外構・エクステリアリフォームの相場費用は?施工事例も併せて紹介

外構・エクステリアリフォームの相場費用は?施工事例も併せて紹介

外構やエクステリアは、家の「顔」ともいえる部分です。いくら内装にこだわっていても、外側が劣化していると家の印象は悪くなってしまいます。「もっと家を明るい印象にしたい」「バリアフリー仕様にしたい」という場合は、外構・エクステリアのリフォーム、リノベーションを行いましょう。リフォーム内容によっては補助金が使えることもあります。この記事では、外構やエクステリアのリフォーム、リノベーションにかかる費用相場や工期、リフォームを成功させるポイントについてご紹介します。

外構・エクステリアとは?

違いが分かりにくい外構とエクステリアですが、以下のように意味合いが異なります。

・エクステリア

玄関回りの装飾全体を指す言葉で、具体的には門扉や外周フェンス、ウッドデッキや照明などがあります。インテリアとしての要素も含まれるため、リフォームの幅が広くデザイン次第で印象が大きく変わる部分です。

・外構

外構とは家の構造体を指し、具体的には塀や階段、スロープなどがあります。エクステリアのような「装飾」という意味合いは強くありませんが、もちろんリフォームによって大きく印象が変わります。

外構・エクステリアリフォームの費用相場

相場でみると、外構・エクステリアのリフォームにかける費用は「50万円以下」というケースが多くなっています。しかし外構やエクステリアは範囲が広いので、どの部分までリフォームするかによって費用は大きく変わります。

門扉の交換やカーポートの設置、手すりやスロープの取り付け工事なら50万円以下で収まるケースが多いでしょう。しかし電動ガレージの取り付けや外構全体を新しくするリフォームなら、100万円以上かかるケースも珍しくありません。

外構・エクステリアのリフォームのポイント

外構・エクステリアは機能とデザインの両方が大事です。イメージ通りの外構やエクステリアを実現するためのポイントをご紹介します。

エクステリアで家の印象が変わる!理想のイメージを実現

「おしゃれな感じにしたい」と多くの人が思うものですが、エクステリアの雰囲気は、モダンやナチュラル、和風をはじめ様々なテイストがあります。エクステリアのデザインは年々豊富になっていますから、施工主がイメージをしっかり膨らませて具体的に伝えられるようにしましょう。

リフォームはプロが請け負いますが、プロが最適な提案をするためには施工主との「イメージの共有」が欠かせません。そのため、素人である依頼主もある程度外構やエクステリアについて知っておいた方がベターです。

用途や使い方に合わせたリフォーム

外構やエクステリアには、デザイン性と実用性のバランスが大事です。たとえば、将来のことを考えて車いす用のスロープや手すりを設置すると、バリアフリー仕様となり長く快適に暮らせます。「外からの視線が気になる」という場合は、おしゃれな外周フェンスを設置するとデザイン性もプライバシーも確保できます。玄関回りは、家に住む人や遊びに来る人全員が通る場所です。家の中のリフォームと同じく、「どう使いたいか」を家族でしっかり話し合っておきましょう。

防犯性を高められる

「街灯が少なく、夜は玄関が暗い」「フェンスなどがなく、外から家の中が見えてしまう」という場合は、外構やエクステリアのリフォームによって防犯性を高める効果があります。門扉をあえて取り付けないオープンタイプは開放感があり人気ですが、誰でも敷地に侵入できるので心配な面もあります。そんな時は、家の隙間などプライベートな部分だけ小さい扉をつけることで防犯対策ができるのです。

工事内容別の費用と工期の目安、リフォームのポイントは?

工事内容別の費用と工期の目安、リフォームのポイントは?
玄関までのアプローチに砂利を敷くことによって雑草が生えにくくなり、お手入れが楽になる

外構やエクステリアのリフォームは、門扉やアプローチ、照明など多くのポイントがあります。リフォーム箇所として人気のある10か所について、リフォームにかかる費用相場や工期、ポイントについてご紹介します。

門まわり(門柱・門扉)のリフォーム

家の一番外にある門まわりのエクステリアは、劣化が激しいとそれだけで家の印象が悪くなってしまいます。門扉は高さを出すことで外部からの視線を遮ることができます。しかし一枚板の門扉は重たい印象になりやすいので、適度に隙間があるデザインがおすすめです。

・費用相場:約50万円前後
・工期:5日程度

玄関までのアプローチ

家の敷地から玄関までのアプローチは、「雑草が生い茂っている」「夜に帰宅すると暗くて物騒」と悩む人が多いものです。夜に自動で点灯するライトを設置すると明るくなり、防犯対策になります。雑草対策として、砂利敷きや土間コンクリートもおすすめです。広さに余裕があれば、ガーデニングのスペースを作るのもいいでしょう。

・費用相場:約70万円前後
・工期の目安:1週間程度

玄関までのスロープの設置

バリアフリー対策として特に人気が高い玄関スロープは、階段の段差を解消できます。車いすを利用する家族がいるなら、ぜひ設置したいものです。車いすやベビーカーの利用を想定する場合、急こう配のスロープは避けましょう。階段より多くのスペースを必要とするので、デザインはリフォーム業者とよく相談してください。

・費用相場:約40万円前後
・工期の目安:4日程度

外周フェンスの設置

「目隠しフェンス」とも呼ばれ、家のプライバシーを確保する効果があります。植栽も目隠し効果がありますが、フェンスよりは隙間ができやすいです。外周フェンスでは、デザインが豊富なアルミ製やスチール製のフェンスが人気です。和風にリフォームしたい時は、竹垣や板垣の外周フェンスを選ぶといいでしょう。

・費用相場:約80万円前後
・工期の目安:1週間程度

ブロック塀の補修・交換

2018年に大阪府北部で起きた地震により、ブロック塀の補修や交換をする家は急増しています。地盤から2.2m以上の高いブロック塀や「控え壁」がない、塀が薄いといったブロック塀は撤去や補修を検討しましょう。また、ブロック塀の耐用年数は30年といわれていますので、設置から30年経過しているブロック塀も補修や交換が必要です。方法としては、ブロックを積み直したり鉄骨で補修したりする方法が一般的です。リフォームをきっかけに外周フェンスなどへの交換もおすすめです。

・費用相場:約1万3000~2万円前後/㎡(補修の場合)、17万円前後(積み直す場合)
・工期の目安:2日程度

照明・ライティング

照明・ライティング
暗くなってもライトがあれば安心。段差の低い広々としたスペースは荷物の多い日やベビーカーでの出入りも快適に

照明の取り付けは、夜の防犯対策はもちろん外構全体の雰囲気を盛り上げてくれます。シンボルツリーを植えている場合は、木の影ができてより素敵な空間演出ができますよ。外構における照明は、玄関の上部に取り付ける「アッパーライト」が人気です。間接照明になるので、夜でも明るすぎず印象的な雰囲気になります。また、「足元が暗くてつまづいてしまう」という場合は、足元部分を照らす「フットライト」がおすすめです。

・費用相場:約10万円前後
・工期の目安:1日程度

カーポート・ガレージの設置

車や自転車を雨風から守るカーポート・ガレージは、多くの住宅で設置されています。カーポートは屋根や柱のみの簡単なものですが、もっとしっかりしたものが欲しい場合はシャッターが付いたガレージを選ぶ人が多いです。10㎡以上の「建築物」として扱われるカーポート・ガレージは、リフォーム前に確認申請が必要なので注意しましょう。台風対策はもちろん、地域によっては耐雪性の高い製品を使わなくてはいけません。地域性については、リフォーム業者に聞けば詳しく教えてくれますよ。

・費用相場:約20万円前後(カーポートの場合)、約100万円前後(ガレージの場合)
・工期の目安:3日程度(カーポートの場合)、10日程度(ガレージを新設する場合)

サイクルポートの設置

外構に設置するサイクルポートは、自転車を雨風からしのぐだけでなく防犯対策にもなります。自転車や三輪車などが多い家庭は、サイクルポートを設置すると利便性が上がるでしょう。素材としては耐久性の高いアルミ製が主流ですが、最近は木製のおしゃれなデザインも増えています。木製は劣化しやすいですが、実際の素材はアルミを使って木製風に仕上げている製品もあります。

・費用相場:約15万円前後
・工期の目安:1日程度

屋外物置の設置

収納スペースが広がる屋外物置は人気ですが、劣化や防風対策に気を付ける必要があります。寒冷地の場合、結露を防ぐために物置の断熱性も意識したいところです。浸水対策の基礎ブロックや、転倒防止のアンカー工事も欠かせません。

・費用相場:約4万円前後
・工期の目安:1日程度

ウッドデッキ・サンルームの設置

家族がくつろぐスペースを拡張してくれるウッドデッキやサンルームは、新たなコミュニケーションの場になるとして人気です。雨風や花粉をしのげるサンルームは、雨の日の洗濯物干場としても活躍します。ウッドデッキの場合は人工木と天然木があります。天然木は質感が良くて人気ですが耐久性にかけるため、人工木が人気です。しかし人工木は吸水性がなく水が溜まりやすいという注意点もあります。自分の家がどちらに適しているかは、リフォーム業者にしっかり相談して決めましょう。

・費用相場:約3万円前後/1㎡(ウッドデッキの場合)、約30万円前後(サンルームの場合)
・工期の目安:3日程度

外構・エクステリアリフォームで利用できるローン

多くの銀行では、外構・エクステリアリフォーム向けのローンが利用できます。審査期間も短く通りやすいというメリットがありますが、金利が高いケースも少なくありません。たとえば、千葉銀行ならエクステリア工事として担保や保証人・保証料や手数料不要のローンがあります。金利は年1.6%~2.7%となっています。金利は安くないリフォームローンですが、カードローンよりは安い金利で借りられるでしょう。また、リフォーム業者がローンを組ませてくれるケースもあります。

外構・エクステリアリフォームで補助金の対象となる工事は?

見た目をよくするためのリフォームは対象外ですが、バリアフリーや住宅性能・安全性の向上を目的としたリフォームなら補助金の対象になるケースがあります。たとえばスロープや手すりの取り付けはバリアフリー改装となり、介護保険が利用できます。また2018年の大阪北部震災の影響により、ブロック塀の撤去には多くの自治体が補助金を出すようになりました。また東京都の場合、ブロック塀の調査や撤去・改修にかかった費用に対して、市区町村が補助した額の1/4を補助する制度があります。

DIYでできる外構・エクステリアリフォームは?

「自分の思い通りにできる」「安くリフォームできる」として、外構やエクステリアでもDIYを行う人はいます。

・ウッドデッキの取り付け
・レンガや砂利を敷き詰め、アプローチ部分をDIY
・花壇をDIY

など、楽しみながら家づくりを行う人も少なくありません。ただ、DIYはあくまでも素人が行う方法なので注意点もあります。DIYが事故やケガにつながることもありますし、施工が甘ければ台風で倒壊することもあります。さらに自治体によっては「建築協定」があり、施工内容に制限がかかっていることもあるのです。「空地に人工芝を敷く」「ガーデニングを行う」といった程度なら問題ないかもしれませんが、耐久性や仕上がりを重視するならやはりプロに任せたほうが安心でしょう。

公開日 2020年6月4日
更新日 2020年10月22日

関連記事