マンションの水回りをリフォーム|費用の相場や各場所や設備の注意点を解説

マンションの水回りをリフォーム|費用の相場や各場所や設備の注意点を解説

マンションの水回りの汚れが目立ってきたり、劣化が目に付くようになったのを機に、リフォームを検討し始める方は少なくありません。水回りのリフォームを行うにあたり、「どれくらいの費用が必要なのか」というお金の問題が気になるものです。この記事では、マンションの水回りをリフォームするときの費用相場や、設備の注意点などを詳しく解説します。

水回りの定義・箇所

水回りとは水(水道)を使う個所のことです。具体的にいうと、「洗面所」「キッチン」「浴室」「トイレ」の4点が水回りに該当します。水回りは毎日水を使用することから、湿気などの影響によって劣化しやすい場所です。リフォーム個所として検討することが多い部分でもあります。

マンションの水回りのリフォームのタイミング

マンションの水回りは、どのタイミングでリフォームするのが適切なのか気になるものです。ここからは、具体的なリフォームタイミングの目安を解説します。中古マンション及び新築マンションに住んでいる方は確認してください。

水回りは劣化しやすい

マンションに限らず、水回りは劣化しやすい場所です。水回りは頻繁に水を使用する場所なので、湿気が多く設備が傷むスピードが早いといえます。そのうえ、劣化による不具合が突然やってくることも少なくありません。昨日まで問題なく使用できたのに、今日突然不具合が生じるということもあります。見た目には何の問題もないように見えても、見えないところで劣化が進んでいることもあるので注意しなければなりません。

違和感が生じたらリフォーム会社に相談を

水回りのベストなリフォームタイミングは、「違和感」がポイントです。水回りを使用するときに、少しでも違和感を覚えたら、早めにリフォーム会社に相談することをおすすめします。「大丈夫だろう」と思っていても、床下の劣化、設備の不具合が進んでいる可能性があります。

違和感を覚えていなくても、「使い勝手が悪い」と感じたときもリフォームの最適なタイミングです。ライフスタイルの変化や加齢、生活環境の変化によっては、今まで問題なく使っていた水回りが不便に感じることがあります。もし「もっと使い勝手のいい水回りにしたい」と感じたら、リフォーム会社に相談することがおすすめです。

水回り設備のリフォームの費用相場

水回り設備のリフォームの費用相場

水回りをリフォームするにあたり、気になるのは「費用」です。水回りのリフォームにかかる費用は、新しく導入する設備のグレードや業者の工事費用によって異なるものの、目安となる費用相場があります。リフォームを検討している方は、ここからの内容を資金計画を立てるときのヒントにしてください。

トイレ

トイレのリフォーム費用相場は、「タンクあり」「タンクレス」で大きく異なります。タンクありのトイレにリフォームする場合、費用相場はだいたい15万~20万円といわれています。

温水洗浄便座付きであっても、20万円以下で済むケースが多いものです。タンクレスのトイレにリフォームするなら、相場はおおよそ25万~30万円が目安です。ただし、タンクレストイレは、すべての住宅に導入できるわけではありません。高層マンションの高階層に住んでいる場合、水圧の問題によりタンクレストイレが設置できない場合があります。

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キッチン

キッチンのリフォーム費用相場は、設備のグレードで数十万円もの差があります。ハイグレードなキッチンへとリフォームするなら、だいたい80万~200万円が相場です。

ハイグレードの次にグレードが高いミドルグレードにリフォームするなら、おおよそ70万~100万円前後かかることを頭に入れておいてください。なお、一般的なキッチンへリフォームする場合は、約70万円前後の費用感で実施できることがほとんどです。機能性や見た目にこだわっていくと、ハイグレードなキッチンタイプの価格に近付いてしまうので注意してください。

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浴室

浴室をリフォームする場合は、キッチン同様にグレードで価格差があることを覚えておいてください。おしゃれな内装や使い勝手のいい水栓などにこだわりたいなら、ハイグレードへのリフォームが必要です。ハイグレードな浴室にするなら、費用相場はだいたい90万~120万円といわれています。浴室をミドルグレードへとリフォームする場合は、おおよそ70万~100万円が相場です。

一般的なユニットバスであれば、約80万円以下でリフォームできる場合が多いものです。ただし、浴槽のお湯が冷めやすかったり、簡易的な水栓しか選べないなどデメリットもあるので注意してください。また、同時に給湯器の入れ替えが必要かもしれないので、注意をしましょう。

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洗面室

水回りのひとつである「洗面室」は、どんな洗面台を導入するかで費用相場が大きく異なります。ハイグレードな洗面台を設置するなら、約30万円弱の費用がかかることを覚えておいてください。

ある程度の使い勝手とおしゃれな雰囲気を希望するなら、おおよそ15万~20万円が費用相場のミドルグレードが適しています。ごく一般的なものなら、10万円以下でリフォームできることがほとんどです。

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洗面所のリフォーム費用相場は?安く抑えるコツやタイミング、主なメーカーを紹介

それぞれの設備をリフォームする際のポイント

それぞれの設備をリフォームする際のポイント

トイレや浴室、洗面室、キッチンなど、それぞれの設備をリフォームするにあたり、あらかじめ知っておくべきポイントがあります。リフォームで失敗しないためにも、どんなポイントがあるのか確認しておいてください。

【トイレ】

まずは、トイレをリフォームする際のポイントを紹介します。トイレを快適に使用できるような空間にするためにも、どのようなポイントに気を付けるべきか参考にしてください。

トイレの広さとのバランスに注意

トイレをリフォームするうえで、注意しなければならないのが空間に合わせることです。トイレをリフォームするなら、空間の広さとバランスを見極めなければなりません。スペースに合わせて便器を配置しないと、使い勝手の悪いトイレになってしまう可能性があります。

便器のほかにも、タオル掛けの位置や電源の位置にも注意が必要です。それぞれ、今までの場所と大きく変わってしまうと、違和感を覚える原因となります。トイレをリフォームするときには、広さとバランスを見ながら、使い勝手のいい配置を探してください。

トイレの配管の種類も要確認

トイレをリフォームする前に、配管の種類を把握しておく必要があります。トイレの排水には大きく「壁排水」と「床排水」があります。それぞれ配管の特徴が異なるので、事前に調べておき適切なリフォーム計画を立てなければなりません。マンションであれば、床排水がほとんどです。しかし、壁排水を採用している可能性もあるので、リフォーム前に排水や配管をチェックしてください。

【キッチン】

キッチンはリフォームする部分が多い場所ですが、隣接するリビングとの関係も視野に入れたうえで計画する必要があります。キッチンをリフォームする場合は、どんなポイントに着目すればいいのか見ていきましょう。

ガスと電気の容量に注意

キッチンをリフォームするなら、ガスと電気の容量には十分な注意が必要です。マンションなどの集合住宅は、建物全体のガス・電気の供給量に制限が設けられていることがあります。場合によっては、IHヒーターや食洗器などを取り入れられない場合があり、希望通りのリフォームができないかもしれません。キッチンのリフォームでIHヒーターや食洗器の導入などを検討しているなら、住んでいるマンションの管理組合や管理会社にガス・電気の容量を確認してください。

リビングとのバランス感

キッチンはリビングの空間に大きく影響する場所です。キッチンリフォームでは、リビングスペースも考慮して計画しなければなりません。広々としたキッチンにしたいとき、リビングスペースの一部を削るという選択肢があります。しかし、この場合キッチンが広くなっても、リビングが狭くなってしまうという難点があるのです。

リビングは一日の中でも比較的長く過ごす場所です。むやみにリビングスペースをキッチンに使ってしまうと、くつろげなくなってしまうかもしれません。キッチンを広くするリフォームでは、リビングにどれくらい影響するのかをしっかりと確認したうえで検討する必要があります。

【浴室】

浴室は、身体の汚れを落とすだけでなく、一日の疲れを癒す場所でもあるので、リフォーム計画は慎重に立てなければなりません。浴室リフォームを成功させるためにも、次のポイントをチェックしてください。

在来工法とユニットバスの違いを確認しておく

浴室リフォームを計画する前に、「在来工法」と「ユニットバス」について正しく理解する必要があります。在来工法とは、使用する材料やデザインなどの自由度が高い工法のことです。浴室空間にこだわりたいなら、在来工法がおすすめです。ただし、断熱性が低いことや費用が高額になりやすいというデメリットがあるので注意しなければなりません。

ユニットバスは、断熱性及び機能性、防水性などに優れた浴室タイプのことです。工場で組み立てたパーツを使用するので、在来工法よりも浴室リフォームの自由度は劣ります。マンションであれば、多くの場合ユニットバスを採用しています。

在来工法からユニットバスへと変更するなら、浴室が狭くなってしまう可能性があることを覚えておいてください。リフォーム前に床面積や浴室タイプを明確にしておき、適切なリフォームを見極めることが大切です。

設備素材は機能性とデザイン性のバランスが大事

浴室リフォームで、新たな設備素材を取り入れるにあたり、選び方のポイントを把握しておくと失敗しにくくなります。設備素材を選ぶときには、機能性とデザイン性のバランスを見る必要があります。浴槽や壁、床、天井などは「どんな素材を使用するのか」で迷ってしまいがちです。デザイン性を重視しすぎたり、機能性を重視しすぎたりすると、いざリフォームが終わって使用するときに違和感や使い勝手の悪さを感じるかもしれません。

【洗面所】

洗面台は大きく「システムタイプ」と「ユニットタイプ」のふたつがあるので、どちらが自分に適しているかを把握しておかなければなりません。システムタイプの特徴は、洗面ボウルやカウンター、キャビネットなどを自分好みにカスタマイズできること。それぞれの素材や色、デザインを自由に選べるので、洗面台にこだわりたい方におすすめです。

ユニットタイプは、規定のサイズで作られている洗面台です。洗面ボウルやカウンター台、キャビネットなどはすでに決まっているので自分で選ぶことはできません。

洗面所にも種類がある

洗面所にはいくつか種類があるので、どのようなタイプが自宅に合っているかをイメージして検討することが大切です。洗面所の種類は大きくふたつに分けられます。それが「専用タイプ」と「多目的タイプ」です。専用タイプは洗面台と収納スペースだけで構成したシンプルな空間であるのに対し、多目的タイプはパウダールームや脱衣所としても使えるように構成します。ライフスタイルと照らし合わせたうえで、どちらにするかを選んでください。

水回りのリフォームの費用を抑えるためのポイント

水回りのリフォームの費用を抑えるためのポイント

水回りのリフォームは決して安価ではありません。そのため、少しでも費用を抑えたいと考えるものです。ここからは、水回りのリフォーム費用を抑えるためのポイントを解説します。

複数のリフォーム会社に相見積もりをとる

水回りのリフォームを実施するときには、1社に絞って依頼せずに、2社以上の会社から見積もりをとってください。相見積もりをとれば、それぞれの会社の金額やサービス内容を比較できます。見積内容が魅力的なリフォーム会社を探せるので、必ず2社以上から見積もりをとるのがおすすめです。

設備のメーカーにはこだわらない

水回りのリフォームを実施したいときには、設備のメーカーにこだわらないほうが費用を安く済ませやすいものです。水回りのメーカーにはTOTOやLIXILなどの有名メーカーがあります。希望するメーカーがあるかもしれませんが、メーカーによって価格差があるのが事実です。希望するメーカーよりも、ほかのメーカーのほうが安い場合があるので、妥協できるポイントがないか検討してみてください。

まとめてリフォームするとさらにお得に

水回りのリフォームは、複数個所をまとめて行うのがおすすめです。トイレやキッチン、浴室などを1箇所ずつリフォームするよりも、まとめてリフォームを依頼したほうがトータル金額が安くなります。「いずれは複数の水回りをリフォームしたい」と考えているなら、思い切って一度に水回りを一新したほうが、長い目で見るとお得です。

リフォーム前に管理規約にしっかり目を通す

マンションの水回りをリフォームするなら、管理規約の存在を忘れてはいけません。マンションの場合、戸建てとは異なり「管理規約」があります。管理規約に違反するような水回りリフォームを行ってしまうと、管理会社とトラブルになる可能性があります。もしかしたら、リフォームをやり直さなければならない、という事態に陥ってしまうかもしれません。無駄なお金を払わなくて済むよう、前もって管理規約の内容をしっかりと確認しておくことをおすすめします。

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公開日 2020年12月3日
更新日 2020年12月3日

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