「タモ材」を活用したおしゃれなインテリア実例|木材の特徴、オーク・ナラ材との違い、選び方を紹介

「タモ材」を活用したおしゃれなインテリア実例|木材の特徴、オーク・ナラ材との違い、選び方を紹介

タモ材は北欧家具など、多くのインテリアに使われており、ここ10年ほどで広く注目されるようになりました。

こちらでは、タモ材の活用したおしゃれな実例と、家具・フローリングなどに活用する際のメリット・デメリット、木材の特徴やオーク・ナラ材との見分け方などを紹介します。

「タモ」とはどんな木材?

「タモ」は、モクセイ科の広葉樹でトネリコ属に分類される木の総称です。樹種名の語源は諸説ありますが、「たわむ」ほど強くしなやかな性質が、名前の由来といわれています。その性質から、タモ材は家具のほか、スポーツ用品にも使われています。

色は淡くナチュラルで、力強く美しい木目が高い人気を集めています。産地は日本国内では北海道や本州北部、海外では中国やロシアなど。木材の中には同じ種類でも産地によって特徴が異なるものがありますが、タモ材の場合は各地に大きな差はありません。

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タモ材にあげられる木は?

タモ材としてあげられる木は、ヤチダモ、アオダモ、シオジなど。アメリカのホワイトアッシュやヨーロッパのユーロピアンアッシュも、タモと同じくトネリコ属に分類されます。

タモは成長度合いで木の硬さが変化するため、スポーツ用品には成長がよく硬いもの、家具などの加工品には成長が悪く柔らかいものが向いています。ヤチダモやシオジは家具や合板など、アオダモはバットに使われることが一般的です。

LogRenoveでは、施工実績をもとに経験豊富なプランナーが好みや住まいに合わせた「無垢材」を使用したのフローリングの選び方を解説します。

タモ材を活用したおしゃれなインテリア・家具レイアウト実例

タモ材を活用したおしゃれなインテリア・家具レイアウト実例

タモ材を使った部屋づくりを具体的に見ていきましょう。素材の放つ温かみや美しい見た目から、どんな使い方をしても、部屋のおしゃれ度は格段にアップします。

温かみと木目の存在感がしっかり残るフローリング

タモ材の特徴であるはっきりとした力強い木目を存分に味わえるのが、フローリング。見た目が美しいのはもちろん、弾力吸収性に富んでいるため、足腰への負担が少なく、高齢者や子どもがいる家庭におすすめです。

木目がはっきりとしているので洋室だけでなく和室の床にもよく合うのがポイント。和風インテリアにもよくなじみ、清潔感あふれる上品な和室に仕上がります。最初は明るい淡い色合いですが、時間の経過とともにゆっくりとワントーン濃い茶色に変化します。

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古民家の雰囲気溢れる玄関ドア

古民家の雰囲気溢れる玄関ドア
kmrr0227さんのインスタグラムより

玄関ドアを味のある古民家風に演出するのに、タモ材を活用する方法があります。框(ドアの周囲の枠)に柾目を使ったことで、中央部のタモらしい自然で力強い木目が引き立ちます。

玄関は住宅の顔ともいわれており、第一印象を決めるポイントでもあります。そこに、温かみのあるタモ材を使用することにより、住宅全体の印象が大きく変わります。

キッチンのカウンターや壁材に活用する

機能性が重視されるキッチンにタモ材の棚や壁材に使えば、素敵なアクセントになります。カウンター部分に贅沢に使えば存在感は抜群。ナチュラルな優しさあふれるキッチンが完成します。

水ハネが心配なところですが、水をしっかり弾く塗料で仕上げれば、美しさを失わずに耐久性がアップ。おしゃれなキッチンが実現できます。

大人用の落ち着きのあるデスクとして

自宅でリモートワークをしたり、自分のための勉強をするために大人用のデスクを置く家庭も増えています。

デスクを新調するなら、落ち着きのある机がほしいもの。タモ材を使用したデスクは美しい木目が上質感にあふれ、自然と自分の気持ちを引き締めてくれます。

テレビボードの素材として

リビングの中で大きな存在感をもつテレビボード(テレビ台)は、いわばインテリアの顔。頑丈なタモ材ならテレビボードの素材としておすすめです。

シンプルなデザインが多いので、どんな部屋にもしっくりきます。リビングに多い白系の壁と好相性なのもポイント。ナチュラル&シンプルでありながら、タモ材ならではの美しい木目が、高級感とこだわりを引き立たせてくれます。

収納家具の素材として部屋に明るさをプラス

limstuffさんのインスタグラムより

部屋をすっきりと見せてくれる収納家具。スチール製や合板の家具にもメリットはありますが、機能性だけでなく天然木らしい明るさや温かみを感じたいもの。

タモ材で作ったキャビネットや棚なら、ナチュラルな色味と素朴な雰囲気で、部屋の明るいアクセントになります。機能性と見た目のどちらも最大限に活用できます。

タモ材の魅力と活用するメリット

タモ材の魅力と活用するメリット

美しい見た目だけでなく、機能面でも優れた点がたくさんあるタモ材を活用するメリットを解説します。

経年変化で色が変わり、味わいのある雰囲気に

タモ材は時間がたつにつれ、ゆっくりと濃い色に変化していきます。もともとタモ材は、グレー味をおびた木そのものといった明るい色と、はっきりした木目が特徴。それが経年により黄色味をおびた褐色に変化し、味わいのある雰囲気をかもし出すようになります。

弾力性が高く頑丈で長持ちな素材

タモ材は頑丈なだけでなく、非常に高い衝撃吸収力があります。タモ材を使用したフローリングは丈夫で長持ちするだけでなく、足腰への負担が軽いというメリットも。

大きな衝撃を受け止める必要のあるスポーツ用品に使われているのも、タモ材の特長を生かしてのことなのです。

加工がしやすく、均質である

タモは非常に大きく成長します。大きいものでは高さ30m、幹の太さは80~100cmに達するほど。木が大きい分、まとまったサイズでカットできるので、加工しやすく均質なクオリティが期待できます。家具の材料としておすすめといわれる由縁です。

ナチュラルで淡い色のため木目の美しさが引き立つ

ナチュラルで淡い色のため木目の美しさが引き立つ

タモはナチュラルで淡い色をしているため、木目の美しさがとても引き立ちます。木の根元から先端まで安定して均一な木目が取れることも特徴。

タモ材を使った家具にナチュラル系のシンプルなデザインが多いのは、木目の美しさを生かすためでもあります。明るい色合いは、和風から洋風まで程よく合い、タモ材の家具が部屋にひとつあるだけで、味のある空間に様変わりします。

肌ざわりが滑らか

タモ材は他の木材と比べると、肌ざわりがとても滑らか。そのため、直接肌に触れることの多い家具やフローリングに最適です。塗料の種類や仕上げ方によって肌触りは微妙に変化するので、導入の際には実際に触って確かめることがおすすめです。

タモ材を活用するデメリットとは?

丈夫で美しい木目のタモ材ですが、実際に暮らしに取り入れるなら素材ならではのデメリットもあります。購入前にチェックしておきましょう。

硬くて丈夫であるがため、加工が難しい

硬くて丈夫というメリットは、細かい加工がしにくいというデメリットにもなります。タモ材の家具にシンプルなデザインが多いのは、繊細な模様を掘るといった加工が難しいことも理由のひとつ。

発想を逆転させれば、大きなタモ材の一枚板を使ったテーブルなどは、デメリットを生かしたいい例といえます。

価格が高騰している

タモ材の多くはロシアから輸入されています。現在はロシアからの輸入制限がかかっているため、日本に入ってくる量が減少。そのため価格は高騰しており、今後もさらに上がる可能性があります。

タモ材とオーク材・ナラ材との見分ける方法

タモ材とオーク材・ナラ材との見分ける方法

オーク材はタモ材と並ぶ白木の代表ともいえる天然木。どちらもナチュラル系の色合いと美しい木目で、パッと見では違いがよく分かりません。

ナラ材も無垢材を使用したナチュラル系の家具などに多く用いられ、タモ材と見た目が似ています。以下では、よく似ている三つの木材を比較して見分ける方法を紹介します。

「虎斑(トラフ)」があるかどうかがポイント

白木の代表格ともいえるオークはブナ科の広葉樹。耐久性も高いため、北欧家具をはじめとする家具の材料としてよく使われています。ウイスキーやワインの樽の材料としてもおなじみ。オーク材の大きな特徴は、木目に現れる虎斑(トラフ)という虎の毛のような斑点模様です。

この虎斑はオーク材のほかナラ材にも現れますが、タモ材には見られません。虎斑の有無がタモ材と、オーク材やナラ材を見分けるポイントになります。価格にも違いがあり、オーク材が若干高め。希少なナラ材は、さらに高価格です。

タモ材の選び方

多くのメリットやデメリットをふまえて。実際にタモ材を使用したインテリアを選ぶ際のポイントをまとめました。

「木目」で選ぶ

木目とは年輪が作り出す模様で、いろいろな種類があります。木材は一本の丸太から切り出すので、どこを切るかによって年輪の模様が違ってくるのです。

代表的な木目の種類が「柾目(まさめ)」と「板目(いため)」。木目の違いで、同じ家具でも印象がずいぶん変わってきます。

モダン・シャビ―インテリアに合わせやすい「柾目(まさめ)」

「柾目」は、木目が平行に通っているもの。木の幹の中央部分をカットするので年輪が平行に現れます。柾目のタモ材の見た目は柔らかい印象で、主張しすぎずおとなしいシンプルな家具に仕上げることができます。

インテリアの例として、和室やモダン、シャビーな雰囲気の部屋によく合います。

シャビー(shabby)は「粗末な・みすぼらしい」という意味がありますが、インテリアに関して「シャビーな」という表現は「古めかしくておしゃれな」「使い込まれた素敵な雰囲気の」という意味になります。

なお柾目は、木材の中央部分だけを切り出すので、どうしても生産量が少なくなり、その分コストは高くなります。

自然で重厚感のあるインテリアに合わせやすい「板目(いため)」

板目は、木材の外側をカットしたもの。丸太の中心からずれているので、平行ではなくたけのこや山のような木目が現われます。

板目のタモ材は個性的で明るく、とても印象的。同じ模様は一つとして存在しないのも魅力です。美しく明るい木目は、ナチュラルテイストや落ち着いた雰囲気のある部屋に合います。

「木材」で選ぶ

「木材」で選ぶ

木材をそのまま使うか、加工したものを使うかによって、家具の持つイメージは大きく変わります。両方の特徴や特性を見て選択しましょう。

そのままの形でこだわる「無垢材」

無垢材は木材を加工せず、そのままの形で使っているもの。経年劣化によって色合いが変化するので、時間がたつとともにさまざまな表情を見せてくれます。

木は、周囲の温度や湿度に合わせて、空気中の水分を吸ったり放出します。空気が乾燥しているときは水分を放出して縮み、逆にジメジメしているときは水分を吸収して膨張するのです。この調湿作用は、木材になっても損なわれることがありません。

そのため、無垢材をインテリアやフローリングに多用すると、年間を通じて部屋の湿度をコントロールしてくれます。ただ、調湿作用があるために、無垢材は乾燥していると反りやすいというデメリットも。

水にも弱いので、水をこぼしたらすぐに拭くなど、メンテナンスには気をつける必要があります。

細かく洗練された「集成材」

集成材は、2cm程度の厚さの木材を貼り合わせてつくられたもの。加工されている分、品質や強度が一定であることがメリットです。

無垢材の施工には、反りや縮みまで計算した熟練の技術が必要ですが、集成材ならその心配もありません。割れなども少ないため、メンテナンスも簡単。均質・安定を重視するなら集成材がおすすめです。

無垢材のもつ自然そのものの魅力とは違った、洗練された雰囲気が楽しめます。ただ、加工の過程で接着材を使用するため、アレルギーのある人は注意が必要です。

「塗装」で選ぶ

木材は仕上げとして塗装を施されています。どんな塗装をするかで、木材の特徴や雰囲気が変わってきます。

高級感を引き立たせる「ワックス」

ワックスは、艶出しとして用いられる塗料。ワックスの多くは、はちみつを主成分とした蜜蝋(ミツロウ)が使われています。何度も重ね塗りをすることで、高級感や美しいツヤがでます。

家具やフローリング向きの「オイルフィニッシュ」

家具やフローリング向きの「オイルフィニッシュ」

オイルフィニッシュは、亜麻仁油をおもな原料とする自然塗料。木材の表面に塗膜をつくらず浸透するので、調湿作用といった木の特性は失いません。木材本来の色や美しさを保ったまま、表面を保護してくれます。

ただし、塗膜がなく防腐剤も入っていないので、他の塗料より耐久性が劣るというデメリットも。そのため、屋外用より家具やフローリングの塗装に向いています。

カントリー・ヴィンテージを演出する「ステイン」

ステインは油性・水性の2種類がある着色料のこと。着色料といっても木材に浸透するので、ベタ塗りするペンキとは全く違います。ステインで塗装することで、木目は隠れず、さらに際立ちます。

ステイン仕上げのタモ材を使った家具やフローリングを選べば、カントリー調やヴィンテージ風の雰囲気が広がる部屋に。

「カラー」で選ぶ

丸太のどの部分から切り出すかによって、木材の色合いや印象は違うもの。木の外側に近い部分を「辺材」、中心に近い部分を「心材」と呼んでいます。同じタモ材でも辺材と心材では、色合いが異なります。

さわやかな印象を与える「淡い色」

木の外側に近いタモの辺材は、少し黄色味がかかったような淡い色をしています。さわやかで明るいイメージの部屋づくりをしたいなら、タモの辺材を使った家具やフローリングがおすすめ。

明るい色を多く使うことで、部屋を広く感じさせる効果があります。また、和風から洋風まで幅広く合うのも魅力です。

モダンで重厚感のある「褐色」

中心に近いタモの心材は、少しくすんだ褐色をしています。高級感や重厚感を重視するなら心材を使ったインテリアがおすすめです。モダンやアンティーク調とも好相性です。ただし、強度の面では、心材は辺材より劣ってしまいます。

個性的な印象を演出できる「グラデーション」

辺材から心材まで使ったタモ材の家具は、美しい白から褐色までのグラデーションを楽しめます。無垢材を使ったテーブルなら、外側に向かって明るくなる色合いに。他にはない色や模様がオリジナリティを感じさせてくれます。

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公開日 2021年1月17日
更新日 2021年8月27日

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