で使われるチーク材ですが、生育に非常に時間がかかることから現在は伐採や輸入に制限がかかっていて、一度使ったチーク材を再利用するケースも多いです。

三代銘木のなかではマホガニーが非常に稀少性が高く、日本で本物を目にすることが難しい状況ですが、チークも今では同じくらい稀少性の高い存在になりつつあります。

歴史のさまざまなシーンで活躍

歴史のさまざまなシーンで活躍

古くから耐久性・耐水性・耐腐食性の高さが認められ、ローマ帝国では船の内装や甲板の素材として、東南アジアでは宮殿や寺院の建材として使われていました。

その後、船に乗って植民地を拡大していく19世紀ヨーロッパにおいて、船舶用の素材として広く重宝され、20世紀には豪華客船クイーンエリザベス2号の内装、高級列車オリエント急行にも用いられてきました。

名高い豪華客船や高級列車に使われてきたということからも、チーク材の強さや美しさがうかがえます。

現在も最高級材として愛され続ける

第二次世界大戦後には北欧デザイナーが手がけた椅子のヒットをきっかけに、家具材として多用されるようになりました。

チーク材は反りや割れ・水に強く、素材が硬いことなどから、キャビネット材、建築材、床材といった用途にも適していたのです。北欧デザインのヴィンテージ家具は日本でも人気を集めています。

チーク材の魅力

古くから現在に至るまで、高級木材として多くの場面で重宝されているチーク材。これだけ長い間人気を集め続けてきたのは、機能性の他にも見た目の美しさが非常に優れているからです。

ここからは、チーク材の魅力について解説します。

害虫に強く、加工のしやすい強靭さ

木材のなかには腐食しやすく、シロアリをはじめとする害虫の被害を受けやすいものがあります。とくにフローリングとして使うのであれば、腐食のしやすさ、害虫への耐性のなさは大きな問題です。

しかし、チーク材はもともと油を豊富に含んでいるので害虫に強く、腐食の心配が少ない点が魅力です。また、硬い材質であるため湿度や温度によって反ったり割れたりすることがなく、寸法が狂いにくいので、加工にも適しています。

耐久性・耐水性・耐腐食性に優れている

耐久性・耐水性・耐腐食性に優れている

チーク材にはタール油分が豊富に含まれていて、表面にはワックス成分がにじみ出ます。他の木材のようにオイルやワックス、ウレタンで塗装をして仕上げなくても、すでに保護された状態にあり、耐久性・耐水性・耐腐食性に優れています。

黄金色の美しさと経年による色調の変化を愉しめる

チーク材は見た目の美しさの面でも魅力的な木材です。製材したばかりの頃は黄白色ですが、年月が経つにつれ色の変化が生じ、室内で使い続けた場合はオレンジ味を帯びた金褐色になります。

黄白色のときは清潔感がありシンプルな印象が強いのですが、経年変化後の金褐色は「ゴールデンチークカラー」と呼ばれるほど、美しく温かみがあります。

黄白色のときも金褐色に変わったあとも、周りの家具や部屋に馴染みやすく、インテリアの観点でも非常に魅力的。チーク材を屋外で使い続けた場合は、金褐色ではなくシルバーを思わせる色に変化するのもおもしろいところです。

手入れが簡単

木材でできた家具を使う場合、美しさを保ちながら長く使い続けるためには日頃のメンテナンスが重要です。水や汚れが飛び散ってしまった場合はすぐに拭き取る、反りや割れを防ぐために湿度や温度の変化に気を使うなどのこまかい手入れが必要です。

しかし、チーク材の場合は吸水性が低いため、水が散っても神経質に拭き取る必要がなく、反りや割れにも強いので、湿度や温度について過度に気を遣う必要もありません。

お皿やコップを置いた場所に輪っか状にできる「輪染み」ができにくいのも嬉しいポイントといえます。高級木材ながら手入れが簡単な点も、チーク材の魅力です。

チーク材を活用するメリット

チーク材を活用するメリット

チーク材を建具や家具に活用するメリットを紹介していきます。魅力だけではなく、実際に素材として使ったときにどのようなメリットがあるのかを把握しておくことで、より深く理解できます。

耐久性、耐腐食性の高さから長く使用できる

チーク材は、耐久性や耐腐食性の高さから非常に長く使用できるメリットがあります。実際に、チーク材を使った建造物や船を解体したあと、その材をまた別の用途に再利用することも多くあり、何世代にも渡って形を変えながらの使用が可能です。

現在、チーク材は伐採・輸入が規制されていて簡単には手に入りませんが、一度チーク材を使った家具やフローリングを手に入れておけば、長く、そのときの用途にあった使い方を続けられます。

長く使い続けられる耐久性・耐腐食性そのものも非常に魅力的ですが、同じチーク材を世代をまたいで受け継いでいける点、手にしたチーク材がここに来るまで「さまざまな歴史が刻まれているかもしれない」と思わせてくれる点でも非常に素敵なものです。

温度、湿度の影響を受けにくい

テーブルやフローリング、ベランダの床材として木材を使う場合、「温度」や「湿度の変化」は避けて通れない問題です。とくに冷暖房や加湿器を使う時期になると、温度や湿度に激しい変化が起こり、反りや割れを引き起こす可能性があります。また、ベランダで雪や氷点下の気温にさらされると、傷む可能性があるものです。

しかし、チーク材ならエアコンや加湿器などによる温度・湿度変化の激しい環境にあっても安心して使えますし、雪や氷点下の気温にも強いので、寒い地域のベランダでも使えます。とくに近年は熱中症予防のためにもエアコンが欠かせない環境になっていますので、無理なく生活に溶け込んでくれるチーク材は非常に優秀です。

チーク材を活用するデメリット

耐久性・耐水性・耐腐食性に優れ、見た目にも美しいチーク材ですが、デメリットを把握していないと魅力を生かし切れない可能性があります。チーク材が持つふたつのデメリットについて確認しましょう。

十分に乾燥をさせる必要がある

チーク材には耐久性・耐水性・耐腐食性があり、反りや割れにも強く、寸法も狂わないと解説しましたが、それはあくまでもしっかりと「乾燥させた」チーク材の特徴である点を理解しておきましょう。

伐採直後のチーク材は水分をたくさん含んでいるので、木材として役に立たないほど反りや割れに弱いです。

チーク材の乾燥には時間がかかるので、木材乾燥機を用いて人工的に乾燥させる場合もありますが、太陽光によって自然乾燥されたものの方が存在感や重厚感が際立ちます。

チーク材の魅力を存分に生かしたいのであれば、時間をかけて乾燥させたものか、再利用された古いチーク材を使うことがおすすめです。

古くから人気の木材であり価格が高騰している

古くから人気の木材であり価格が高騰している

チーク材は、古くから人気の木材であるがゆえに高価です。もともと成樹になるまで100年かかるともいわれていて、需要に応えられるほどの量が確保されていません。

現在はチークの伐採や輸入に規制がかけられていることから、チーク材を使った建造物や船が減少し、解体後に再利用できる木材が確保できないため稀少性が高まり、価格が高騰しているのです。

流通しているチーク材のなかには、人工的に急速に乾燥させたために品質が劣るものや、非正規のルートで市場に出回っているものもあるので、購入の際には流通経路が明確なものを購入するようにしましょう。

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公開日 2021年1月21日
更新日 2021年1月21日

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