リフォームで壁撤去する費用はいくら?絶対に撤去してはいけない壁とは

リフォームで壁撤去する費用はいくら?絶対に撤去してはいけない壁とは

壁を撤去するリフォームの費用は最低でも20万円以上かかると見積もっておきましょう。この記事では、壁の撤去リフォームに関する情報をまとめています。

壁撤去の費用詳細や、絶対に撤去してはいけない壁の種類、マンションで壁撤去するときの注意点を解説。

部屋を狭く感じさせている壁をぶち抜きたいという方は必読です。

壁の撤去リフォームにかかる費用相場

壁の撤去に関わるリフォームの費用は、撤去後にどんな施工をするかで変わってきます。たいていは大掛かりになるため、最低でも20万円は目安として捉えておきましょう。

費用目安工期
壁の撤去のみ20万~30万円5~7日
引き戸を設置5万~10万円3~5日
新しく壁を設置10万~25万円3~5日

壁を撤去する改装工事中は、その部屋が使えません。日常生活に欠かせない部屋である、ダイニングキッチンやリビングなどの壁を撤去する場合は、上記の費用以外に仮住まいを用意する必要があります。

また、電気工事の有無やクロス張り替え、断熱工事の有無などにより、追加工事が発生します。

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壁の撤去のみ|20万~30万円

狭苦しく感じる壁をぶち抜いて、広い空間にする工事費用は、約20万~30万円が相場です。この中には人件費、材料費、クリーニング代も含みます。

工事に時間がかかればその分人件費がかかります。また、撤去する壁が大きいほど、補修範囲が広くなるため材料費がかかります。引渡し前のクリーニング代はあまり前後しないでしょう。

2DKや3DKの細かく仕切られた部屋を1LDKの広いリビングダイニングにする工事はもっともポピュラーです。

窓際にある部屋の壁をなくすだけで、部屋全体が明るくなるので、住んでいる部屋が暗いと感じている場合は壁が原因かもしれません。

壁を撤去して引き戸を設置|5万~10万円

既存の壁を撤去し、引き戸やドアなどを設置するリフォームは、取り付ける建具の種類によりますが、引き戸の場合は撤去費用に追加して5万~10万円の費用でリフォームできます。

なお、工期は平均して3~5日です。電気工事があると1日ほど長くなる可能性があります。

引き戸について詳しくはこちら。
引き戸リフォームの費用相場と選び方を徹底解説

仕切り壁やドアを設置して1部屋を分ける|10万~25万円

仕切り壁やドアを設置し、1部屋を2部屋に分けるリフォームでは、仕切り壁を追加する場合、2間程度(3.64m)の長さで10万~25万円前後の追加費用がかかります。

これは新しい壁の造作、クロス張り替えなどの内装工事を含めた金額です。電気工事が必要な場合、別途追加費用が発生します。

間仕切り設置リフォームの費用相場

絶対に撤去してはいけない「構造壁」

住宅構造上、撤去できない壁が存在します。たとえば、「構造壁」の一種である「耐力壁」です。むやみに耐力壁を撤去すると、建物の構造バランスが大きく崩れ、倒壊しやすくなります。

「耐力壁」である「筋交い壁」と「ツーバイフォー住宅の壁」は撤去できません。

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撤去できない「筋交い壁」

構造体の耐震性を高める効果がある「筋交い壁」は撤去できません。日本の木造住宅建築で主流となっている「木造軸組工法(在来工法)」では、筋交いを耐力壁として用います。

筋交い(すじかい)とは、住宅の柱と柱の間に、斜めに取り付ける補強材、もしくは筋交いを取り付けた壁の総称です。

筋交いの有無は、住宅の図面をみればわかる可能性があります。ただ、基本は壁の内部を確認するまではわからないため、もし撤去時に筋交いが現れたら工事を中断し、石膏ボードなどで修復します。

撤去できない「2×4(ツーバイフォー)住宅」の壁

原則、2×4(ツーバイフォー)住宅の壁は撤去できません。ツーバイフォー工法で建てられた戸建て住宅の壁は、1枚撤去するだけで、住宅の構造バランスが崩れることになります。

ツーバイフォー工法は「木造枠組壁工法」と呼ばれ、2インチ×4インチの角材を用いて家を建てます。日本で主流の木造軸組工法とは対照的に、住宅自体に柱や梁を使用しません。つまり部材を“線”ではなく、“面”で組み立て壁で支えるのが、ツーバイフォー工法の特徴です。

撤去できるのは「内装壁」

「内装壁」は、住宅の構造や耐震性に影響しないため、撤去できます。壊したい壁が内装壁であれば、壁撤去のリフォームを検討できます。

撤去できるたれ壁や腰壁

たれ壁とは、天井から床方面へ垂れ下がっている壁のこと。長さ40~50cmのものが主流です。

腰壁は、床から腰程度の高さに張る壁のことで、たれ壁同様に住宅構造・耐力への影響がありません。

撤去できる間仕切り壁

自宅が鉄筋コンクリート造りの場合は、「コンクリート壁以外の間仕切り壁」であれば撤去できます。

ただ、内部にパイプや電線が通っていると工事が困難になるため、図面をもとに撤去可能か判断します。

撤去できる壁か見分ける方法

撤去対象の壁が構造壁か、内装壁か見分けるポイントは、壁を軽くノックしてみることです。

ただし、素人では音で判断することが難しいですし、壁の中に電気配線があった場合は追加工事が発生します。工事前には業者の事前調査が必須になります。

壁を叩く

壁を叩いてみて、ゴツゴツとした音が鳴ったら、内部に鉄骨部分やコンクリート、筋交いなどがある可能性があります。

コンコンという音なら、内部が空洞の可能性が大きくなります。石膏ボードを用いた内装壁であれば、撤去が行えます。

専門家の現地調査は必須

壁を叩く方法は、あくまでも簡易的な確認方法です。実際のリフォームでは、リフォーム会社の担当者が現地調査を行ったうえで、撤去できる壁か判断します。専門的な知識が必要なため、DIYはやめておきましょう。

その際、自宅の図面があると見当が付きやすいため、あらかじめ用意しておきましょう。

壁の撤去リフォームの注意点

ここでは、壁の撤去リフォームにおける4つの注意点を紹介します。

マンションリフォームには制限あり

マンションなどの集合住宅では、管理会社が定める管理規約によってリフォームが制限されます。 多くの場合は、壁・天井・床などの「専有部分」のリフォームは認められていますが、規約によっては、これらの工事を制限するケースがあります。

たとえば、以下のような管理規約が想定されます。

  • 隣室への防音対策として、壁構造を変更するリフォームは不可
  • 間取り変更を行う場合は、スプリンクラー設備などの消防設備に変更がないか確認すること
  • 内壁には不燃材料や防炎商品の仕上げ材を使用すること

マンションでリフォームを検討する場合は、必ず管理会社へ確認を取りましょう。

マンションの専有部分と共有部分とは

工事をしている部屋は使用できない

工事をしている部屋は使用できない

壁の撤去をする場合、工事中の部屋は使えないため、場合によっては別の住居を用意する必要があります。

リビングなどの生活の主要部分を工事する場合はホテルなどを手配しましょう。

部屋の使い勝手を確認する

壁の撤去リフォームにより部屋が広くなり、快適になるのは確かです。しかし、リフォームの方向性を間違えると、かえって使いづらい部屋になる可能性があります。

例えばコンセントの位置。電源の位置が変わると、それに合わせて家電の設置場所を変える必要が生じます。ドアの位置や開き方が変わったり、押し入れなどの収納量が減ったりすると、かえって使いづらくなってしまう危険があります。

事前にリフォーム会社と相談し、リフォーム後の部屋の使い勝手を想定したプランニングをしていきましょう。

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壁内に配管や配線がないか確認する必要がある

壁内の配管や配線の有無は事前に確認してください。壁内に配管・配線がある場合は、撤去リフォームと同時に配管・配線工事が必要となります。

その分費用がかかるのはもちろん、工期も長期化する傾向にあります。また、配管・配線の移動ができない場合は、壁の撤去自体ができないおそれがあります。

リフォーム業者を選ぶ時の注意点

リフォーム内容に合わせてリフォーム業者を選ぶ

多数あるリフォーム会社から、どの会社に依頼すればいいのか迷ってしまうときは、会社の実績を見ることが重要です。

3、4社くらいまで絞ったら、各業者から見積もりを取って、料金やサービス内容を比較するといいでしょう。

リフォーム業者の実績を見る

リフォーム業者には、それぞれ得意・不得意があります。壁の撤去リフォームの場合、内装リフォームの施工実績が豊富で、さらに建築法規・住宅設計に精通するリフォーム業者を選びたいところです。

壁の撤去は、間取り変更を伴う「リノベーション」をメインに施工している業者が得意としています。

各業者の公式サイトや、リフォーム業者の口コミサイトなどを確認し、ベストな業者を選んでください。

複数業者から見積もりを取る

問い合わせをしてすぐにその業者に依頼するのではなく、複数の業者から相見積もりを取るのがおすすめです。

「工事」という形のない商品である以上、住宅リフォームに定価は存在しません。なかには、相場以上の高額費用を請求する業者も存在します。反対に、激安価格を売りとし、完成度の低い工事を行う業者も。

複数の業者に相見積もりを取れば、それぞれの見積もり金額を比較できます。さらにサービス内容を比較検討し、心から信頼できる業者に工事を依頼してください。

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公開日 2020年12月11日
更新日 2021年1月5日

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